EduHub日記/国語の学習 1
Teacher H
2022年3月10日
本記事では国語の成績向上のためのヒントをお届けします!
普段、みなさんは国語をどのように勉強していますか?
このように聞いてみると「国語は何となく勉強してきた」という方が比較的多いように感じます。
しかし、数学や英語などと同様に、国語も継続して学習することでステップアップしていく教科です。そこで、本記事ではステップ1にあたる知識分野の学習にスポットを当ててお話していきたいと思います。
国語の問題は大きく「読解問題」と「知識問題」に分けることができます。
ふたつのうち、まず意識して取り組んでほしいのは知識問題です。
国語といえば読解力や記述力が取り上げられることが多いですが、知識問題を侮ってはなりません。
知識問題の学習はなぜ重要なのでしょうか?
知識問題が重要である1つ目の理由は、点を取りやすい問題だからです。
知識問題には、漢字・語句、四字熟語、慣用句、故事成語、季語、韻文の規則、文学史などが出題されますが、学校の定期試験では出題範囲が指定されることが多いでしょう。
入学試験においても、基本的に定期試験で範囲となってきた問題が出題されるため、比較的対策がしやすく得点につながりやすいです。
結果がすぐに点数に表れることによって、学習のモチベーション維持にもつながります。
ただし、季語や文学史などは参考書に列挙されているものが出る頻度が高いとは限らないので、まずは頻出のものに絞って学習しましょう。
(例)同じページに掲載されていたとしても、遠藤周作『海と毒薬』より「古事記」「日本書紀」のほうが出題頻度は高い。
知識問題が重要である2つ目の理由は、国語全体の得点向上につながりやすいからです。
英語学習の際に、まずは単語と文法の勉強から始めるように、国語でも単語や文法(漢字・語句・接続詞)の理解は欠かせない基礎です。
読解問題の本文に採択される文章の多くには、対象学年の学生にとって「ちょっと難しい」言葉が散りばめられています。知識問題対策を通して、それらの言葉を学習しておくことは本文の理解につながり読解問題も解きやすくなります。言うなれば「国語力」が底上げされていくのです。
そのため語句を勉強するときは、辞書を使いながら「読み」「書き」「意味」「例文」を確認しましょう。
余力があるときには、「対義語」も調べることがオススメです。対義語を知っておくことで、本文の中にある二項対立というレトリックに気づきやすくなるからです。
(対義語の例)「伝統/革新」「中心/周縁」「自然/人工」「総合/分析」「模倣/創造」など
このように、実は重要度の高い「知識問題」ですが十分対策できているでしょうか?
ぜひ直近のテスト結果などを見直して知識問題の得点を確認してみてくださいね。
もし「漢字や語句の勉強は後回しに」としてしまっているなら、まず知識問題の勉強からはじめてみましょう!
次回の記事では「読解問題」にスポットを当ててお話していきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!