🏫学校紹介［カリフォルニア州にあるボーディングスクール Ojai Valley School］

2021年11月のミステリーツアーで訪問した学校9校を１つずつご紹介しております。この形の学校紹介はこれで最後になります。（マガジン自体の更新はもうしばらく続きます。）

この記事では、アメリカのカリフォルニア州にあるボーディングスクール Ojai Valley Schoolについてまとめます。

前半は主に公式HPからの情報で、後半の限定公開（有料部分）では私が撮ってきた写真を載せています。

　私は普段から「学校はナマモノである」と言っています。
　校長・担任・生徒・地域・父兄・時代背景などなど、学校を構成するピースは常々変わっていますし、変わるごとに新しい化学反応が生まれ、生徒個人にとってそれぞれ違う体験となるからです。
　私が載せる情報は、その時点以降すぐに古くなっていきます。この記事は、取材当時=2021年11月の情報です。
　では学校情報の紹介を通じて何を期待しているかというと、読者の方がそれぞれお持ちの既存の学校イメージとすり合わせていただき、学校に求める条件を明確にしていくことです。そしてより明確になった理想の学校の条件をご自身のコンパスにしてもらい、自分の目と耳と頭で進学先選びをできるようになってもらいたい。
　ここに載っている情報は私が体験したこと（一次情報）だけではなく、二次・三次情報も含まれています。事実と主観がある程度混じっています。その点、ご了承くださいませ。
　実際の学校選択の場合はここにある二次・三次情報だけを鵜呑みにせず、とにかく親子で調べる/見学する/学校関係者と直接話すことが大事だと私は考えています。そのきっかけとしてご活用ください。

【１．基本情報】

学校名：Ojai Valley School

所在地：https://goo.gl/maps/V6iAVeewqUF5YkaF9

HP：https://www.ovs.org/

学年：PreK~12年生（年少〜高３）

入寮できる最小学年：3年生（小３）

創立年：1911

性別：共学

宗教：なし

敷地面積：195エーカー

服装規定：なし

キャンパスマップ：この学校は幼稚園年少~中2（8年生）までのLower Campusと中3~高3（9~12年生）までのUpper Campusに分かれています。その距離は車で15分ほどです。

私が訪れたのはこちらのUpper Campusの方です。2017年の山火事で一部の建物を焼失してしまいましたが、今年美しく生まれ変わりました。

Upper Campus Map - Ojai Valley School - Private College Prep Day and Boarding School in Ojai, California

今回訪れていないLower Campusはこちら。

Upper Campus Map - Ojai Valley School - Private College Prep Day and Boarding School in Ojai, California

【２．生徒情報】

全校生徒数：約300名

寮生の割合：全校生徒の約40%*

留学生割合：全校生徒の約20%*

生徒の国籍：例年約10カ国

*Boarding School Reviewより

学校の規模としては小さめ。今年の日本人は0名だそうです。（募集中）

【３．2021年度の費用】

費用体系・内訳：https://www.ovs.org/tuition-and-financial-aid/

初年度一時金：出願料（application fee）、入学金（registration fee）

毎年：授業料・寄宿費（tuition）、Book and Activity Fees、International Student Enrollment Fees

最高学年（12年生）の年間授業料（寄宿費込み、学年問わず）：63,000USD

学費補助の申請：可

【４．学業について】

ここでいう"学業"には、アカデミック、スポーツ、アート、その他の学内活動すべてを含めています。
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年間予定表：https://www.ovs.org/calendar/

年度始まり：8月末

ESL（英語補講）：あり

アカデミックサポート：あり

大学進学実績：https://www.ovs.org/academics/high-school/college-counseling/

卒業要件：
国語：４単位
数学：３単位
外国語：３単位
理科：３単位
社会：３単位
芸術：１単位

科目一覧：https://www.ovs.org/academics/high-school/curriculum/

科目の特徴：小さい学校ながら学際的な科目やニッチな選択科目がある。Equine science（馬の科学や文化）、Literature of the Wilderness（野外・荒野の文学）、Marine Science（海洋科学）、 Astronomy（天文学）、Robotics（ロボット工学）など。私の印象ではジャーナリズムもそこそこ本格的。

アートの特徴：図画、陶芸、写真、デジタルメディア、動画製作、合唱、音楽史、ギター、ダンス、演劇などから選べる。音楽室は野外直結。

スポーツの特徴：珍しいところではフラッグ・フットボール、ウェイトリフティング、乗馬、ゴルフなど。国立公園にも行くアウトドア教育は全校必修。

クラブ活動一覧：https://www.ovs.org/campus-life/clubs-activities/

【５．生活情報】

生徒にとって第二の家となるボーディングスクール。

学業と生活の２つについて知れば、もう学校の８割をカバーしたようなものです。
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寮：キャンパス内に男女別１棟ずつ。女子寮は今年できたばかりで、リゾートと見違えるほど。