ひとつの指に ひとつの音(左手)


ひとつの指にひとつの音


ギター演奏の基礎には、
左手の「ポジション」という概念があります。


これは、人差し指の位置が基準となり、
その位置によって他の指が受け持つ音域が
自然に決まるというもの。


この考え方を覚えると、
ギター演奏が驚くほど楽になり、
楽譜を読むのもスムーズになります。




ポジションの基本



まず、人差し指がどこに置かれているかで
「ポジション」が決まります。

たとえば、人差し指が3フレットにある場合、以下のように各弦の音が決まります。

(人 中 薬 小)

1弦:(G   G#   A   A#)


4弦:(F  F#   G   G#)



これが「3ポジション」の状態です。

ポジションを理解すると、
音程の把握が楽になるだけでなく、

楽譜にもポジションを示す記号を加えることで、演奏がスムーズになります。




ポジションの記号




エフォートレスギターでは、
このポジションを

漢字で表します。



3ポジションなら「三」

5ポジションなら「五」と書きます。



なぜ漢字なのか?

一般的にポジション記号は
ローマ数字で表されます(Ⅲ、Ⅴなど)。

しかし、ローマ数字は楽譜上で
読み慣れていない人にとって直感的ではなく、特にテンポに入ると瞬時に認識しづらいという欠点があります。

そこで、エフォートレスギターでは漢字を
採用し、直感的で親しみやすい楽譜作りをしたところ読みやすさが、格段に向上しました。





日課練習とポジション



ポジションの動きを自然に身につけるには、
日課練習が欠かせません。

「日課練習」とは、同じ練習を毎日反復し、
無意識化(自動化)を目指す練習法のことです。


例えば:

楽譜を見ながらポジションを切り替える練習


左手の各指が自然に動くようにする基礎練習



これを繰り返すことで、
ポジション移動がスムーズになり、
演奏中の集中力を他の部分に使えるようになります。




押さえるべきポイント


ポジションの考え方を活用するためには、
以下を意識してください


1. 人差し指を基準に考えること

ポジションは「人差し指の位置」
で決まります。
楽譜に書かれたポジション記号を見たら、
その位置に人差し指をもっていくのを
習慣化しましょう。



2. 自分の手の大きさを知ること

手の大きさによって、
ポジションの使い方が変わります。
まずは自分の指の動きや届く範囲を理解することが大切です。



3. 拡張と縮小の動きに慣れること

実際の曲では、ポジションを超えた指の動きが求められる場合もあります。
これをスムーズに行うために、反復練習で体に覚えさせることが重要です。

拡張と縮小は腕で行います。





まとめ



ポジションの概念を理解すると、ギター演奏が格段に楽になります。

エフォートレスギターでは、
ポジション記号を使った練習や、
無理のない日課練習を通じて「楽に弾ける」
演奏を目指します。



まずは、
左手の全体量の把握からはじめましょう。


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