【海外大学進学】イギリス大学への出願方法を徹底解説!
こんにちは。モアエデュケーション代表でコンサルタントのMakiです。
イギリスの高校と大学に正規留学をしている私が、日本からイギリスの大学を受験する方法を解説します!
イギリスの大学の特徴
世界最高レベルの教育
イギリスには約100校の大学があり、99%が国立大学です。日本の約800校と比べると少ないにも関わらず、名門大学が数多く存在し、教育水準がとても高い国です。アメリカのアイビーリーグのように、イギリスにもラッセルグループという優秀な大学の総称があります。2024年現在は24校が加盟しており、世界大学ランキングの上位にランクインしています。より質の高い教育を求めて、世界中から留学生が集まります。
歴史
英語圏で一番古い大学はイギリスにあるオックスフォード大学で、11世紀末に設立されました。世界大学ランキングで1位に選ばれたり、ハリーポッターの舞台になったりと、日本でも知らない人はいない有名な大学です。
歴史や伝統のある大学はOld Universityと呼ばれる一方、近年Universityに昇格した大学はNew Universityと呼ばれ、比較的入学要件も易しい傾向にあります。
卒業時期
学部 (Undergraduate) は3年制、修士 (Masters) は1年制になります(イングランドの場合、医学部など一部学部を除く)。アメリカや日本の大学だと1年間の教養課程を経て2年目から専攻のコースに分かれますが、イギリスでは1年目から専攻のコースがスタートするので1年短い期間で卒業ができます。
専門性の高い学び
上で説明したとおりイギリスの大学では1年目から専攻のコースに分かれ、専門性の高い勉強ができます。各分野でのトップレベルの研究が行われているため、研究したいテーマが決まっている方におすすめです。
入学要件
イギリスの大学では日本の高校卒業資格が認められていないため、日本の高校の途中、または卒業してから行く場合は下記いずれかの方法を取る必要があります。
① Foundation Courseを修了する
日本の高校を卒業してから行く場合もっとも一般的なのは、ファウンデーションコース経由での大学入学になります。ファウンデーションコースは1年間の大学入学準備のためのコースで、最後の試験に合格すると大学への入学が確約されます。
大学が運営しているコースと外部の機関が運営しているコースがあり、大学が運営しているコースの場合はそのまま運営元の大学への入学が可能なので、行きたい大学にファウンデーションコースがあればそこに入るのが一番近道です。学部が3年間なので、ファウンデーションコースを合わせても4年間となり、卒業時期が日本とそれほど変わりません。
注意する点としては、オックスフォード大学やケンブリッジ大学といったトップ校、また医学部等の一部学部はファウンデーション経由では入れないため、A-levelやIBを修了する必要があります。
② A-levelを修了する
イギリスで認められているもっとも一般的な高校卒業資格です。A-levelは2年間なので、日本で高校卒業後にイギリスに渡ってA-levelを修了すると、ファウンデーションコースを選んだ場合と比べると卒業時期は少し遅くなります。
その分、全ての大学と学部を受けられるため、オックスフォード大学やケンブリッジ大学、インペリアルカレッジロンドンといったトップ校やを目指す方や、医学部を受験されたい方にとっての選択肢となります。
③ インターナショナルスクールやIB認定校から
IBの修了資格はイギリスでも認められています。日本の高校でIBを履修されている場合は、現地の学生と同じプロセスで受験が可能です。出願方法については下で解説しています。
出願方法
①ファウンデーションコース経由の場合と②、③のイギリスの大学で認められている高校卒業資格を使って出願する場合ではプロセスが異なります。
ファウンデーションコースへの出願はそれぞれのコースへ個別に出願書類を提出します。
A-levelやIB等を学校で勉強している方はUCASというポータルから一括で出願をします。
UCASから出願できるのは5校まで、医学部の場合は4校までとなります。また、University of Oxford(オックスフォード大学)とUniversity of Cambridge(ケンブリッジ大学)への併願は不可、どちらか1校を選ぶ必要があります。
また、留学生はIELTSの成績も必要になります。ファウンデーションコースやトップ大学以外の大学ではIELTSスコア5.5以上が合格基準になりますが、難関校では6.5や7.0以上のスコアが求められます。
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