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「1ポジジョンだけで弾く! 22」カルリ作品  38番! ト長調ワルツ。下降スラーが出てきます。


爽やかなワルツです。個人的には好きな作品。

爽やかさは3小節の10度のパッセージが出てくるかもしれません。

アルペジオになったり、バスの下降と共に3度の和音がついてきたり

右手も表情豊かに書かれています。


下降スラー



このカルリシリーズOp.241ではほとんどスラーは出てきませんでしたが、

この作品には、わずかにスラーが出てきます。

冒頭の3小節目に当たります。

2弦をスラーしますが、レの音だけ打弦し、

3の指で1弦にアポヤンドするように左手で操作しましょう。

ポイントは1弦に触れてもいいと思うと、とても楽にできます。



オクターブの上行と下降はシンプルに。


4段目のフィーネ後のオクターブの(8度)

左手が慣れないうちは難しいので、

右手は、親指と人差し指の交互でシンプルにして演奏しましょう。

そうすると、左手に集中できます。



重音の大事さ


何度も書いていますが、重音はとても大切でギターの基礎を握っています。

3度、6度、8度、そして10度、これを練習すると、とても早く構造が見えてきます。

また、日課練習にも重音の練習はアップしますので

皆様にお使いいただけたらと思います。


この作品も、時折2ポジションに移ることが出て参りますが、

基本的には1ポジションの作品として掲載しています。

ポジションが移動するときは、運指を楽譜に書いていますので、

ご参照ください。


No. 38.   Walze


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