【医療業界】数式で患者の次回診察日を自動設定する方法

2025年2月26日 23:13

Salesforceの数式を活用すれば、患者の次回診察日を自動的に設定し、医療機関の予約管理を効率化できます。本記事では、DATE(), TODAY(), IF(), CASE() などの関数を活用し、次回診察日を自動計算する方法を解説します。

1. 定期診察のスケジュールを自動計算

患者の診察間隔に応じて、次回の診察日を自動設定できます。

【例1: 30日後に次回診察日を設定】

DATE(YEAR(Last_Visit__c), MONTH(Last_Visit__c), DAY(Last_Visit__c)) + 30

Last_Visit__c（前回診察日）から 30日後を自動計算

【例2: 診察間隔が異なる場合（30日, 60日, 90日）】

CASE(
  TEXT(Visit_Frequency__c),
  "Monthly", Last_Visit__c + 30,
  "Bi-Monthly", Last_Visit__c + 60,
  "Quarterly", Last_Visit__c + 90,
  NULL
)

Visit_Frequency__c（診察間隔）に応じて診察日を設定

2. 患者の状況に応じた診察間隔の調整

患者の病状によって、次回の診察日を調整することも可能です。

【例3: 重症度に応じた診察間隔の設定】

CASE(
  TEXT(Severity__c),
  "High", Last_Visit__c + 14,
  "Medium", Last_Visit__c + 30,
  "Low", Last_Visit__c + 60,
  Last_Visit__c + 90
)

Severity__c（病状の重症度）によって診察間隔を変更
重症度 High → 14日後
重症度 Medium → 30日後
重症度 Low → 60日後
それ以外 → 90日後

3. 休日・休診日を考慮した次回診察日の設定

次回診察日が休診日に当たる場合、自動的に翌営業日に調整できます。

【例4: 休診日（例: 土日）を避けて診察日を設定】

CASE(
  MOD(DATE(YEAR(Last_Visit__c), MONTH(Last_Visit__c), DAY(Last_Visit__c) + 30), 7),
  0, Last_Visit__c + 32,  // 日曜 → 火曜
  6, Last_Visit__c + 31,  // 土曜 → 月曜
  Last_Visit__c + 30
)

Last_Visit__c から 30日後が土日なら翌営業日に変更

4. 緊急患者向けの診察間隔を短縮

特定の患者は、定期診察ではなく短期間での診察が必要になることがあります。

【例5: 緊急患者は7日後、それ以外は通常の診察間隔】

IF(
  Emergency__c = TRUE, Last_Visit__c + 7,
  Last_Visit__c + 30
)

Emergency__c（緊急フラグ）が TRUE なら 7日後
それ以外は 30日後

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Salesforceの数式を活用することで、次回診察日を自動計算し、医療機関の予約管理を最適化できます。

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