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第6回「食と自然とつながるフルコミカフェ」報告と次回のお知らせ

第6回のテーマは「食と自然とつながる」。
今回は素敵すぎる3名の方にご登壇いただきました!

お1人目は、福岡市で栄養教諭としてご勤務されている大津絵梨さん。
大津先生の実践がすごい!とは知っていましたが、改めてじっくりとお話を伺い、実践こめられている想いと大切にされていること、そして本当に楽しそうな食の授業の数々。
全ての先生に聞いて欲しい内容でした。初任研でこのお話を聞くだけで、食の世界や給食に対する価値観が全く変わってくると思います。これはぜひ必修研修にしたい!と強く思いました。
嗅覚や視覚の実験も取り入れてくださり、体験しながら学ぶことができました✨

お2人目は、こども食堂「ゆずり葉」運営を運営されている音成直子さん。 
先生をしながら、こども食堂を立ち上げられました。
「そんなことできるの?大変じゃない?」という声が聞こえてきそうですが、「できるときにできることを」を大切に、有志の皆様で無理なく運営されているそうです。
そしてこどもたち自身が自分たちで食事をつくるという持続可能な運営方法。たくさんの写真もご紹介いただきましたが、どれも素敵な笑顔、そしてあたたかい雰囲気が伝わってきて、来ているこどもだけでなく、関わっている大人たちや学生の皆さんにとっても、本当に安心できる居場所になっていることが伝わってきました。また、全国のこども食堂の動向等についても教えていただきました!

3人目は、内科医をされている(いた?)梶山智子さん。
「日々の暮らしの中に健やかに生きるヒントがある。私たちに本来備わっている力を使っていこう」と医学から予防医学へと道を進まれてきました。
梶山さんが医者だからこそ見えてきた視点、そして様々なご自身の実体験から見つけてこられた視点だからこその、本当に深いお話を聞くことができました。
まずは知ってほしい、そして人間の力を信じてほしい、そんな熱い思いがたくさん伝わってきました。お医者さんとして、ある意味一番険しい道を進まれているのかもしれません。とても感銘を受けるお話をいただきました。
また、味噌のねりねりや能古島でとれたみかんもご持参いただき、みんなで美味しくいただきました♪

3人の先生方は、違う視点からのお話でしたが、どのお話にもこめられているメッセージは同じ。そして食がどんなに大切で本当に生きることに直結しているか、知っていたつもりでしたが改めて実感させていただきました。
これまでたくさんのシリーズをフルコミで実施してきましたが、すべての根源はここにあるのではないかと思います。比べるものではありませんが、何よりも重要なテーマであると再認識できました。

参加者の皆様の感想です。
※アンケートは回収途中で、集まり次第更新します。

テーマが食で、内容的には3つのジャンルでしたが、とても繋がりを感じました。食だけは普遍、日常。人の体と心を作り続ける必須の営みですね。当たり前だけれど、大切にしているとは言えない自分の生活を振り返ることができました。また、食は教育、福祉、医療、心理 多方面に可能性が広がるものだと思いました。
3人の先生方に、そしてコーディネートしてくださった宮崎さんに感謝しています。ありがとうございました。(スクールカウンセラー)

食育には、多様な考えがあるので、それぞれの良さを自分で判断して生活に採り入れることが大切だと改めて思いました。(大学教授)

「あなたはあなたの食べたものでできている」
これが私の信条でしたが 学校ではちょっと的外れな感じで あまり口に出せなかったのですが お3人のお話を聞いて 私の常日頃考えていることと あまりにもマッチングしていて 大きく頷いてしまいました 
さらに みなさん本業にプラスアルファのメッセンジャーで エネルギッシュで興奮しました また 参加したいです (小学校教諭)

大津さんのお話では、栄養教諭の職について詳しく知ることができました。印象に残った言葉としては、コロナになり、席をまっすぐにして給食を食べるようになったことで、コミュニケーションが減ったということです。私もこの話を聞いて、自分が中学生のときに今まで班で食べていたのに食べられなくなって、とても悲しい思いをしたことを思い出しました。また、学級が崩れるのは給食からというお話を聞いて、大変衝撃を受けました。子どもの残菜率が減ることによって、不登校が少なくなったり、学力が向上するかもしれないということをお聞きし、給食に大変大きな可能性を感じました。
音成さんについては、教員をしながら新たにゆずり葉という食堂を作ったということに大変驚きました。どれだけの努力とそして、強い想いがあるのだろうかと思い、本当にすごい方だなと思いました。お話も大変面白くて人を惹きつける魅力がある方だなと思いました。子どもに提供するのではなく、子どもに作らせる、確かにその方が子供もご飯を作る喜びを知ることができるからいいなと思いました。自分もこども食堂に行きたい!行く!と思わせてくれる素晴らしいお話でした。
梶山さんからは食は予防治療なのだという強い想いが伝わってきました。いかに食が大事なのかということを知り、自分の食生活を見直そうと思いました。(大学2年生)

生きるために食べる。いろいろな命をもらいながら、自分は生きているんだ!という食べることへの感謝と楽しみを共有していくことを痛感しました。(小学校教諭)

食について、さまざまなお話が聞けてとっても充実した時間でした。食は大切とは分かっていても毎日のこと故に忙しい現代、ついそれぞれが食べたいものを好きなときに食べ、なおざりになりがちです。今日みなさんで話したことを常に心に留め、将来を生きる子ども達のためにも食卓の大切さ、食が体と心をつくるということを伝えていこうと思います。(大津先生)


次回のフルコミカフェは新年の1月18日(土)に行います!
話題提供はエデュポルテ宮崎が行います。
エデュポルテが一体何をしているのか、どこに行こうとしているのか、どんな世界をつくりたいのか、ぜひお聞きください✨

【日時】 
1月18日(土)14:30~17:00(終了後、懇親会あり)

【場所】 
リアル&オンラインのハイブリッド開催   
リアル会場:AIPCAFE 福岡市中央区舞鶴3-8-7 クレインビル202
オンライン:当日までにメールにてURLをお伝えいたします

【募集する人】
先生・子ども・学生・保護者・教育委員会・地域の方・企業の方・大学関係の方・その他すべての皆様

【会費】 
年まとめて参加   5,000円
   都度参加   2,000円
初めて参加の方   無料
大学生以下の方   無料

※ 福岡市の先生は、半額補助制度の紹介あり
※ 現地参加は先着25名となっていますので、お早めにお申し込みください!


また、以降の予定です。

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