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論点をすり替える先生の発言
学校で起こった問題、被害の相談をすると、先生から返ってくる言葉に「これ、本当に問題解決する気があるの?」と感じたことはありませんか?
被害者の親として、先生に期待するのは、問題への真剣な対応と解決策です。しかし、実際には、次のような言葉で論点をすり替えられることが少なくありません。
• 「いじめがあったかどうか確認するのは難しいです。」
• 「お子さんにも、もう少しクラスに溶け込む努力をしてもらえれば……。」
• 「クラス全体の雰囲気は悪くないですし、お子さんも他の子どもたちと同じように見えますよ。」
• 「他の保護者の方からは、特にクラスについてのご指摘はありません。」
・「子ども同士で解決する力を育てることも大切だと思います。」
• 「お子さんは過剰に気にしているだけかもしれませんね。」
• 「学校全体としては、特に大きな問題はありません。」
• 「どの学校でもこういうことは多少ありますよ。」
• 「加害者とされる子にもいろいろ事情があるんですよ。」
• 「今後は注意して見守りますので。」
• 「うちの学校ではいじめ防止に力を入れていますから。」
• 「今までもこの子は特に問題なくやってきましたよね?」
• 「クラスの他の子にも話を聞いてみます。」
• 「担任として責任を持って対応しますが、私一人では限界もあります。」
• 「一度家庭でじっくりお話し合いをしてみてください。」
• 「時間が経てば自然と落ち着くと思いますよ。」
• 「本当にいじめかどうかの線引きは難しい問題なんです。」
これらの発言では、問題から目をそらし、被害者側の責任をも匂わせています。親として、「どうして被害を受けている子どもにさらに努力を求めるの?」という疑問と怒りが湧いてきます。
こうした発言を受けた保護者は、話をすり替えられるたびに「何を言っても無駄だ」と感じ、精神的に疲れ果ててしまいます。結果として、学校への信頼は失われ、子どもに対しても「学校は何もしてくれない」という無力感を抱かせることになります。
学校に相談する保護者の願いはただ一つ、「子どもを守りたい」ということです。それを受け止め、いじめに向き合う誠実さがなければ、教育の現場は成り立ちません。こうした問題に直面する保護者の声を学校に届け、変えていく必要があるのではないでしょうか。