量産型エンジニアにあなたはなるのか?
こんにちは。
日本のIT後進国化を少しでも前進させる手伝いをして、企業を、自社を、自分を教育していくという理念のもと、教育や受託開発を行いながらフリーランスをしている こなさん です。
今回この記事で書くことは以下。
・量産型エンジニアが増えた事実
・技術を楽しむ人が減っている事実
量産型エンジニアが増えた事実
昨今のエンジニアは、いわゆる「ギーク」な人が少ない気がする。全員そうとは言わないが、一時期「エンジニアは簡単に1ヶ月で年収1000万」みたいな広告を掲げる輩が増えたことで、それを信じてエンジニアを目指す人が増えたことも事実である。
また、そのブームに乗ってか、ちゃんとした企業が行うプログラミングスクールのみならず一般の人が行うプログラミングスクール、いわゆるオンラインサロンのようなものも増えていた。
そのオンラインサロンの中には違法性を指摘され消えていったり、最近では裁判まで持っていって返金されたり、オンラインサロンで集めた金を片手に海外に移住する人もいる。
そのような「オンラインサロン」などの主を見てどうして「ぼくも1000万のエンジニアに簡単になれる」と思うのか、私は甚だ信じられない。
盲信するのは自由だが、私はそれがエンジニア界隈を汚していることに加担しているとさえ思う。
初歩的な技術で1000万も稼げるわけもなく、案件を安請け合いをする人も増え技術者の地位が低く見られ始めたのもこの時代が起因しているだろう。
今や、ORMという便利なクエリビルダが流行ったことにより、生クエリが書けない、プレースホルダってなんぞや、DB触る人なら知っておいて欲しいインデックス、チューニング。ストアドプロシージャやらシノニムを知らずなジェネレーションギャップに苛まれている。私が年老いたのだろうか。
ソースを追うこともしない、コマンドのオプションの意味もマニュアルを見ない、どれだけ「上辺だけ」を聞きかじってエンジニアを名乗っているのかが見てうかがえるので本当に技術職が好きな私からしたら悲しく思われる。
私も晴れて年収4桁万の人になってはいるが、世の中そんなに甘くないよってのは言いたい。
技術を楽しむ人が減っている事実
前述の通り、表面をかじった程度の人が放出されているため、実際に中の仕組みなどに興味を持つ人が減ってきていることも感じている。
例えばLaravelも表だった機能はある程度MVCに沿って理解しているが、では昨今話題に挙がることが多いDDD設計やADRを用いた開発ができるかと言われたらキャッチアップせず、アンテナを張ることをしない人が多い。
他の人が言われたことをやるだけ、言われたことができればOKとする人は多いし、それ止まりで「本当に技術が、プログラムが好きなのか?」と疑問に思える人が多い。
私は小中学校の頃からPCにのめり込んでプログラム書いていた。みんなそうしろというわけではないがコンピュータが好きで、自分で便利なプログラム作って、アプリケーション作って…と自らコンピュータに歩み寄って寝る間も惜しんで暗い部屋でも馬鹿みたいにのめり込むような人が減ってきたようなきがする。それを推奨するわけではないしそれをしなくても伸びる人は伸びるが、いわゆる「ギークな人」が減ってきて、本当に技術が好きでエンジニアやっているのかがわからない若者が増えているのだ。
HTMLとCSSだけで1000万と騒ぐインフルエンサー、副業で簡単に本業以上の収入を得ることができると広告を打つYoutuber、それらは果たして「技術が好き」なのだろうか。
好きこそものの上手なれ、は的を得ていると思っていて、エンジニア以外の専門職も好きでのめり込んである程度のいい意味でのネジのハズレ具合がないと生きていけない職業な気もしている。
また記事を書いてみたい。
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