おいしい痛み
おいしいものを食べる口に入れた瞬間に顎が痛くなる。そのことを「ほっぺたが落ちる」というと思っていた。今日まで。
同じ症状の人に会ったことがなく、たまに説明すると「それ『ほっぺたが落ちる』ということでしょ」なんて無責任な説明をされていた。そうなんだと首を練りながらも、「ああ、そう表現するのか」と思っていたのだ。
でも、こんなに痛いのに、もっと言うと激痛に近いのに「ほっぺたが落ちる」って。というか、痛いのは顎の端っこの方。ほっぺじゃない。
そう考えて辞書をひいてみた
「頬っ辺(ほっぺた)」
頬のあたり。頬。
「頬っ辺が落ちる」
非常に美味であることをいう語
おー。ちがう!!
「非常に美味」という意味では多少近いが、自分が感じている痛さは食べるというより口に入れた瞬間に起こるのだ。こうなったら検索しかない。
探してみると同じ勘違いしている人がいた(笑)いるんだね。
もっと調べると、どうやら味覚刺激により延髄の唾液一次中枢を介して唾液が分泌されるらしい。唾液を分泌する場所は、耳の下の「耳下腺(じかせん)」、顎の端にある「顎下腺(がっかせん)」、舌の下にある「舌下腺(ぜっかせん)」がある。
わたしの場合は、顎の端の部分だ痛いので、「味覚刺激によって指令を受けた顎下腺が反応したとき」の痛みだと思われる。これに名前はあるのだろうか。
この激痛症状は突然でるのだが、甘いものを食べるとき、もしくは「おいしいもの」を食べるときにでる。この「おいしいもの」は、わたしにとっての「おいしいもの」なので、自分で「これは確実においしいぞ」と思ったものを口に入れた瞬間に顎を抑えて
「いたたたた」
となる。
このあと、おやつにコーヒーとケーキと決めているのだが思い出しただけで顎のあたりがキュイーンとなりそうだ。
しばらくは「おいしいものを食べたときの顎のキュイーン」という名前にしよう。
参考:ウィキペディア
おわり
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