好きなことを仕事にするのは最高に難しい
皆さんこんにちは!
Efiic編集部通称ワタクシです!
もう6月も半ばに差し掛かってきて、暑い日もだんだん増えてきましたね!体調管理には気をつけて、日々楽しく過ごしていきましょう!
さて、今回のテーマは「好きなことを続けることの大切さと難しさ」というテーマでお送りします。
皆さん、好きなことはなんですか?
例えば、写真を撮ること、楽器を弾くこと、家族との団欒の時間、友人と話す時間、スポーツをすることetc…様々なことがあるかなと思います。「好きなことを仕事にする」や「はたらいて、笑おう」といったコピーも最近よく見られるようになってきました。
では、「好きなこと」を続けることって本当に大切なのか?そもそも「好きなこと」を仕事にしていいのか?というテーマに関して、考えていきたいと思います。
そもそも好きなこととは?
簡単に言えば、
・興味がある
・知りたいと思う
・ワクワクする
といったプラスの感情を持つ対象を「好きなこと」だと定義付けできると思います。例えば、旅行や音楽や写真や料理etc…。
心理学における様々な研究結果として、人が何かしらの行動を取るときのモチベーションとして、下記2つのモチベーションが存在する、と言われています。
・内発的動機づけ
・外発的動機づけ
内発的動機づけは、人からとやかく言われることなく自分から進んで行うこと、お金のためでもなくやりたいからやること、と定義されています。
それに対し、外発的動機づけは、人から怒られたくないからやる、お金のために行う、などといった自分以外のところを行動の依拠とするものです。
例えば、写真を撮る、という行為1つとっても「撮りたいから撮る」なのか「お金を稼げるから撮る」かによって、モチベーションの源泉は全く異なったものとなります。つまり、「自分」という軸で「面白いから」「楽しいから」という心の動きをモチベーションにできること≒好きなこと と言えますね。
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好きなことを続けることの大切さ
好きなこととは何か?ということについて考えた後に、好きなことを続けることの大切さについて考えたいと思います。
就職活動などで「あなたの好きなことはなんですか?」と聞かれたり、初対面の人と話すときに「どんなことが好きなんですか?」という会話をすることは多いですが、その好きなことを続けること、について考えている人は少ないのかなと感じます。
結論から言うと、私が思うに好きなことを続けることは大切だと思います。
「好きなこと」は生きる上で非常に大きなモチベーションとなります。例えば、「今週末旅行に行くから今週の仕事は頑張れる!」と思えたり「帰ったら好きなゲームができるから今日の仕事を頑張れる!」などなど、日々の活力になり得ます。私は写真を撮ることが好きなので「仕事で良い成績を出してあの機材を買おう!」と思ったり「早く仕事を終わらせてこの前撮った写真の編集をしよう!」などと考えていたものです。
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好きなことを仕事にしていいのか?
今回の記事で一番お伝えしたいことです。
好きなことを仕事にすることは、すごくしんどいです。
例えば、野球選手やサッカー選手、経営者、音楽家、クリエイター、写真家、アーティストetc…好きなことを続けて大成した人々は四六時中「楽しい」と思いながら仕事ができたのでしょうか。決してそうではないと思います。
私は今、自分の好きなことを仕事にして生活しています。人から「うらやましいですねぇ」「理想的ですねぇ」と言われることも多いです。
ただ、「好きなことを仕事にする」ということをもしするのであれば、大きな覚悟が必要だと思います。以前の記事でも書きましたが、「好きなことを仕事にする」ということは時と場合によって「自分を否定された」と思ってしまう可能性もあります。「趣味」と「仕事」が曖昧になりがちな分野であればあるほど、そういった傾向にあるな、と感じます(例えば、音楽や美術、写真など)。「趣味」と「仕事」の違いという点については、また別の記事で考えていきたいなと思いますが、例えば「写真を撮ること」を例にとって考えてみましょう。
趣味で撮っている分には自分の好きなように作れます。私はモノクロームの写真が好きで(ライカのモノクロームしか撮れないカメラの購入を考えていたほどです!)、写真家で言うと、マリオ・ジャコメッリやマイケル・ケンナが大好きです(どこがどう好きかを書くとえらい長くなる気がするので、また別の機会に 笑)。趣味で撮るときには、カラーの写真なんて一切撮りません。
ただ、仕事で撮る、となると話は全く別です。クライアントが「もっと色がのっているような写真が良い」と言えばその通りにしなければならないし、「もっとインスタ映えするような写真が良い」と言えばその通りにしなければなりません。趣味で自分の好きなことや自分の好きな表現をできていたとしても、仕事においてはその自己表現が不必要なことになり得ることも往々にしてあります。その点は、私自身も仕事をしていて常々感じていることで言いようもなく苦しくなることも多々あります。ただ、その分、自分が作ったものがクライアントに認めてもらえたり、他の人に認めてもらえたりすると、嬉しかったり、やりがいを感じれたりするものです。
「好きなこと」を仕事にすることは誰でもできることではないですし、いくつもの幸運が積み重なって実現できることではありますが、その分「自分は『本当に好きなことを仕事にしたい』のか?」という点をしっかりと考える必要がありますね。
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今回の記事はここまでです!
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次回は「クリエイティブ・ディレクターとは?」というテーマでお送りします!
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参考資料
新潟青陵大学「内発的動機づけ」(http://www.n-seiryo.ac.jp/~usui/yaruki/in2.html 最終閲覧日:2021年06月08日閲覧)