【業務効率化】Salesforce数式で営業成績を自動計算する方法

エフィナス

2025年2月23日 01:52

Salesforceの数式（Formula）を活用することで、営業成績の自動計算が可能になります。これにより、手作業での計算ミスを防ぎ、営業チームの業務を効率化できます。

本記事では、Salesforceの数式を使って営業成績を自動計算する方法を詳しく解説します。

1. 営業成績の自動計算に数式を活用するメリット

リアルタイムで成績を計算 → データが変更されると即時反映
手作業の計算ミスを防ぐ → ヒューマンエラーを削減
レポートやダッシュボードで簡単に可視化 → データドリブンな意思決定を支援

2. 基本的な営業成績の計算数式（適用オブジェクト＆フィールド）

① 売上合計の計算（商談オブジェクト - Opportunity）

適用項目: Amount（商談の金額）、Quantity__c（数量）

Amount * Quantity__c

Amount（単価）に Quantity__c（数量）を掛けて売上を計算。

② 売上達成率の計算（商談オブジェクト - Opportunity）

適用項目: Closed_Amount__c（成約金額）、Target_Amount__c（売上目標）

(Closed_Amount__c / Target_Amount__c) * 100

Closed_Amount__c（成約金額）を Target_Amount__c（売上目標）で割り、達成率（%）を計算。

③ 月間売上の算出（商談オブジェクト - Opportunity）

適用項目: CloseDate（商談終了日）、Amount（金額）

IF(YEAR(TODAY()) = YEAR(CloseDate) && MONTH(TODAY()) = MONTH(CloseDate), Amount, 0)

CloseDate が今月のデータのみ Amount を加算し、その他は 0 にする。

④ 営業パフォーマンスのスコアリング（商談オブジェクト - Opportunity）

適用項目: Amount（商談金額）

IF(Amount > 100000, "Sランク", IF(Amount > 50000, "Aランク", "Bランク"))

商談の金額に応じて、営業パフォーマンスをランク分け。

⑤ 案件の成約確率を算出（商談オブジェクト - Opportunity）

適用項目: StageName（商談ステージ）

IF(StageName = "Closed Won", 100, IF(StageName = "Proposal", 70, IF(StageName = "Negotiation", 50, 10)))

商談のステージに応じて成約確率を設定。

3. よくある営業成績の計算式

① 営業担当者ごとの平均売上（ユーザーオブジェクト - User）

適用項目: Total_Sales__c（総売上）、OwnerId（担当者）

Total_Sales__c / COUNT(OwnerId)

Total_Sales__c（総売上）を担当者の数で割り、平均売上を算出。

② 顧客のLTV（ライフタイムバリュー）計算（取引先オブジェクト - Account）

適用項目: Total_Revenue__c（累計売上）、Total_Deals__c（取引件数）

Total_Revenue__c / Total_Deals__c

Total_Revenue__c（累計売上）を Total_Deals__c（取引件数）で割る。

③ 平均リードコンバージョン率（リードオブジェクト - Lead）

適用項目: Closed_Won_Leads__c（成約リード数）、Total_Leads__c（全リード数）

(Closed_Won_Leads__c / Total_Leads__c) * 100

Closed_Won_Leads__c（成約リード数）を Total_Leads__c（全リード数）で割る。

4. 数式を適用する手順

「設定」→「オブジェクトマネージャ」→「対象オブジェクト（商談・リード・取引先）」 を開く。
「数式フィールド」を新規作成 し、適用するフィールドを設定。
上記の数式を入力し、「保存」 をクリック。
動作テストを行い、ダッシュボードやレポートで活用する。

5. まとめ & Udemy・会社HPの紹介

Salesforceの数式を活用することで、営業成績を自動計算し、リアルタイムでデータを可視化することが可能 です。売上合計、達成率、成約確率などを自動計算し、営業チームのパフォーマンスを向上させましょう。

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Salesforceの数式を適切に活用し、営業成績の管理と業務の効率化を進めましょう！