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『ペキ君とガサちゃんの性事情〜中出し編〜』読んでみた感想

私は推しに似てる男とズッコンバッコン系ばかり読んでいるのですが、
ペキガサに関しては愛あふれすぎててストーリーよすぎて結局全部読みました。

先に、エロ同人じゃなくてドラマです。

あらすじ

結婚した潔癖症のペキ君とガサツなガサちゃん。
せっかく結婚しているからと、ゴムをつけずにセックスするようになりました。

初めは外に出しつつ、ゴムなしだとすぐ射精してしまうペキ君と長持ちするよう応援するガサちゃんとの微笑ましいセックスだったのですが
次第にガサちゃんは子どもが欲しくなり、妊娠目指して中出しするように。

しかしガサちゃんは妊娠しづらい体質ということもあり、なかなか妊娠はできません。
不妊治療を始めますが、それもうまくいかずガサちゃんの体に負担がかかるばかりで…。

楽しんでセックスしてたころ

潔癖症とかガサツとか、お互いの特徴に配慮しながら愛を育てた相手との結婚生活なんて楽しいに決まってますよね。
初めのうち、ガサちゃんが自分の指や舌でイっちゃう姿に大満足なペキ君が愛いっぱいです。

ゴムをつけずにするようになったころ、すぐイっちゃいそうでなかなか動けないペキ君がかわいい。
性欲がなかったペキ君が、ガサちゃんとのセックスが楽しいんだなってわかる描写でうれしいですよね。

ガサちゃんも我慢しているペキ君をイカせちゃおうと勝手に動くのが無邪気できゅんとします。

子どもが欲しい

ガサちゃんが子ども欲しいと言い出すんですけど、子ども欲しい理由がペキ君のためなんですよね。
これはもう読んでください…書けないよ、ガサちゃんの思いを伝えきれないし。

ペキ君は子どもが欲しいわけではないですが、ガサちゃんの妊活にかなり協力してくれます。
精液検査受けたり、ガサちゃんの体温測定したり、妊活レシピ見ながら料理したり。

妊活、不妊治療ってやっぱりつらさが伴うから夫婦のすれ違いや喧嘩が起きるってよく聞く話ですけど
思いが同じ方向を向いているわけじゃなくてもお互いの幸せを思って協力し合えるのは、本当に愛し合ってる証拠ですよね…。

不妊治療がつらすぎる

私は妊活、不妊治療ともにしたことがないので、子どもにかかわることはつらいでしょう…と漠然と思っていました。
『ペキ君とガサちゃんの性事情〜中出し編〜』では、かなり細かく不妊治療のことが描かれているんですよね。

本当に知識不足すぎて、高額で痛みをともなうことがあるということしか知らなかった…。
命にかかわる場合もあるんですね、ガサちゃんはまさに不妊治療で体調を崩してしまいます。

ペキ君はできるかわからない子どもの命より、ガサちゃんの命が大切。
これは納得だけど、子どもが欲しいガサちゃんにそのことを伝えるのは勇気が要っただろうな。

ガサちゃんが子どもを欲しがっているのには愛するペキ君のための深い理由があって、それと同時に母になりたいっていう思いもあったと思う。

諦めるのはつらいよね。
子どもに関することって本当につらい。

私は妊娠出産諦め人間なので、子どもが欲しくて努力している夫婦は本当に心の底から尊敬します。
なかなか授かれなくて、期待してはまたダメでの繰り返しは効率よく心を破壊されそうだ。

子どもができないこと、誰が悪いってわけじゃない現象の話だからこそぶつける先がないですよね。


「えろを読んでやるでやんす!」と強欲な壺の顔をして購入したんですけど
夫婦の愛、ままならず心身ともにつらい妊活、以前みたいな触れ合いができなくなる悲しさの詰まった回で泣いてしまいました。

最後の最後、2人が笑いあえてよかったです。
傷ついた2人だから幸せになってほしいね。



あとペキガサは作者さんのTwitterとHPでDLsite販売漫画外のストーリーが更新され続けていてやばい。
供給あってうれしいです。

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