ヴォイニッチ手稿論考
ウィトゲンシュタインみたいなテーマになってしまいました。あの本よりは内容も筋も通って読みやすくしてみました。ただ、論考なので多少複雑な内容になってしまうかもしれません。
はじめに
以前2ちゃんスレまとめのyoutubeを見て,数百年もたってるのにこの本はいまだに謎なんだと妙に感心した。ある説では女性の健康法を語っていると言われているが,そんなわけない。あのおぞましい絵を見て健康になれない。何なら植物が人間を食べようとしている,支配下に置こうとしている,そんな絵にしか見えない。少なくても好きではない本の一つ。
2ちゃんねるの意見
スレ主がいうにはアダムとイブ,魂の話があるという。単に植物ノートではないと主張する。アダムとイブの話まで行くと結構ややこしい。あれは聖書を熟読しないとわからない問題だけどアダムとイブは堕落者でリンゴは○○の隠喩,蛇=蛇型人間ということですね。まあ,聖書自体信用性あるの?っていいたくもなるがそれは置いておく。キリストは宇宙人じゃない?といわれているのだからこれは深い話になると面倒。マリアの処女懐妊といい,キリストの話って結構盛っているからその筋の人でないとわからないことが多い。聖徳太子も厩戸皇子=キリストで,実在しないと言われている。だから,こういうアダムとイブ系の内容がある箇所はややこしいからなるべく少なくしてヴォイニッチ手稿を考えていく。
私が個人的に興味深かったのはそのYoutubeにあるコメント欄。引用方法がわからないので興味があれば直接動画に行ってほしいが,470件くらいの返信がある方の内容を見ていて面白い解釈だなと思った。
私はヴォイニッチ手稿は読めないけれどそういう解釈もあるのかと考えて,色々な読み方ができる読み物って魅力的だなと感じたりしなかったり。
もももの検討(一部だけ)
1.ヴォイニッチ手稿の内容の世界は神の世界に近い。周波数が違うから神が見えない。草花もコミュニケーションできるのがその4次元の世界。
→昔は会話しなくても相手のきもちがわかる超共生社会だったといわれている。退化したことでコミュニケーションが制限されたのが現実。例えばインターネットを発達して五感が退化したこと(鼻が利かなくなった,今日のご飯は何か当てられなくなった)はよく報告される。それと同じように第六感も退化してしまった。それも人為的に。そういった草花のコミュニケーションができる社会が今もあってもおかしくはない。
2.この本の要約は,4次元世界の草の活用法,自然と調和するか。風車の絵はエネルギーの循環方法。4次元世界は我々を養分とするが,我々は4次元世界を利用することはできない。一般人にできることは特に何もない。
→私はこの内容に意義を唱える唱えていた。4次元社会が我々の世界を利用しているとしても,エネルギーが何かは重要な視点。
エネルギーが正の気持ち(うれしい,たのしい,大好き)と仮定しよう。エネルギーが正なら幸せな生活をしている人間が多ければ当該理論によると4次元世界の発達が促進され,幸せな生活が突如として人類が滅亡する。そんなことありえるだろうか。人間が全く悪いことせずに,いきなり人類の危機に瀕すると考えにくい。
エネルギーが負の気持ち(かなしい,つらい,大嫌い)と仮定しよう。エネルギーが負なら悲しい生活をする人間(不況や心が荒んでいる)ばかりの世界になると負の気持ちが加速して人類が滅亡する。これなら辻褄は合う。
人間としてできるのは,負のエネルギーを集めないように人や自然と調和(利用ではない)して正のエネルギーに変換させる。なるべく負のエネルギーを作らないことが唯一の対処法である。
ヴォイニッチ手稿の秘密
ヴォイニッチ手稿の秘密は大筋はよいのですが,十分な信用まではできない本かな…。8割5分くらいは多分内容があっていると思う。アマゾンレビューや目次しか読んでないからなんともいえないが、今後も購入することはないだろう。資料としては使えると思う。
信用できるところ
巨木については科学的に正しいことは証明されていて素粒子や波動についても合っている。色々noteなどで調べたところ人体の仕組みについて書かれている説が有力らしい。植物辞典でもあるらしい。
信用できないところ
例えば人間の作り方とかかれている箇所。人間の作り方というか、どーやって人が生まれるか(人体でない我々の誕生)というのは非常に説明が難しいが,あんな適当な絵のようなものではない。肉体が生れてから魂が入るということを態々書かれている本ですが,いちいち書くことでもない。精子と卵子が混ざって肉体はできるけど魂まで作れるわけないでしょう。心身二元論的な話です。曼荼羅の箇所も正直どうだかなと思ってしまう。
不思議ネットのコメントを読んで
必要ある内容だけざっくり書いてみる(意訳あり)…コメント量がとにかく多すぎるけど原文にあったら面白いかも。
①人間は光合成をするけど怒りや苦しみ、嘘のせいでなかなかうまくいかなくなってしまう。それには土や光が必要。
②p67-69は星を作る実験のこと。植物事典のことも書かれているよ。女と液体の絵は女だけが入れる泉のことを指しているのだろうか。ニンフというギリシアの精霊と関係がありそう。アダムとイブがリンゴ(アボカド)を食べたことからこの世界に落ちてしまった。
③所詮、植物に操られるのが我々だ。
④魂は複数世界にまたがり、同時に複数の身体とつながる。それぞれの身体はそのことを意識せず人生を送る。この世界で死んでも魂本体はダメージがない。他の世界はあなたは生きている。
⑤711 キリストは自○を罪と広めて、自○は難易度が高くなった。管理がしやすくなった。エンセオジェン(幻覚剤)はキリストと関係ある。
光合成云々は人間の負のエネルギーが悪影響を及ぼすという警告と同様の内容。
星の実験や植物事典という内容について書かれているらしいですね。別次元の世界について書いてあるのでしょうか。アダムとイブの話を見ると一時的に作者の意識が4,5次元にでも飛んでいたのでしょう。と、なるとあの変な女と液体のやつは人間の作り方ではなく4,5次元の浄化の方法といえます。
植物に操られる人間と書くと嫌な気もちになるかもしれませんが,人間は植物の匂いによって体調や感情を左右されることが研究から明らかになっています。アロマセラピーもその一つです。植物を食べることもありますよね。植物を操っている気はしても,無意識の中では植物に五感を操られているのかもしれません。
④は「似た魂」というのはあるかもしれない。99%コピーした可能性はなくもない。だから世界中に自分ととても似た人が2人いると言われるのかな。だけど自分オリジナル純正100%の魂は一つしかないからこれは誤りの内容と考えられる。少なくとも私の経験では。
⑤についてはキリスト教嫌い(プロテスタントはセーフ寄り)の私でも訂正しなくてはいけない事実がある。
自○というのはこの世で最も犯してはいけない罪です。どのようなことがあったとしても。だからキリストが罪と広げて難易度が高くなったとかそういうことではなく,もともとやってはいけないことだし厳罰が下ることなのでそこは注意してほしいなと。
もももの主張
両者に共通しているのは「気持ち」「人間という存在は何か」を主題としているところ。完全に双方の主張がバラバラなわけではない。
①音楽的観点で言うと気持ちを正の方向にするにはJazzがいい。ロックやパンクは身体に悪い。波動でも人間の身体に微量の電磁波が流れているので,それも関係する。音楽の波動を432Hzに変換できるアプリもあるようですがスマホすらまともに使えこなせない私には難しかった。自然の川の音をただ聞くだけでもいいかもしれない。
②人間という存在は何かについて。人間は物質界(地球)にいる理由/今この仕事をする理由などはその人たち固有の理由があるのだけど,目的は魂の成長ということは変わらない。年齢でなく精神的に大人になることが人間としてしなくてはいけない、亀の甲より何とか。人間は単なる箱。魂の成長は強調しておきたい。年齢を重ねればよいのでなく年齢に伴って色々なことを学び心も豊かになり相手を思いやってともに支えながら生きること。苦しそうな人がいたら手を差し伸べて誤っていることがあればそれを正すことも大切なこと。植物に関しても人間と植物はできるたけ共生できるようにすること。一方的に伐採して焼畑して開発するといつかしっぺ返しがくる。
自然と調和という言葉はSDGは関係ない。自然を尊重しながら自然と共に生きることで、物の無駄遣いをしないことや外で遊ぶ時間を増やすことも自然とかかわるという意味では一つの例になる。
個人的な疑問
誰が誰に焦点をあてている本なのでしょう。言い方を変えればこの本はどこの世界にピックアップした本なのかなと。個人的な違和感は不思議ネットの②④⑤の内容で、それがわかれば執筆者や執筆動機,内容理解につながるのですが。多分エンキとエンリルレベルの話だとは思う。それならノアの箱舟のことも延長線上で調べると面白い。現代にも,エンキとエンリルの影響はある(と思う)。最初の方にヴォイニッチの世界は神のような世界とあったけど,ここまでまとめるとそれは違うよねという感想をもてる。この世界よりは高尚かもしれないが、本当の高尚な世界とは別物な感じがしてしまう…。
まとめ
3者の考察は興味深く,それぞれ正しいものだと思います。だけど本当はヴォイニッチ手稿が何を言いたいのかまでは両者とも辿り着いていない感が否めなくもない。あえて辿り着いていない風を装っているかもしれない。4次元世界系の話ならもっと深みがあるし,人体の話なら現代医療と比較してだれか論文に出せば解決する。もっと掘り下げる必要のある内容ではある。アダムとイブ系の話なら聖書や神話を読み進めて地球監獄説でも主張すれば,ヴォイニッチの内容より深い考察はできる。とりあえず中途半端な本だと思うけど中世の本だからしょうがないのかもしれない。
注意しなくてはいけないのは多くの人はヴォイニッチ手稿の翻訳をしているだけで,内容が正しいとは限らない。翻訳された内容=書いてある内容≠事実の可能性も吟味すること。ヴォイニッチの世界をみたとされる手稿を書いた本人の微妙な記憶ズレや記憶改変なんて可能性はなくもない。別の不思議系の本や論文との内容一致が合って内容が、本物に近いねとはじめていえる。
ヴォイニッチの翻訳する人はヴォイニッチがいた世界を死んで今の世界にやってきた的なことを言うけど,我々の死後の世界≠ヴォイニッチのいた世界ではない(と少なくとも思う)のだから向こうの世界のことを知っても何の意味をも持たないだろう。ただ,向こうの世界がこの世界に何らかの干渉を与えられるのならば知識として知っておくことに何の損もない。
人間という種の成り立ちについての本なら昔だったら新奇性はあったけど今はそういった情報が多くある。そういう簡単な内容ならとっくに翻訳と考察が大々的にされているはずです。
やっぱり私はあの本が好きではない。あの雰囲気が我々を恐怖政治で支配するような感じがして好きではない。直観(直感)です。いい本っていうことはまずなく,植物がどんな意味をもつ本なのか不明。
太陽の光があって植物が育ち,植物が草食動物を,草食動物が肉食動物を,人間は太陽の光を浴び,植物や肉食動物を食べる。自然界で最も影響力のある存在は太陽であるのだが,二番目は植物。植物に意思があるとすれば植物が活動をさらに活発するわけで,どうなるのだろうか。太陽の光についてあの本で書かれていないようだが,太陽とは何かを明らかにしても面白い。
追記
今回はヴォイニッチ手稿という既にある議題を例にしました。オカルト的な話だとは思いますが,好評であればヴォイニッチとは別の内容の第2弾と第3弾を書こうと思います。第2弾は今回よりは内容が面白くなっています。第3弾が本丸なのですが,まだどこでも発表してないような内容を,生きていて覚えていたら12/30に上げようと思います。2025年に災害が起きないということに関係するお話です。