エフォートレスギターの実践(まえがき)
エフォートレスギター実践をさらに深めるための準備として、
新しい取り組みをご紹介しようと思います。
カルリの「Op.241」。
この作品は、ギターを楽しむ人なら一度は
触れてほしい珠玉の練習曲集です
しかし、日本では残念ながら
普及はしておりません。
クラシックギターの巨匠、
フェルディナンド・カルリが、
息子のために書いたとされるこの作品集は、
シンプルながらも奥深い。
誰でも無理なく進められる
工夫が凝らされていて、
まさにエフォートレスギターの理念に
ぴったりなんです。
なぜカルリの「Op.241」なのか?
カルリは、ギター教育の先駆者
として知られています。
有名なカルカッシギター教本も、
先輩であるカルリを見本に、書かれました。
彼の楽曲はただ美しいだけではなく、
学びながら演奏する楽しさを体感できる構造になっています。
この「Op.241」は、初心者から中級者までが
無理なくステップアップできるよう、
練習課題が緻密に組み立てられています。
しかも、現代の教則本に比べて演奏が無理なく進む点が魅力的。
ギターの楽しさを最大限に引き出しながら、
基礎をしっかり固めることができるのです。
エフォートレスギターのアプローチ
この「Op.241」を使って、エフォートレスギターならではのアプローチを加えます。
ただ弾くのではなく、
「楽譜を遅く読む」
「右手の自然な運指」
「左手のポジションの意識」など、
僕がこれまで話してきたエッセンスを取り入れていきます。
たとえば、
左手では横型配置を意識し、
最小限の動きで効率的に弦を押さえる方法を試してみてください。
また、
右手は親指と他の指の連携『同時打弦』
をしっかり練習し、
フォームを崩さずに弾き続ける技術を磨きます。
ギターの技術の
難しさを感じる
核は何か?
次回以降、この「Op.241」の一部を実際に取り上げ、
練習の具体的なステップを紹介していきます。
もちろん、全ての楽譜を演奏する必要はありません。
あなたのペースで、楽しく進めてくださいね。
エフォートレスギターは、何よりも「楽」であることが大切です。
このメソッドが、皆さんのギターライフを
もっと楽しいものにできたら、とても嬉しいです。。
次回は、具体的な練習法を解説していきます。お楽しみに!