プロキシサーバーとは?
プロキシ(プロキシサーバー)とは、クライアントとサーバーの間に位置し、通信を中継する役割を担うサーバーのことです。以下にプロキシの概要と機能について説明します。
プロキシの概要
プロキシサーバーは、クライアントからのリクエストを受け取り、それを目的のサーバーに送信します。サーバーからの応答を受け取った後、それをクライアントに返します。このプロセスにより、クライアントのIPアドレスを隠し、セキュリティやパフォーマンスの向上を図ることができます。
プロキシの主な機能
匿名性の確保:
クライアントのIPアドレスを隠すことで、匿名性を確保します。これにより、クライアントの位置情報や識別情報がサーバーに知られることを防ぎます。
セキュリティの向上:
プロキシサーバーは、クライアントとサーバーの間の通信を監視し、不正なアクセスやマルウェアの侵入を防ぐことができます。
キャッシュ機能:
一度取得したデータをキャッシュとして保存し、再度同じデータがリクエストされた際に迅速に提供することで、通信の効率を向上させます。
アクセス制御:
特定のウェブサイトへのアクセスを制限したり、アクセスログを取得して監視することができます。
プロキシの種類
フォワードプロキシ:
クライアント側に設置され、クライアントの代理としてサーバーにアクセスします。一般的なWebプロキシとして利用されます。
リバースプロキシ:
サーバー側に設置され、サーバーへのアクセスを制御します。Webサーバーのパフォーマンス向上やセキュリティ強化のために利用されます。
透過型プロキシ:
ネットワークの出入り口に設置され、ユーザーが特別な設定を行わなくても自動的にプロキシを経由するようにします。