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【あらすじで読むアークナイツ】メインストーリー序章〜0章「暗黒時代・上」①

「闇散らす火花」って、色々とおしゃれな訳だなあ、と思っているしぐれ子です。ゴールデングローちゃん、結局臨時契約で出会えなかったな……。

では、今回は題名通り、アークナイツのメインストーリーを頭からおさらいしていきましょう。

ゲーム内の「メインテーマ」は0章から始まっていますが、実際のストーリーはチュートリアル時点から始まっており、のちのち重要になるであろうテキストが多く詰まっています。
ここのテキストはゲーム内で読み返せない(たぶん)ので、便宜的にどこかで見た「序章」と呼称します。

前置きが長くなりましたが、そういうわけで今回は序章に始まり、0章①として0-1〜0-2までのシナリオを振り返っていきます。

プレイヤーの「目覚め」


ゲームを起動すると、画面の向こうのプレイヤーはまず最初に自身のプレイヤーネームを入力します。

名前を入力すると、プレイヤーは「誰か」が自分を「君」と呼び、語り掛けているのを、どこかもわからない空間で聴いています。
相手が誰なのかはわからず、内容も抽象的で、プレイヤーは分身たるキャラクターが「記憶を失っている」ことをぼんやりと理解するかもしれません。
そして印象的なこの台詞。

彼女には君が必要だ。
序章:キャラクター名なし

この「彼女」はアーミヤを示していると思われますが、明確にはなっていないためわかりません。ただ、アーミヤにはドクターが必要である、という表現はストーリー中で何度も使用されます。

もう一つ、上記の台詞の直後に気になるものがありました。時系列が整理できていないので既に関連事項が出てきているかは後で確認しますが、備忘のため書き留めておきます。

12月23日。
この日が君にとって何を意味するのか、今は思い出せないだろう。
しかしそのままでは、君自身を危うくしてしまう。
……。
だが――
君は思い出さねばならないのだ。
序章:キャラクター名なし

2022/12/23追記:
本日です。
すっかり記憶から抜け落ちてしまっていたのですが、12/23はアーミヤの誕生日となっています。
また、某サイトの時系列考察では7章のとある情報を含め、ドクターが目覚めた日でもある可能性が高い、とされていました。
ただ、上記の台詞はそのどちらとも別の12/23を指していると思われ(私の個人的な感覚ですが)、いまだ真相は謎に包まれています。
:追記終わり

この意味深長な台詞のあと、背景はかなりぼやけていますが病室のような場所に変わり、テキストでも何やら外科手術中であるかのような台詞が流れます。そのシーンはこちらに語りかける「謎の声」を最後に、すぐに途切れてしまいます。

……ごめんなさい……。
また苦しめることになってしまって。
序章:謎の声

画面が真っ白になり、場面は転換。「ドクター」と呼びかける声により、プレイヤーはようやくアークナイツ世界で目を覚ましました。

ドクターの手の大部分が白っぽいものに覆われているのは、やはりコールドスリープしていたというようなことなのでしょうか。

兎の耳を頭上に生やした少女は、深刻な様子で繰り返しドクターに呼びかけます。彼女に付いてきているロドスの医療オペレーターに宥められながらも、ドクターの意識が回復したことに彼女は安堵します。

しかし、ドクターは自分に親しげに語り掛ける彼女が誰であるか、わかりませんでした。以前の記憶を失っているのです。
彼女は明らかに狼狽しつつ「アーミヤ」と名乗り、ドクターが「ロドス」の一員であり、彼女にとって一番大切な仲間であると伝えました。

安堵も束の間、どこか建物の中らしいその場所は何者かの襲撃を受けます。アーミヤは「レユニオン・ムーブメント」という名前を口にし、襲撃の理由はわからないながらも、目覚めたばかりのドクターを守るようオペレーターたちに指示。また、「ケルシー先生」に連絡を取ろうとしますが、ジャミングにより通信が繋がらないようです。

作戦指揮は「ケルシー先生」に一任しているが、一切連絡が取れない絶体絶命の状況。
アーミヤは咄嗟に、ドクターにその指揮を任せることを思いつきました。

ドクターは優秀な指揮官であり、彼女にとっては一緒に戦ってきた大切な仲間です。
彼女はドクターに対して絶大な信頼を持っており、記憶を失っても能力は変わらないはず。そのことを「試して」みたいと考えた彼女は、ドクターに指揮のやりかたを教えるのでした。

ドクターも順応が早い。


ドクターの初指揮からチュートリアル終了まで


アークナイツのゲーム部分のチュートリアルは、戦闘画面から開始します。上記のADVから画面が切り替わり、アーミヤのメッセージウィンドウが表示されつつタワーディフェンスが始まります。

彼女のサポートに従い戦闘が完了すると、再びADVに戻ります。ドクターの指揮により難を逃れた一行は、援護に来たロドスのオペレーターである「ドーベルマン」さんと合流します。

彼女はアーミヤと違いドクターとは面識がなく、目覚めたばかりのドクターに指揮をさせることに懸念があるようですが、アーミヤの真摯な様子に説得されます。

そして、ドーベルマンさんの発言により、ようやく今いるのが「ウルサス」という国にある都市「チェルノボーグ」であるとわかります。

彼女らと協力し、チェルノボーグを脱出してロドスの本部まで帰ろうという流れになったとき、不意にどこかから通信が。
その声にアーミヤは「PRTS……?」と反応し、ドーベルマンも知っている存在のようです。

PRTSは人間ではなく、ロドスの拠点で諸々の支援をしているAIです。通信が繋がったのかと喜ぶアーミヤに、PRTSは電波ではなく「ニューラルコネクタ」を用いて接続しており、依然ケルシーとは通信することはできない、と説明。アーミヤはPRTSの状況報告を聞いた後、こう言います。

ドーベルマンさん、ドクターにはこれが必要です。
チュートリアル:アーミヤ

ニューラルコネクタという用語は、アプリにログインした際のロード画面に表示されるものです。
察しの良い方はお気づきかもしれませんが、このやりとりのあと、ゲームの端末画面(他のソシャゲで言うマイページ的なもの。ガチャを引いたり、キャラクター育成などを行う)のチュートリアルが始まります。

つまり設定的には、アークナイツというゲームは、ドクターがPRTSの支援ネットワークを通してテラ世界に生き、ロドスのオペレーターたちを指揮することの疑似体験、といった内容なのかもしれません。

名前がしぐれ子でないのはサブ垢だからです。


戦火に包まれるチェルノボーグ


PRTSによる端末画面のチュートリアルがひと段落すると、ようやくメインストーリーは0章へ。

一行が建物から脱出し、周囲の状況を確認します。しかし冷静なドーベルマンが悪態をつくほど状況は悪く、混沌としていました。

レユニオン構成員が、チェルノボーグ市民に暴力を振るっています。ウルサスの憲兵は市民の犠牲を厭わず、ただ都市の防衛ラインを護ろうとしているようです。

もともとロドスがチェルノボーグに来た目的はドクターの救出であり、そこにレユニオンの襲撃が重なった形です。裏に陰謀らしきものがあるにしろ無いにしろ、一企業であるロドスはその戦いに巻き込まれるわけにはいきません。

しかし、アーミヤは発見してしまいました。複数のレユニオン構成員が、子どもを連れた女性に襲いかかろうとしているところを。

彼女はその行為を見過ごせませんでした。危険を承知で人々を助けんとするアーミヤに、慎重な姿勢をとっていたドーベルマンも折れます。
そして部下たちに檄を飛ばすと、ドクターに戦闘の指揮を頼み、号令をアーミヤに任せるのでした。

ここの台詞はアニメPVでも聴いたような。


感染者と非感染者、そしてロドス


レユニオンを撃退し、アーミヤは襲われかけていた女性に優しく声をかけます。

ところが——女性はアーミヤが感染者であることを見てとると、明らかに恐怖を表し、彼女に向かって命乞いをします。
アーミヤはひと呼吸置くと、女性に安全な場所を見つけて隠れているように言いました。

記憶のないドクターは、こう問いかけます。

なぜアーミヤが恐れられる?
0-1戦闘後:ドクター

アーミヤは「前にもドクターは自分に同じ質問をした」と言うと、鉱石病と感染者について語り始めます。
傍らのドーベルマンもまた感染者であり、レユニオンが蜂起の地にチェルノボーグを選んだのは、ウルサスが特に感染者に厳しいからだろうと彼女は論じました。

ドーベルマンは、ドクターが感染者にとっての希望になるかもしれないと続けます。
ケルシーやアーミヤが言っていたことには、ドクターは最も優れた鉱石病の研究者であり、優秀な指揮官でもあると。

その横ではとある医療オペレーターが、おそらく感染者であろう別の前衛オペレーターに「定期薬」を用いて治療をしていました。
彼らの様子を見て、二人はロドスのやるべきことについてドクターに語ります。

"治療法の研究"か"争いを鎮める"か——どちらか一方だけではダメなんです。
感染者による全ての問題を、私たちは解決していかなければならないんです。
0-1戦闘後:アーミヤ

束の間の休息を得、一行はロドスの別働隊との合流地点へ向かいます。
あまり時間はありません。アーミヤとドーベルマンは、この地に天災が迫っていることを知っていました。

タイムリミットは三時間。
慎重に動きつつ急がなければならない彼らを、しかし謎の人物が見ていました。


ウルサス憲兵団との接触、現れるレユニオン幹部の一人


さらに都市を進むと、一行はウルサス憲兵団がレユニオンに制圧されかけているさまを目にします。
一方で、おそらく街頭放送であろうニュース番組は、憲兵団の勝利を報道していました。
それを見たドーベルマンは、チェルノボーグ当局の見せた欺瞞ぶりに辟易した様子です。

先ほどのレユニオンとの戦闘は、援軍を呼ばれない形で終結することができました。そのためロドスは未だレユニオン側に存在を知られておらず、それを利用して一行は、憲兵団と対峙するレユニオン小隊に攻撃を仕掛けます。

一行はレユニオン小隊を撃退しますが、ウルサス憲兵団に正体を怪しまれてしまいます。
そのとき、唐突に現れた白い霧が彼らを包み始めました。

ただならぬものを感じ取ったドーベルマンは、それがレユニオン幹部によるものと推測します。アーミヤは危険だからと、憲兵団に逃げるように言いました。

しかし、憲兵団も軍隊です。ウルサスの誇りを見せ、その場所を守るために持ち場を離れないことを選択しました。
隊長はアーミヤに「事情は知らないが、ここで起きていることは貴様らには関係ない」と言い放ち、その場を離れるよう強く促します。

口ぶりは厳しいものでしたが、そこには確かに軍人たるものの矜持があり、先に助けられたことへの恩義が感じられます。
アーミヤは隊長に礼の言葉を告げると、ドーベルマンらと合流地点へ急ぐのでした。

そして姿を表すレユニオン幹部の一人。名前や素性はまだわかりません。

真ん中が幹部の人。

彼女は憲兵団に怯えるでもなく対峙すると、冷たく「チェルノボーグ人が」と吐き捨てるのでした。


——さて、このノリで振り返っていくととんでもない文量になるのでは、と今更思い始めました。
まあ、一々シナリオ読み返すのが手間だから書き残そうというコンセプトなので。大事な部分が抜けちゃったらその方が問題ですから、気にせず書いていきます。

今日のところはここまでになります。本当はメインストーリー推しの一人が出るまでは書こうかと思いましたが、0章後半のバランスが悪くなりそうなので。

この通りマイペースに書いていくので、読まれる方もまったり読んでくだされば幸いです。

しぐれ子でした。ではまた!

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