YouTubeとYahooニュースコメントに見る日本社会。
YoutubeとYahooニュースのコメントを見比べて見える、日本社会の現実。
こんばんは、オミクロン株が猛威を振るっていますね。
シンガポールでも感染者数が大幅に増えてます。
とはいえ、政府は割と冷静でオミクロン株自体の致死率は高くないので、渡航規制以外に国内での規制に大きな変化はりません。
日本でもだいぶ感染者数が増えていますが、読者の皆様もお気をつけください。
さて、本日ですが、
YoutubeとYahooコメントに見る2つの世界。
というテーマを考えてみたいと思います。
最近、WinWinWinのあっちゃんに関する記事を更新しました。
そこで、普段はあまり見ないのですがネットニュース、主にYahooニュースのコメント読む機会があり、
Youtubeにあるコメントと、Yahooニュースにあるコメントの内容にあまりにも乖離がある。
というより、住む世界が違う。
という感想を得たのでここについて考えてみたいと思います。
●応援のYouTube,批判のYahoo
早速ですが、具体例で見ていきましょう。
直近で配信されたWinWinWin、そして中田敦彦*カジサックに関するコメントを比較してみましょう。
まずは、Youtube
実際にコメント欄を覗いていただくと、殆どがポジティブなコメントだと思います。
牛宮城の動画は、
カジサックとのコラボ動画は、
ほぼ全コメントポジティブなコメント。
ファンによる応援や激励コメントが多いです。
では、全く同じ素材のYahooニュースコメントを見てみましょう。
というネガティブな批判が多いですね。
2つの世界のコメントを比較すると本当に、
別々の世界を行き来しているような感覚になります。
同じ素材、内容を見ても、こうも人は捉え方が異なるのかと、改めて人間の本分を見る気がしますね。
悪い意味で酔うのであまりオススメしません。
●何のために"コメント"はあるのか。
最近で、コメントできるSNS媒体が増えてきました。
Youtube、IG、FB、TikTok、またNewsPicksのようなニュース系アプリでも、読者・視聴者がコメントできるようになっています。
Youtube、IG、TikTokのコメント欄の位置づけはわかりやすいですよね、動画や投稿をみるファンや友人が、
投稿者&発信者とのつながりを持つ。
応援する、激励する。内容にはよっては、必要な批判を通じ、コミュニケーションを行うためにあります。
では、NewsPicksや映画.COMなどのコメント欄の位置づけはと言うと、
専門家による含蓄のあるコメント。
記事の背景や、建設的な批判を通じて読者の理解を深めたり、視座を広げたりするためにあります。
専門家自身は実名か、個人が特定できる上に、読者によるLike等によって正しく評価されます。
では、Yahooニュースのコメント欄は何のためにあるのか。
随分前の記事を拝借すると以下のように説明されています。
ふむふむと、更に読んでいくと。
なるほどー。と、
なんとなく理屈はわかります。
僕は、企業が提供するサービス、また商品において大事なのは”社会性”だと思うんですね。
上記の牛宮城も、あっちゃんと*カジサックの対談も、企業としてのヤフーが、彼らのネタを記事にしたスポニチの記事を更に拝借して、
それによる広告料でヤフーは売上・利益を上げています。
つまり、素材やコンテンツ自体はヤフーが生み出したものではないが、それをネタにしてお金を稼いでいる。
ネタを提供したあっちゃんとカジサックには1円の収入もないでしょう。
であるならば、ニュースを提供し、コメント欄をオープンにしているヤフーには、それによって稼ぐ額に相当するだけの、
社会的価値が求められると思います。
それが上述の”民主主義社会を活性化する”に該当するのだと思いますが、
コメントの80%を30代-40代の男性が占めている点、
同質の批判系コメントが多い点、
において十分に多様な意見を取りれながら多様性を担保できておらず、民主主義社会の実現という点において課題があると思います。
僕は、Yahooがコメント欄を企業としてどう対応していくかは、日本社会の大きな分岐点になると思います。
*ヤフーニュースの月間アクティブユーザーは6700万人。日本人の50%が閲覧している超巨大ニュースサイトです。
●エッジを認める社会
結論から申しますと、僕のスタンスは
●多様性を担保するためにアルゴリズムを変えること。
●ヤフーコメント自体は残しても良いが、残すなら匿名性をなくすこと。
以上が、僕のヤフーニュースに対するスタンスです。
まず1点目、アルゴリズムを変える。
男性30-40代で80%を占めるコメント構成を変える。
ヤフーニュースを見る限り、コメント表示順位はコメントに対する評価の高い順で表示されます。(いいねが多い順)
それでは、母数の多い男性30-40代のコメントが自動的に評価される仕組みなるため、結果として意見に均質性が生まれます。
なので、コメントの評価ではなく、異なる年齢や女性からのコメントを優先配置するなど、アルゴリズムをいじり多様性を担保すること。
次に、匿名性をなくすこと。
僕も、中田敦彦&カジサックの雨上がり対談に対する、
本人達がいない場で話す内容ではない。
という批判はわかります。それこそお金稼ぎじゃないかと。
ただし、あっちゃんは頭がキレるので、WinWinWinの収録を全て終えた上で尚、雨上がりの解散について言及しているということは、
本人も十分にリスクを把握した上で、その上で動画をアップしている。
と、考えるのが妥当でしょう。
批判されるのはある程度織り込んでいる。
今、なんとなくタブーとされているネタだけど、あっちゃんも、カジサックも本人としては、
宮迫さんをサポートするために、自分の信条に従ったやってきた。
それを話して何が悪いのか、世間はどう反応するのか。
ここに対する挑戦だと思うんですよね。
日本人独特の”空気を読む””他人の気持ちを敬う”、悪く言いうと”忖度する”
といった、日本人の独特の価値観に風穴を開けようとしているんじゃないかとも思うわけです。
僕が、匿名性をなくすのを提案するのは、
タブーに踏み込む本人達は、実名で批判に対して責任を取るにも関わらず、
批判を浴びせる側は匿名という構造は、不公平だと思うからです。
要は、本人達は正面突破で第1部隊から銃を構えて戦おうとしているにもかかわらず、応戦する側は塹壕に隠れて相手を撃ち殺そうとしている。
そして、何人ものイノベーター、エッジのある人材が塹壕に隠れた匿名部隊によって撃ち殺されてきた。
それが、日本でイノベーションが起きない本質的な理由ではないでしょうか。
塹壕に隠れた部隊の人たちも、正々堂々と自分の名前を明かし、生産的かつ建設的な議論を行う。
エッジのある人材を陰から批判するのではなく、彼らの挑戦と価値観を認めた上で、公に議論する。
だから、
6700万人のユーザーを抱えるヤフーニュースの決断が、今の日本にとって大きな分岐点になり、
日本社会の価値観、そして民主主義の実現に大きな貢献を果たすことができると僕は思います。
エッジのある人材を認め、彼ら彼女らの挑戦を正々堂々と受け止めて、批判し、議論し、そして応援する。
それが、僕ら1人1人の読者、視聴者にも問われている時代だと思います。
そんな時代流れをなんとなく2つのプラットフォームから感じたのでした。
さてさて本日はここまです。
ご拝読ありがとうございます。
次回は平日に更新したい!
と、思います!
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