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被害者も加害者?学校側の理不尽な対応

いじめやトラブルが起きたとき、学校側が「加害者をつくらない」という方針を貫く姿勢に、多くの保護者が憤りを感じています。特に、「喧嘩両成敗」という形で被害者にも落ち度があったとされる対応は、被害者の親にとって耐え難いものです。

ある保護者の話。子どもがいじめの加害者から手を出されたので「やめて」と言いながら、その手を払いのけたそうです。この事実をもとに、役職のある先生から「1回も手を出していないのですか?」と被害者側が責められるような発言がありました。
この場合、被害者が責められるべきなのでしょうか。

証拠を持参しても変わらない態度

被害者の親は、その後、壊されたり破かれたりした子どもの持ち物を証拠として学校に持っていきました。しかし、先日の発言についての謝罪は一切なく、代わりに「組織の立場的に言うことと、私個人が言いたいことは違う」と堂々と言われたそうです。

では「個人が言いたいこと」とは何だったのでしょうか。
その先生自身が、被害者の気持ちに寄り添いたいという想いを抱えていたのでしょうか。
だけど、それを行動に移すことができなかった――「組織の立場」に縛られていたから???本当???

この先生の心の内は分かりませんが、学校としては「いじめがあった」という事実を認めることで、管理能力の欠如を問われたり、評判を落としたりすることを避けたいのでしょう。そのため、加害者を擁護し、問題を矮小化することが少なくありません。
この「組織の立場」が最優先されることで、いじめ被害者の心情や事実確認のプロセスが軽視されるのだと思います。
今回のケースでも、被害者が持ち込んだ証拠に対して誠意ある対応がなされず、「組織の立場」での発言に終始したことで、被害者側はさらに傷つけられました。
組織の立場を守るために、被害者を傷つけるような対応をすることが、教育者としてふさわしいのか疑問に思います。


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