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学校に電話をすると・・・

知りたいのは事実なのに

いじめにあった子どもがどんな状況にあったのか知りたくて学校に電話をしました。緊張しながらも、どんなことが起きたのか、しっかり聞きたいという一心で電話をかけました。でも、返ってきたのは先生からの一方的な説明でした。
開口一番、こちらに何か言う隙も与えず、
「今回の件、加害者は反省しています。」「加害者はそんなに悪くないんです。」「悪気があったわけではなく、間違ってしてしまっただけです。」

私が知りたかったのは、実際にどんなことが起きたのかという事実です。それなのに、被害者であるこちらが知りたい情報には触れず、加害者の状況や言い分ばかりを聞かされる。電話を切った後、なんとも言えない虚しさと怒りが湧いてきました。


学校が恐れていること

この対応から感じたのは、学校が「被害者から何か言われること」を恐れているということです。トラブルが大きくなることを避けたい、学校の評価に傷がつかないようにしたい――そういう考えが透けて見えました。でも、親としてはそんなことを気にしてほしいわけではありません。
大事なのは、まず事実をきちんと把握し、被害者に対して誠実に伝えることではないでしょうか。それがなければ、被害者の親が学校を信頼することなんて到底できません。


どうして加害者を守るの?

学校はなぜこんなにも加害者を守ろうとするのでしょうか。加害者を責めすぎるのは良くない、という考えがあるのかもしれません。でも、それが行き過ぎて被害者の声を軽視するようでは、本当に子どもたちの未来を守る教育現場とは言えないのではないでしょうか。

学校は、どちらか一方を守る場所ではなく、公平に事実を明らかにする場所であるべきです。被害者と加害者、どちらの立場にも配慮しつつ、まずは起きた事実を明確にする。それができて初めて、子どもたちの成長を支える場になるのではないでしょうか。

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