コミュニケーションの基本は「質より量」!!
そのコミュニケーションの基本とは「質より量」です!!
悩みはすべて対人関係
アドラー心理学はご存じでしょうか?
私も少し勉強しましたが、とても共感する部分があります。
そのアドラー心理学では「人間の悩みはすべて対人関係にある」と言っています。
以前これを聞いた時に「よくよく考えるとなるほどな~」と納得したことを覚えています。
例えば・・・、お客様から「ありがとう」とお礼を言われたとします。
他の人は言われていないのに私だけ・・、嬉しい〜〜!!
でも実は同じようにお礼を言われたA子さんが、全体朝礼でみんなの前でそのことを褒められた場面を見て・・・、「何でA子だけ!?」って不愉快な気分に・・。
人と比べることで劣等感が生まれたり、恵まれている環境のはずなのに周囲と比べて不満を持ったりということが多々あります。
量の大切さ
コロナ禍で、圧倒的に減っているのがコミュニケーションの量です。
ここでいうコミュニケーションの「質より量」の「質」とは「頻度」のことです。
つまりコミュニケーションの「質より量」とは、コミュニケーションの「中身より頻度」という意味です。
この「頻度」が、コミュニケーションの基本中のキホンなのです。
冒頭でお伝えしたように、アドラー心理学では「人間の悩みはすべて対人関係にある」と言っています。
対人関係の悩みは人と会わないと発生しないけど、一方で人と会えずに人とのコミュニケーションが減ると、精神的にダメージがあるのです。
人間とはつくづくわがままな動物ですね(笑)
結局、人は1人では生きていけないのです。
人生の宝は「ご縁」ですから、人と関わらずに生きていくことなどあり得ないのです。
人と関わりながら、対人関係をいかに楽しく有意義なものにできるかが求められるのです。
ではどうすれば良いのでしょうか?
それは、コミュニケーション能力を高めることです。
コミュニケーション能力は生きていくうえで、とても大切なスキル(技術)なのです。
簡単なはじめの一歩
コミュニケーション能力を高めるには、勉強が必要です。
「そんなこと分かっとるわい」とお叱りを受けそうですので「簡単なはじめの一歩」を紹介します。
それは、コミュニケーションの「質より量(頻度)」です。
「それはさっき聞いたから分かっとるわい」とお叱りを受けそうですので、もう少し具体的にご紹介します。
コミュニケーション能力を高めるには「挨拶の回数を増やす」ことです。
コミュニケーションの量(頻度)を精神的な負荷なく、簡単に増やすことができるのが挨拶です。
これを意識するだけでも、コミュニケーション能力は変わってきます。
でも「それは当たり前やろ~もう少し他にないんか〜い」とお叱りを受けそうですので、最後にもう1つご紹介します。
コミュニケーション能力を高めるには「問いかける」ことです。
例えば・・・。
元気ですか?
大丈夫ですか?
順調ですか?
困ったことないですか?
何か手伝いましょうか? などなど。
「問いかけ方」について興味がある方は、ぜひこちら「会話が続かない人へ」もご覧ください。
コミュニケーションの量(頻度)が増えると、人間関係の距離が縮まります。簡単にいうと、仲良くなるということです。
人間関係の距離が縮まると、不要な誤解が生まれなくなります。聞きづらくて、聞けなくて、勝手に悪い方向に考えることがなくなるということです。
不要な誤解が生まれなくなると、人と会うことが楽しくなります。対人関係の難しさは、相手のことが分からずに、むやみに思考力を浪費することにあります。
人と会うことが楽しくなると、新たなご縁が生まれていきます。なんでも楽しさを覚えると、少しだけ積極的になれる自分に出会うことができます。
新たなご縁が生まれていくと、人生が豊かになっていきます。人生の宝はご縁です。
だから、コミュニケーションにおいて、まずは「質より量(頻度)」が大切なのです。