EduHub日記/大学生生活 3
Teacher M
2022年12月5日
大学生生活についてはたくさんのブログが書かれていると思い、これまで大学生生活編を書かなかったのですが、在学中の中期インターンシップの機会に恵まれたため、海外から忘備録のつもりで綴っていきます。
これから受験を迎える「誰か」に、小さな励みと笑いをお届けできたらと思います。
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さて、航空券とともに頭を悩ませたのは宿泊先をどうするかということでした。学生としての留学であれば、大学の寮などの選択がありそうですが、海外インターンシップでは自力で探すしかありません。
私のインターンシップ先があるジュネーブは、物件数が多くても、寮を希望している学生が多くて、とにかく物価が高い…。ジュネーブ、スイス側ではなくフランスの国境近くに住むことに心を決めて、探し始めました。
ただ私のインターンシップは6ヶ月であるため、ネットで検索した不動産会社に連絡をしても、その期間ではアパート契約は難しいのではないかとの返答。ある不動産会社で対応してくれた方が、いっそAirbnbあたりで探す方がいいとのアドバイスをくれました。
Airbnbでジュネーブに通える距離、駅までの道が暗くなく、遠くないこと、1階は避けるなどを念頭におきながら検索の日々が始まりました。
ある程度金額的にもここであればと思える場所を見つけた頃、現地のサイトで、大変美しい部屋を、驚くほどの好条件で見つけました。
形式はオーナー直でのやりとり。その中で、「子供のために購入した物件だが、お子さんは大学生で国外に出たため役割が終了してしまった事。ご主人が事故のために下半身付随となり、母国に帰る予定なのでこの物件を売却することに決めているのだが、それまでの間に空室のままにすると家が痛むので賃貸したい。だから安価で構わない。」とのメールが来ました。
ところが大変ラッキーと考え、喜んで見せたにもかかわらず、両親に難色を示されました。理由はあまりにも美しく広い部屋と料金のギャップがありすぎる事と、事故で~のくだりがあまりにもドラマチックすぎないかと。ただ、自分で判断して最終的には自分で決めなさいと、そして最初に入れるデポジットの1ヶ月分、(その時の)日本円にして10万円分ではあるが、もしもこの話が詐欺であれば、高い授業料を払ったとして学習しなさい、親として、その時の損失は諦めると言われました。
悩みに悩んだ末、この好条件の物件を選ぶよう決心。契約のためのパスポートのコピーなどをメールで送り、いよいよデポジットを支払おうとした時、銀行振り込みでも、クレジットカードでもなく、相手はクーポン(みたいなもの?名前はTranscash)を振り込み手段として指定。これは海外で時として良からぬことの入金方法としても利用されることがあるというか、振り込み相手の追跡が難しいような簡易な振り込み手段。さすがにこれは幸運ではなく、詐欺ではないかとの疑念が湧き、色々物件自体を検索したところ、Booking.comで同じ物件を発見。物件相応な高額での貸し出しが告知されていました。
結局夢のような駅近物件はあきらめ、当初候補としていたAirbnbの物件に決めました。Airbnbで借りるには期間が長く、バカンスシーズンも外しているのでオーナーと交渉し、若干安めに金額を設定してもらいました。
ちなみに、パスポートナンバーなどを送信していることもあり、両親が直接契約ではなく、会社を通した物件にするように言われたためという穏便で丁寧な感じでキャンセルしました。ただ、その「パスポートナンバーを送信している」ことが気持ち悪くなって、パスポートを変更しようとしてパスポートセンターに問い合わせましたが、盗難などでパスポート自体は手元にあり、直接の被害が出ていないので、パスポートはそのまま使用するようにとのことでした。
すっきりしないが仕方ありません。
このように、海外に行く前からサバイバル方法の学習の連続でありました。ちょっと駅からはあるが、それなりに快適で、感じ良い若いオーナーの物件を結局は見つけました。もしジュネーブ近くでの物件を探している場合はぜひ私に連絡ください。