決めつけてしまう人が受ける5つの損失
先日改めて思ったことがありました・・・
それは・・・
決めつける人には、なりたくないということです。
「そんなこと分かってるよ〜」と思う人も多いと思いますが、決めつけちゃうことってないですか??
私はついつい、いつの間にか決めつけてしまっていることがあり、反省することがあります。
決めつける人の事例と共に、ポイントをご紹介します。
ある会議の事例
ある人がある会議で、次のように言いました。
「あの会社では社員に仕事をやらせっぱなしにしているので、あそこの社長は見た目ではいい感じだけど、実際は人を大切にしない人だ。これは間違いない」
と言ったのです。
しかしその会議では、先方社長のことをもっとよく知る人がいたのですが、その人の意見は次のようなものでした。
「あの社長は今も変わらず人を粗末にはしない人です。間接的に聞いたことで決めつけるのはよくないです。ただ現場で起きていることを把握していないかもしれないので、確認することは必要だと思います」
とても残念なコミュニケーションです。
決めつけずに「私はこう思うけどどうかなぁ?」と問いかければ、全くコミュニケーションも変わってくるのに、決めつける人はとても損をしてしまうのです。
決めつける人
決めつける人にはなりたくないわけですが、決めつけると何がよくないのでしょうか?
ここでは、5つご紹介します。
①事実が見えなくなる
一部の情報だけで決めつけてしまうと、全体像が見えなくなってしまいます。
つまり、事実(本当のこと)が見えなくなってしまうのです。
そして「こうだ」と決めつける人に対して反論を言う人もいれば、意見を言う事を諦めてしまう人もいます。
諦めるというよりは、呆れるというほうが正しい言い方かもしれません。
つまり「この人にはこれ以上言っても無理だ」と。
そうすると、ますます事実が見えなくなります。
問題解決において、現状把握が間違っていると解決には到達しません。
②相手が心を開かなくなる
先ほど書いたように決めつける相手に対して「この人にはこれ以上言っても無理だ」と思うと、その人に対して心を開かなくなっていきます。
決めつける人の多くは、相手との安心安全な関係が成り立っていないことが多いのです。
そうすると、気軽に意見交換できる関係がなくなってしまいます。
③人間関係が悪くなる
相手が心を開かなくなると、決定的に変わることが、コミュニケーションの量です。
気軽に意見交換できる関係がなくなってしまうと、ちょっとした会話が減り、コミュニケーションの量が減ってしまうのです。
コミュニケーションの大原則は質ではなく量ですので、これは致命的です。
詳しくはこちら「コミュニケーションの基本 〜質より量が大切〜」をご覧ください。
④信頼関係がなくなる
信頼関係は、人間関係の上に成り立っています。
だから人間関係が悪くなると、当たり前ですが信頼関係は崩れていきます。
崩れていくというよりも、良好な人間関係がないと信頼関係は築けないのです。
これは実際に、あなたが信頼を置いている人を想像してみたほうが分かりやすいかもしれません。
⑤仕事がうまくいかなくなる
そして最終的に、信頼関係がなくなると仕事はうまくいきません。
チームであればチーム力が低下し、組織であれば組織が弱体化していきます。
つまり5つをまとめると、こういうことです。
決めつけると事実が見えなくなり、決めつける人に対して人は心を開かなくなる。
心を開かなくなると、人間関係も信頼関係もなくなってしまう。
人間関係も信頼関係もなくなってしまうと、仕事がうまくいかなくなる。
私も、決めつけないようにします!!