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今月の俳句 2021/11

11/30
845.冬浅しあと何回のあの呼吸
844.一人減り今季いちばん凍みて朝
843.「おお寒む」の返事の聞こえぬ冬の朝
842.ゐないのに冬の曙音のして
841.夜明けなる寒しひとり寝部屋の熱
840.思い出す冬のソナタの真夜中ぞ
839.朝起きて寝息確認秋の霜
838.起きなくていい朝迎へ十二月
837.四六時中妻への動き絶えて冬
836.霜月の冷えしベッドに妻はゐず
11/29
835.目覚めれどする事のない冬の朝
834.人工呼吸外せば「寒い」の一言
833.おはように鼾の返事凍みる朝
832.一人いぬ部屋の温みや初氷
831.豆電球消す人の居ぬ夜長かな
830.目覚めれど妻居ぬ褥虫の声
829.ICU無機質音の冬の宵
828.穏やかな小春日和に眠る如
827.冬ざれや心の準備ICU
826.車椅子主のいない膝毛布
825.ICUあと何日の冬の朝
824.突然の別れも言わず十二月
823.小春日や妻やベッドに救急車
822.あの人と会いたいと秋の暮
821.行く秋や番付表の出るを待つ
11/28
820.公園をまとまり走る銀杏たち
819.参道の紅葉トンネル独り占め
818.寺の塀白きを隠し蔦紅葉
817.白鳥や北の大地の彼を待ち
816.白鳥や眠り以外を待ち続け
815.白鳥が飛来のニュースただ一羽
814.渡り鳥ヨドバシカメラ500ミリ
813.ヨドバシに売ってるらしい膝毛布
812.屋上の花壇を巡る膝毛布
811.似合わない選ぶ色柄膝毛布
11/27
810.途中下車千枚漬の祇園路へ
809.小春日や色とりどりのヨガパンツ
808.君は今思いもよらぬ冬の湖
807.ボケし人凩の街何処へと
806.赤い屋根小春日和のヨガダンス
805.木枯しや我を追い抜く大きな葉
804.プラタナス枯葉も走る奈良の街
803.ボール追ふ天竜河原の凩
802.凩や曲がるボールがシュート決め
801.凩やテントをあとにキックオフ
790.十円のもやしも入れて紅葉鍋
789.台所ごとりと鍋や冬初め
788.彩りや蕪の葉っぱのかをり立つ
787.フリーズドライ朝の味噌汁蕪かをり
786.砂塵越す塀校外へ空っ風
11/26
785.北風や砂丘を登る砂を押し
784.崩れゆく北風なき日々の風紋ぞ
783.波返る小春日和の中田島
782.テトラポット伊勢海老を釣り小春の日
781.久々の蕎麦湯飲み干す時すごし
780.次々と山茶花続き裏通り
779.速足や朝日に映えて金盞花
778.憂国忌自習時間の静けさよ
777.憂国忌LINEは見えぬ武器になり
776.憂国忌傷ましき事多かりき
11/25
775.年経れど未だににほふ火事現場
774.綿入れやねだり作らす嫁の声
773.厚着して雪を語るや予報官
772.寒気来る天気予報に蒲団出す
771.空白の書かぬ頁も日記買ふ
770.空っ風砂塵かたまり校外へ
769.からはずも風のやわらぎ虎落笛
768.空っ風雨戸を終夜鳴らす奴
767.犬の如雪を歓ぶ三姉妹
766.雪しらぬ夫をかすめて雪の舞ふ
765.風花やゆられゆられて昼下り
764.耳元のフードに消えぬ雪模様
763.鋲鳴らし月の照らした凍る道
762.乗り遅れ今朝は走れぬ霜の花
761.靴下のもう片方が霜の朝
11/24
760.温くないカーボンヒータ故障し
759.手に温し羽毛布団の安売りぞ
758.PAYPAYや忘年会費細かくて
757.忘年会会費集めてPAYPAYで
756.PAYPAYの扱い慣れて歳末を
755.白抜きの歳末セール赤き旗
754.菰巻を左に見つつ箱根坂
753.冬の朝迷いペダルや山の奥
752.宵の口蜜柑一箱電話あり
751.洗髪のすすぎの湯無く浅き冬
750.湯沸し器突然故障凍てし夜
749.教師にも口を塞がす寒き朝
748.寒風や薄きジャージー突き抜けて
747.小雪や墨染の行き薄暗き
746.墨染の歩くあと追ひ雪の舞ふ
11/23
745.崖の上校舎の窓に冬の海
744.空っ風堤防の上立小便
743.堤防の自転車揺らし空っ風
742.空っ風白バイすくみキップ切る
741.霜柱砂利道固め坂の上
740.影映す吊るす大根右に見て
739.大根に我が影見たり吊るすはず
738.はず並ぶ姫街道を北へ行き
737.新嘗祭暇つぶし行く餅投げ
736.新嘗祭昔境内埋め尽くし
735.紅葉狩珈琲かをり靑シート
734.紅葉路や五重の塔を目掛け行き
733.門前の「乃木そば」招き鴨の汁
732.墨染の歩く脚あと小雪舞ふ
731.門々へ托鉢の僧小雪舞ふ
11/22
730.空っ風分離帯迄流されて
729.空っ風自動車学校窓を開け
728.空っ風押し戻す鴉授業中
727.授業中渡り廊下の冷たさよ
726.霜柱白き茎立通学路
725.ザクザクと運動靴で霜柱
724.ごつごつと凍る砂利道タイヤ轢く
723.初霜や曇らすワイパー益々と
722.空っ風自販機の隣バス停
721.缶コーヒー冷めて「ただいま」冬夕焼
720.木枯しや到着時刻未だありき
719.無人駅修行の如き冬最中
718.人群れて冬の停車場人の散り
717.鴨の群れ天使の梯子やがて来て
716.怖がりの走るお使い無月道
11/21
715.はんぺんの安売りで知り恵比須講
714.お座敷にお膳揃えて恵比須講
713.恵比須講さくらごはんと泳ぐ鮒
712.大根の大切り占めて恵比須講
711.紅白のはんぺん並べ恵比須講
710.ファンファーレ仮装行列スキー場
709.頬冷やし雪の緞帳開くを待つ
708.スキー場人待つ宵のシルエット
707.水光る湾処に休み河鵜かな
706.銀杏シャワー大女優浴ぶ古刹かな
11/20
705.大学へ銀杏敷き詰め誘導路
704.手の平に輻射の温き落葉焚き
703.朝曇線路は残り初霜ぞ
702.虎落笛駅名標識木製
701.凍りつくホームに降りる鳥もなく
700.窓の外手編みマフラー追い越して
699.満員の白き手袋君のゐて
698.コンポスト落葉変わらずいつまでも
697.落ち葉は燃えるゴミへ腐葉土は買ひ
696.焼却炉落葉の色の煙色
695.温かき落ち葉スキーの柔らかさ
694.揺動き落葉キャッチの大樹下
693.落ち葉中大地の窓の青い空
692.離れても落ち葉遊びの日々想ふ
691.人工雪ライトの照らす待ちし人
11/19
600.降雪機宵の光に噴き上げて
599.水光り釣り上げられて冬の鯉
598.息してる冬の川より釣し鯉
597.崖の上手を取り合って冬の滝
596.水中の泡吹く会話冬の湖
595.小説や二人飛び込む冬プール
594.掃除機の排気温とし寒き夜
593.床の間の達磨の裸寒き朝
592.一陽来復軸を変えたり床の間へ
591.石を投ぐ十一月の竹林へ
590.ひと時の山茶花の道独り占め
589.冬晴れや富士眺む丘登り着き
588.冬凪や午後の散歩へスマホ切り
587.冬ざれや主の消えてまた更地
586.ゴツゴツとどんぐり潰しタイヤ振れ
11/18
585.生乾き芋茎を干す軒の下
584.温くとめて冬の始めのひよこたち
583.冬立つ日母はそこぼう足袋の穴
582.座敷にも何も置かない冬初め
581.冬茜すれ違う瞳塾の友
580.秋の色スカート揺らしビルの風
579.ショーウインドー秋色に染む化粧品
578.風の中おでんの屋台開店す
577.コップ酒溢れこぼれんん暮の秋
576.肌寒し火傷しそうなコップ酒
575.AWACS秋の夕日に着陸へ
574.高速道秋の夕焼け観覧車
573.見下ろして秋の夕日のロープウェイ
572.秋夕焼け誰もゐない海辺に唄
571.行く秋や浜辺の貝の片想ひ
11/17
570.耳鳴りや三季コーラス秋の朝
569.行く秋や隣りの犬の声太し
568.秋の砂掘れど掘れども貝はゐず
567.中田島風紋流る秋の風
565.秋の浜流れ大木モニュメント
565.秋日和渚にころり異文字壜
564.風紋に溶けて足跡秋行きぬ
563.防波堤秋風避けて肉を焼き
562.膝まくり渚の秋の水ながれ
561.秋の海防潮堤の向こう側
11/16
560.神の留守ヒント積めどもおりて来ぬ
559.初冬や虫歯の疼く塾の道
558.蘆の葉の掴む雀の揺れ動き
557.誘われて日帰り旅へ紅葉山
556.糖尿病食欲の秋過ぐを待ち
555.風強し九州場所の気忙しさ
554.ラヂオ聴く皆それぞれの冬の夜
553.冬浅しじっとしていろ足のタコ
552.足の爪こむら返りの冬はじめ
551.髭剃りのおゆのゆらめき小春かな
11/15
550.透かし見て庄屋の垣根秋日和
549.なんやかや近所迷惑去りぬ秋
548.家壊し悪女も消えて秋の暮
547.釣瓶落とし解体工事もう済みて
546.椎の実や風の抜け道耐えて行き
545.枝払ひ昔の姿なき銀杏
544.菩提寺の色はついたか大銀杏
543.はらはらと光ばらまき大銀杏
542.探せどもこれは落とさぬ大銀杏
541.参道の欅絨毯履き丸め
540.鬱蒼と庄屋の森の鵙の聲
539.皸や溜まるお茶碗流し台
538.小春日やテストコースの砂埃
537.駅伝の練習揺すり空っ風
536.冒頭句投稿忘れ木の葉髪
11/14
535.もう来ない秋の京都の人生路
534.京の秋宴会を抜けライトアップ
533.秋桜を掠めトロッコ崖の上
532.秋気澄む保津川下り下に見て
531.西日差す柿のたわわな垣根越し
530.秋冷や似た顔に逢ふ念仏寺
529.バス二台三千院の紅葉狩り
528.ひえびえの手揉み君待つ京都駅
527.崩れ行く紅葉筏が渡月橋
526.紅葉映え記念写真の嵐山
525.紅葉舞ふ哲学の道ひとり行く
524.参道を隠す紅葉や法然院
523.詩仙堂白い山茶花散り始む
522.猪おどし余韻残して詩仙堂
521.詩仙堂喧噪の中猪おどし
11/13
520.紐だけを小春日和の犬を追ひ
519.小春日や犬は何度も振り返り
518.冬立つ日上野公園枯葉去り
517.冬めく日西郷どんは下駄ばきで
516.浅き冬東京駅の待ち合わせ
515.冬来る京急線の窓の露
514.秋行けど波は変わらず城ヶ島
513.新宿の餃子五個だけ冬の旅
512.行く秋や君に会いし日想ふ日々
511.行く秋や空白続く日記帳
11/12
510.冬隣り保険証明ぼつぼつと
509.花萎れアサギマダラの吸いしあと
508.週刊誌読書週間持って行き
507.残り香や先頭の人蜜柑剥く
506.食放題みかん畑の一休み
505.大立ち合い蘆の河原のロケの音
504.冷蔵庫秋の果物いろいろと
503.札つくか吾の作品菊花展
502.ふりかけの味を変えたし暮の秋
501.人生はポイント集めと紅葉狩り
11/11
500.そそくさと歩きポイント紅葉狩り
499.ロケ隊と紅葉を眺む去年のこと
498.大女優山門より見上ぐ銀杏
497.紅葉寺逃げ込む先にロケ隊が
496.犯人は紅葉のなかへ逃げ込みて
495.紅葉山幼子渡り四つん這い
494.築山の紅葉の誘ふ石の橋
493.紅葉前線青々ととして無視の寺
492.秋の晝新車カタログ開く風
491.通帳の桁がたりない冬立つ日
11/10
490.秋の果てナンバープレートを磨き
489.秋の宵赤い流星前に落つ
488.秋月夜梢の上に赤い星
487.珈琲の膨らみ上がり秋の果て
486.底冷えやサイフォン照らす炎靑
485.夕月夜マスターの出す週刊誌
484.秋めくや角砂糖を珈琲に
483.秋深しロイヤル珈琲青い火
482.珈琲屋窓際に待ち秋の街
481.木枯しや黒いコートの貴女来る
480.ほてり顔秋風押して登り着く
478.階段をのぼり来る女秋の雨
477.秋時雨黄色い傘が窓の下
476.秋時雨玄関出れば降り始め
11/9
475.曲がる先看板並び「柿」の文字
474.鶏頭花煎り立てを詰めラベル書き
473.蓑虫や廃墟の垂れる絲光り
472.きりぎりす負けぬ歯医者の削り音
471.きりきりと削られ眺め秋の空
470.秋の日や歯医者で出会ふ珈琲屋
469.小春日の影のちらつき葉の形
468.待合室背中小春日削る音
467.先日の急な寒さに紅葉も
466.そろそろと紅葉狩りでも行きたしが
465.小春日を背にして老婆草むしり
464.松林抜けて秋色水族館
463.秋色の水族館の仲間増え
462.壁を避け拡大集縮を潤目
461.立冬や日差し気にせずくだまいて(集まって無駄話の様)
11/8
460.秋蒔きの種配りゆく花の会
459.菊花展終えてまだ伸ぶ軒の下
458.谷越えて風の音聞こゆ小春かな
457.稜線を撫でて秋の絮飛ぶ午后
456.目頭の痒き朝知る秋の絮
455.スチームのバルブの音が今朝の冬
454.教室へ十時の光冬に入る
453.通学路息も映してはずの朝
452.空っ風はずの合唱虎落笛 (三季重なり)
451.手繋ぎをやめポケットへ今朝の冬
450.冬はじめ三匹の鮠主となる
449.白息消ゆ満員電車冬に入る
448.出る電車指先は追ふ今朝の冬
447.靴下の置き場所変えて冬立ちぬ
11/7
446.ぞろぞろと冬至の朝のうかばぬ句
445.封切や秋の新作アニメより
444.筋をなし秋刀魚の海へ石軽し
443.ぷかぷかと囲む軽石秋港
442.くらい色秋の渚の軽い石
441.CGの造る紅葉の味気なく
440.林檎売時間早めて並ぶ数
439.収穫感謝祭洗い磨きて野菜達
438.ドングリの大樹へ開けてデジブクロ
437.年賀はがき売り出し中今は昔の行列ぞ
11/6
436.境内へビニール袋にどんぐり
435.通学路ぽつり頭へ銀杏ぞ
434.ここ原野銀杏並木に想い馳せ
433.静かなり銀杏の囲むPCR
432.息を吹き銀杏並木を下る朝
431.大好物嚥下よくしてラフランス
430.秋めく日変わらぬ人の集会室
429.今はいつ手編みセーター羽織聞き
428.面接を終えて見上げる秋欅
427.秋来たと昨日も今日も無きホーム
426.秋麗や卒寿を前の朝の風呂
425.色失せど紅葉の山のコースどり
424.森林公園周遊道を紅葉埋む
423.夕映えや紅葉ひとひら谷わたり
422.スカイウオーク秋の夕日にワイヤーが
421.膝掛やコスモス色に変えて昼
11/5
420.お土産屋団子が美味き紅葉狩り
419.栗拾ひ熱い珈琲一休み
418.野分あとわけあり品や道の駅
417.木守り柿喰う迷ひ猿渋くなく
417.ワイドショー逃亡猿や柿を喰ふ
416.朝日受けはずの大根黄土色
415.霜降やペダルの重き姫街道
414.行く先へ我が影伸びて冬の朝
413.片方の朱い靴下野分あと
412.飛んでくる隣りのプール野分かな
411.冬ざれや伸び放題の庭の松
410.蓑笠の集団城へ秋の朝
409.物語戸籍謄本読む秋夜
408.ファミリーヒストリー秋桜の咲く門の外
407.コスモスや果ての一軒訪れて
406.今年のこと思い出しては冬支度
405.人も家吞み込み夏の土石流
405.この夏の衝撃強き土石流
404.この夏の覚えたゲームポッチャして
403.冬支度終えて準備や参院選
402.床暖のスイッチ朱し冬支度
11/4
401.秋灯やガリ版の音巻頭文
400.秋の夜僕の文読む友の母
399.機関紙の巻頭文を文化の日
398.秋灯し長い手紙の読み直し
397.水音や白倉峡へ紅葉道
396.秋深し太い放水一休み
395.秋葉ダム小雨にけぶる紅葉狩
394.城を右高速道の秋の風
393.青い空お堀に写す紅葉城
392.家康も桜紅葉を子の城で
11/3
391.文化の日この年この日生きてこそ
390.ぐらぐらの軸が美味さをラフランス
389.紅葉より赤い火を出し六両目
388.ゴンドラの点検作業紅葉山
387.秋の空映して丸い山の湖
386.納まらぬ映す紅葉や水鏡
385.青々と葉っぱだけなり次郎柿
384.森町へ「柿」の看板目掛け旅
383.蟲籠の主の絶えて納屋の奥
382.天窓や彩雲を待つ秋の晝
381.秋の午后友まく餌に池の鯉
11/2
380.鵙の鳴く大樹目掛けて犬走り
379.秋めく日教師の座る生徒椅子
378.うそ寒を飛ばすマラソン医者参加
377.秋寒や運動会の筋肉痛
376.天高し新装開店薬屋よ
375.そぞろ寒リハビリパンツの安売り
374.色変わり秋の電車のラッピング
373.陣取りの刈田にとおる子らの聲
372.てっぺんのはずの景色や滑り台
371.登校の五人でこぼこ映すはず
370.風に舞ふ秋の花粉の目の痒さ
369.あちこちと芒の陰の逢引車
368.四駆踏む秋の河原の枯れすすき
367.芒撥ね登る泥道モトクロス
366.左籠右手は上へ紫雲英蒔く
365.逃げて来る焚火の煙より煙し
364.うそ寒や選挙情勢変わりなき
363.秋の日や電話の来ない選挙戦
362.紅葉狩り木立の切れて水車小屋
361.由緒書き立てて初めて薔薇となり
11/1
360.紅葉山登る途中が険しくて
359.解除明渋滞長き香嵐渓
358.捕まえて大きな岩の渓紅葉
357.紅葉色消えて緑の天守閣
356.城壁をぐるりと回り紅葉の夜
355.旅の道妻恋草の待つ峠
354.返信にもみぢ葉一つスタンプし
353.楓の木もう歩けぬと子ら休み
352.休暇中霜降月の水車小屋
351.靴下の材質は何十一月

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