👀私の視点[スポーツ施設の配置の仕方による印象の違い]
今回、公式に訪れたアメリカのボーディングスクールは全部で9校でした。
■コネチカット州
Kent School
The Frederick Gunn School
Salisbury School
Suffield Academy
■ニューハンプシャー州
Kimball Union Academy
New Hampton School
■マサチューセッツ州
Tabor Academy
■カリフォルニア州
The Thacher School
Ojai Valley School
私も昔はボーディングスクール生でしたし、その頃もスポーツの試合などで他校へよく出向いていました。また、今の仕事を始めてからも学校にいくことが多いです。
たくさんの学校を見学するなかで、今回ふと感じたことがあったので、ちょっとメモ的に書いておこうと思います。
何を感じたかというと、「キャンパスデザインによって学校の印象は変わる」ということ。
ある意味当たり前かもしれませんね。
もっと具体的にいうと「キャンパス内におけるスポーツ施設の相対的な配置によって印象が変わるのではないか」と思いました。
スポーツとボーディングスクール生活の関係性
ボーディングスクールでは、いろんなスポーツを試す機会があります。
まず、試せるスポーツの種類が豊富。
今回行った学校のなかで高等部(9-12年生)の生徒数が一番少ないOjai Valley Schoolで提供されているのは、
Soccer, Basketball, golf, weightlifting/fitness/yoga*, equestrian, Track and Field, Baseball, Tennis, swimming, volleyball, cross country, flag footballの12種類。
一方、今回訪れたなかで一番生徒数が多いTabor Academyでは、
Cross country, Dance, Field Hockey, Football, Soccer, Tabor Boy*, Volleyball, Basketball, Hockey, Squash, Wrestling, Baseball, Crew, Golf, Lacrosse, Sailing, Softball, Tennis, Trackの19種類でした。
*Tabor Boyとは学校が所有する2本マストの練習用帆船です。
アメリカでは学期ごとにスポーツを選択することが多いので、1年間で最大3つのスポーツチームに所属することができます。クラブ活動もいれるともっと多くのスポーツができますね。
今回訪れた学校のなかには、ほかにも乗馬やスキーなど、立地や施設を生かしたスポーツの選択肢がありました。
同じスポーツでも、他校と試合をする競技レベル、学内のレクリエーションレベルなど、細かくレベルや負担で分かれていることが多いです。そのため、初心者でも新しいスポーツを試せるようになっています。
なかには幼少期から続けているスポーツガチ勢もいて、スポーツ奨学金で入学したひと、大学にスポーツ枠で入るために実績を残したいひと、プロを目指しているひとなどがいます。本当に様々です。
スポーツ施設の種類
これだけ多様なスポーツをできるようにするには、体育館と運動場だけでは足りません。また、いろんなレベルのチームが同時に練習・試合をするためにも体育館と運動場だけでも複数の面が必要です。
クロスカントリー、スキーやセーリング、ボートなどは、山や川、水に近い立地が必要です。
そして水泳やホッケーなど、多大な設備投資が必要なスポーツもあります。
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