Sculley’s マスターピース Dior 2022ー23 ダブルブレストジャケット
皆さん、おはこんばんにちわ。スカリーです。
今回もマスターピースアイテム紹介をしてゆこうと思います。
コンセプトはスタイリングの主役になるまさしく
「マスターピース」
を現在のコレクションか過去のアイテムなど洋服に限らず様々なアイテムをえでぃの独断と偏見でチョイス。
雑誌の装飾された言葉では伝わらないリアルなこだわり・使い心地、使い方をえでぃなりに辛口に詳細までご紹介。
No,4 Dior 2022ー23 ダブルブレストジャケット
今回ピックアップするのは男性人気の高いディオール(オム)から新たなアイコン的ジャケットになりそうな遊び心のあるテーラードジャケットをご紹介。
あえてのダブルブレストがえでぃの目にはピンと来ています。
メンズの皆さんは是非一度ご試着頂ければこのジャケットの凄さを体感出来るはず!
キムジョーンズが創り上げる新たなDiorのアイコン的モダンジャケット
まず、このジャケットを初めてみた際に感じたのは圧倒的ディオールらしさ。
もといフランスらしいエスプリである。
普遍的なテーラードの中に職人的な遊びを加えるその手法こそディオールらしさである。
そしてデザイナーの新しい挑戦としても見て取れるアイコニックなデザインは唯一無二である。
ディオール公式では
伝統に基づいた比類無きサヴォアフェール
と表現されるそれはまさにそのとうりである。
このサヴォアフェールという表現はフランスらしいニュアンスを含んでいる老舗メゾンならではの表現で、とてもえでぃは気に入っているがそれと同時に言葉に表す事の出来ない不思議なニュアンスでもある。
実際にフランスで働いていた際はよく耳にする言葉でもあったのだが日本語には訳せない。
あえていうなら
「伝統技法やお家芸」
といったところだろう。また近々この話題には触れてゆこうと思う。
Dior 2022ー23 ダブルブレストジャケットの魅力
このジャケットの魅力はやはり圧倒的なそのアイコン的ディティールである。
ストレートで若干タイトなダブルブレストジャケットを基本にディティールの変化やパターンメイキングで
あえてテーラードの王道からハズしたこのジャケットは完成されたモード感が感じられる
最も目を引くのはVラインから引き出ている一本の帯のようなディティールである。
この表現こそ私はキムジョーンズの考えるディオールなのではないかと考えている。
そのほかにもポケットパターンに遊びを作り、今までに見ない配置で新たな
オンリーワンなジャケット
になっている点こそこのジャケットの魅力である。
パターンから読み取る魅力
このジャケットはディオールのテーラリング技術の結晶でもあり特筆すべき点が多数ある。
あまりに多い為本気で語ると本一冊になりそうなので、今回はその中でも大切なポイントをまとめてゆく。
パターン上から読み解くとこのジャケットはフォーマルなシーン向けの運動量を削いだパターンとなっておりやはりコレクションライクな造りが全面に出ている。
しかし、ディティールはカジュアル寄りの造りをフォーマルなテキスタイルやパターンで作っておりものすごく奇妙な印象を覚える。
ON・OFFどちらでも完全適合しないような新しさこそモードなのかもしれない。
そして何より印象的なフロントルックを作る帯状のディティールはパターン上でシルエットがゆがまないようちょうど良いテンションになるよう完全にパターン調整されている。
これこそ
「ハイメゾンの遊び」である。
ラペルに至ってもなみなみならぬこだわりが感じられる造りとなっており、若干浅めなVラインに急な角度を付けたゴージライン。
そして地面と平行になりそうなピークドラペル剣先はまるで軍服のような造りになっており、エレガントな記事やテーラリングと相俟ってハイメゾンらしいモードを感じられる。
フラワーホールにCDロゴを添えて現代風にアレンジしている点も素晴らしい。
高めの袖山にいせ込み過ぎない肩の膨らみ、細めのアームホール若干弓なりに丸く反りながらも芯があるショルダーラインはディオールのテーラリングの特徴でもありやはり美しい。
ウエストラインは高めに設定されており、タイトさ、シャープさをプラス。
着丈を長めに取ってエレガントな印象作りをして、硬くなりすぎないようにフロントカッタウェイはスクエアでなくラウンド型でバックもセンターベントを採用してダブルスーツの常識にとらわれないミニマルで遊び心あるジャケットになっている。
ディティール・マテリアルの魅力
ディティールで目を引くのが特徴的なのがポケット配置である。
胸ポケットにあえてボタン留め付きフラップポケットを配置し、サイドはボタン付きウェルトポケットというスーツにはない配置で斬新なパターンを構築。
印象に残るフロントルックを構築している。
そしてボタンがくるみボタン仕様となっており、フォーマルでハイエンドな雰囲気を作り出すのはディオールならでは。
記事はウールキャンバスのストライプとフォーマル感強めのウール/モヘアキャンバスがあるが、オススメは絶対に
「ウール/モヘアキャンバス」
である。
ディオールのモードを完全に堪能できるのはやはりフォーマル感強めのノワール。
是非検討してほしい。
裏地にもこだわりがあり、「カナージュ」の柄を模した裏地を使い内ポケットには同じくカナージュ柄のメタルボタンを配置するこだわりよう。
抜け目がない仕上がっているジャケットである。
使用方法・コーデ基礎・こんな人におすすめ
このジャケット、実は使い勝手が良く幅広いコーディネイトが可能になっている。
王道でモード感たっぷりなコーデは下記のとうり
OUTER Dior JK
TOPS 台襟高めのYシャツ
BOTTOMS セットアップスラックス・スキニー・ジョガーパンツ
SHOES ブーツ・ローカット/ハイカットスニーカー・ローファー
ACCENT ネクタイ・ロングネックレス・グローブ・ワンハンドルバッグ
王道キレイめカジュアル。
ボトムスと靴をフォーマル寄りカジュアル寄りで使い分けて楽しむ万能スタイル。
OUTER Dior JK
TOPS ハイネックニット・Tシャツ
BOTTOMS セットアップスラックス・スキニー・ジョガーパンツ
SHOES ブーツ・ローカット/ハイカットスニーカー・ローファー
ACCENT クラッチバッグ・ネックウォレット
よりカジュアルによった旬のコーディネイト。
ハイネックニットは柄ではなく無地で、ハイゲージを起用するとよりモードな着こなしに。
親和性のあるブランド
Celine・Saint Laurent・BALENCIAGA・VALENTINO・FENDI
こんな人におすすめ
一張羅が欲しい・一流に見られたい
モードな服装だけど主張が強すぎない服が欲しい
ハイブランド初めての方
芸能人風にコーディネイトしたい
ロゴデザインが苦手な方
注意点
今回のジャケットを着る際の注意点は下記
ある程度細身の方やおなか周りが絞られていないと着れない
腕は動きにくいので運動に向かない
丈感が長くなりすぎる場合は短く仕立て直しをしないとだらしなくなる
中に沢山は着込めない
これをふまえて是非一度試着をしてみてほしい。
必ずこのジャケットはあなたを一流に引き立てる
「アイコン」
になってくれることだろう。
今回の学美はここまで!また更新をお楽しみに!
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