「物語 介護保険」
介護保険についていろいろ調べていて、この本を見つけました。
タイトル通り、介護保険をつくりあげた人たちの話が書かれています。
診療報酬に比べ、なんでこんなにいっぱいサービスの種類があるのだろう、と疑問を持っていましたが、この本を読んでその理由の一端がわかりました。
各地で行われている良い事例を個別に制度化していった結果、今の状態になっているんですね。
どうしたら良い世の中になるのか試行錯誤している、というように見えて、人々の善意を感じます。
ただ、次の介護報酬改定に向けた議論の中で、いっぱいあるサービスを整理をしたほうがいいのでは、という話も出ています。
「第186回社会保障審議会介護給付費分科会」の資料2「制度の安定性・持続可能性の確保」の12ページに、介護保険発足当初と現在の加算の種類とサービスコード数の比較が示されていて、いずれも1桁増えてます。
これらを全部覚えて最適なサービスを設計するのは大変そうです。AIを活用しよう、という話もわかります。
現場で生まれるいろんなアイデアを試行錯誤できて、かつ、わかりやすいサービス体系ができると良いですね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?