コロンビア大学教育大学院に合格しました
自分でもまだ信じられないのですが、コロンビア大学の教育大学院ティーチャーズカレッジの国際教育比較学コースから合格をいただきました。そして大変ありがたいことに、いくつかの日本の自治体と組んで実施した子供の貧困と教育成果に関する調査実績と研究計画が認められ給付奨学生となりました。色んな思いがこみ上げています。
英語が苦手な私にとってアイビーリーグなんて2年前までは遠い世界の、例えばFBIやアラバスタ王国と同列の存在でしたが、歯が欠けるほどに勉強した結果、切符を手にすることができました。もし、勉強したいことや研究したいことがあるけれど、二の足を踏んでいる方がいらっしゃったら、なんとかなるよと背中を押したいと思い、2回に分けて合格までの道のりを書きたいと思います。私が大学院に行こうと決めたのはニートの時でした。
はじめに一つご案内
シリコンバレー教育研究会で志望動機書の内容や研究計画等について詳しく話します。直接質問等ある方はよかったらご参加ください。
日本時間:8月16日(日)9:00-11:30AM
米国西海岸:8月15日(土)5:00-6:30PM
大学院に行く理由
私の夢は「どんな環境に生まれても、子どもたちが自分の可能性を信じ、未来を自分の力で切り開けるような教育システムを作ること」です。そのために教育政策のブレーンになりたいと思っています。今まで色んなご縁で地方自治体の調査や研修のお仕事をさせていただきましたが(公開されているものだと宮崎県日南市の調査を実施しました。文章が美しいのは慎さんという起業家で物書きの方が書いているからです)日本ではあまり教育政策に数値目標をたて、効果を検証する習慣がないことに気がつきました。場当たり的に予算をつけて終わりではなく、本当に子供の貧困問題を終わらせるには、政策評価という武器が必要ではないかと思い、大学院を志しました。10年続けてきた子供の貧困解決のための草の根活動では、高すぎる壁に本当に貢献できているのかという葛藤も強く辞めていった仲間も多いです。エベレストを案内するシェルパのように、数字の力で貢献できたらいいなと思っています。測れるものは解決できると思うから。
大学院で研究したいこと
なので大学には勉強しにいくというよりも、色んな教授に声をかけて、共同研究者になってもらおうと思っています。日本の教育政策、子供の貧困対策の効果測定は伸びしろが大きい領域で、また先進国の教育機会格差問題は世界的にも大事なテーマです。なので、どこかの日本の自治体と組むことができれば
「子供の環境と学習効果の関連性」
「どんな施策が貧困再生産の負のスパイラルを立ち切れるのか」
について、一流の学者のアドバイスをもらいながら研究、実際にその自治体の問題解決をお手伝いする事ができるだろうと野心を燃やしています。この際コロンビアを使い倒すつもり。ご関心のある自治体職員や政治家の方はぜひご連絡ください。
次回予告
後半では下記について書きます。大学院受験を考えている方向けに実践的な内容です。更新までしばらくお待ちくださいませ。
アメリカの大学院に合格するのに必要な5つのアイテム
5つのアイテム取得にかかる目安時間
①志望動機書の内容
②履歴書の内容
③推薦状
④⑤TOEFL/GRE対策
迷われている方へ