「読む」だけで終わりにしない読書術を読んで
こちらはYouTubeで「本要約チャンネル」を運営されているyoutuberさんの著書です。
本の選び方や本に書かれている内容をしっかりアウトプットする方法などが分かりやすく記載されてます。
本は読んでいるけど身についている気がしない...と考える人などにおすすめの一冊です。
1.目的型読書
本屋でたまたまタイトルが気になって買ったらすごく良かった。という経験はあるかもしれませんが、時間とお金を効率よく使うための読書術が「目的型読書」です。
①自分がどういった目的でどういう本を読みたいか、まず考えます。
②昨今ではネット上で要約サイトや口コミを簡単見れる時代ですので、気になった本を事前に調べて、自分の目的と合致しそうか確認してから購入します。
たったこれだけで、効率よく読書をする事に繋がります。
2.ドーパミン読書
本を買ったら、その熱意が冷めないうちに早く読みましょうというシンプルなものです。
快楽物質であるドーパミンは
・モチベーションが高まっているとき
・好奇心が働いているとき
・新しいことを始めるとき
・楽しい事をしているとき
・目的を達成したとき
・他人からほめられたり感謝されたりしたとき
などに分泌されます。
余談ですが、ギャンブルやゲームをしている時や美味しいものを食べている時にも分泌されるため、これらは依存性があります。
本を買った時は誰しも何らかのポジティブな感情が生まれていると思うので、「鉄は熱いうちに打て」ではないですが、少しでも時間を見つけて読む事が良いのではなでしょうか。
3.ランニング読書
文字通りですが読書前に5分間ランニングをするというものです。
集中力を高めるためには
・姿勢を正しく保つ
・胃に負担のかかるものを食べない
・カフェインをとる
・邪魔にならない程度のBGMを流す
・質の高い睡眠をとる
など多数あります。
また運動も先ほど述べたドーパミンが分泌をされますが、ドーパミンには集中力を高める効果もあります。
集中力のない中でダラダラと本を読むよりも、集中して短時間で本を読んだ方が身にもなりますし、時間も効率的に使えます。
ちなみにダイエットのための有酸素運動であれば1日30分くらいが良いとされています。
4.能動型読書
メモを取りながら本を読む、もしくは本を読んだ後に感想をメモするという読書術です。
まさに今の私ですね。
本は読んだものの内容はあまり覚えていないという経験はないでしょうか。私はめちゃめちゃあります。
本に書かれてある内容をしっかり実践するという意識がなければ、せっかく本を読んだのに時間の無駄となってしまいます。
メモを取ったりや感想を書いたりとアウトプットすることで定着するたけではなく、本の内容がボヤケテきた際も見返す事ができ、一石二鳥となります。
5.分散型読書
「本を読みたいけど時間がない」という方は多いと思います。
どうしても1度でまとまって本を読みたいと考えがちですが、1日15分でも読書をすれば、1週間で2時間弱の時間を確保することができます。
通勤時間を利用する(私は乗り物酔いがひどいのでできませんが)。SNSを見る時間を削減する。少し早起きする。など何かしら工夫をすることで時間は工面できると思いますので、自分の1日のスケジュールを見直してみましょう。
ちなみに記憶力がもっとも高くなるのは起床して3時間後、知的な作業がはかどるのは起床して4時間後だと言われているそうです。
6.マインドセット読書
人間は至ってシンプルで「自分の能力は自分の努力で伸ばせる」とポジティブに考える事で成長を続ける事ができるようです。ネガティブな考えは停滞を招きます。
「心が変われば行動が変わる 行動が変われば習慣が変わる 習慣が変われば人格が変わる 人格が変われば運命が変わる」
という有名な言葉もありますが、これも同様で大元にあるのはマインドセットです。
自分が目的を持って選んだ本に書かれてある事の中から、1つでも実践して成功体験を積み重ねる事が自己肯定感にも繋がります。
7.レコーディング読書
いくら実践しても変化が実感しづらい時に活躍するのが、このレコーディング読書です。
①本にかかれているメソッドを実践する
②実践したメソッドについて3w1h(what,when,where,how)で記録する
これを繰り返す事で自分に合ったメソッドが何かを確認することができます。
さまざまな人が様々な著書等でおすすめのメソッドを紹介していますが、そのメソッドが自分に合うかはやってみないとわかりません。
しっかり自分で実践して自分で効果を実感する事が大切です。
この本に記載されている読書術は以上です。
このほかにも著者がレコーディング読書で実践して、効果的であった事なども記載されています。
本を読む前に本の読み方を勉強して、時間を有効活用できるようにしましょう!
参考文献:「読む」だけで終わりにしない読書術 著者:本要約チャンネル
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