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帰国後どうする?~国内インターという選択〜

こんにちは。EdubalアンバサダーのRANです。今回は帰国後の学校選択の時のお話をさせていただきたいと思います。

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忍び寄る帰国辞令

前回、「辞令は突然に」と書きましたが、帰国の辞令はちょっと違います。任期や目安があり「長くてもあと○年」「今回辞令が出なかったから次は○○頃」と、赴任よりは身構えやすいと感じます(とはいえ突然もあり、辞令出る出る詐欺あり、慌ただしいことにも変わりないのですが 笑)。
我が家は「そろそろ帰国かもオーラ」が出た時点で、即刻帰国後の学校探しに入りました。

・・・なんて、ちょっとかっこつけました。帰国予定時点で子供は小6と小3、私は中学校まで地元の公立がある!と思っていたので、帰国後の英語キープの仕方のアドバイスをもらうつもりで、海外子女教育振興財団さんに相談しました。
結果としてこれが学校探しの始まりとなったのでした。

軽い気持ちで聞いたのに

相談員さんの意見はこうでした。
「お母さん、インター校に通ったお子さんに中学で英語をABCから学ばせるなんて、酷ですよ。」
・・・え?酷なレベル?無知すぎる母、心の中でアワアワ。
要は現在の公立中学校の通常の英語教育では、授業で少しもてはやされるかもしれないけど、それは長女の学びには一切ならないと。

「下のお子さんは、本気でキープしにかからないと英語がすぐ抜けます。」
・・・え?家族で誰より流暢で海外かぶれまくってるのに?再度アワアワ。

驚きの連続技をかけられた後、いくつか学校を紹介してもらってこの日の面談は終了しました。
こうして帰国後の行き先の真剣調査が始まることになりました。

それぞれの反応

調査は進めつつ、一方で何より大切な「子供たち自身はどうしたいのか」を確認しました。
長女は最初こそ帰国&転校拒否反応でしたが、すぐに気持ちが切り替わり、「絶対に一度元の小学校に戻りたい。その後は私立でもインターでもどこにでも行く!」
(おいおい、肝心の中学の進学希望が投げやりすぎるよチョージョ・・・)
次女は即答で「帰らない!」に始まり「ママと一緒に残る!」
(それは母子留学という別次元の話になるんだよジージョ・・・涙)

私自身、まだまだ帰りたくなくて、二人それぞれの気持ちもよくわかりましたが、選択の余地もないので「帰国はこんなにいい!」と、帰国気分盛り上げ隊長として頑張りました。

たどり着いた先

長女は地元小学校に戻ってから帰国子女受験をする計画で、やることは多いながらも学校選択にはまだ少し余裕がありました。

一方で公立小学校一択のつもりだった次女。
帰国には前向きになったものの「私は英語が大好きだから普段から英語を使う学校に行かせてほしい」と必死のプレゼン(?)。一時帰国で通い慣れた学校に戻るはずだったのに想定外の事態💦

次女は帰国と同時に編入になるため決断のリミットが早い上に、小学校で日常的に英語を使う学校は非常に少なく、通学圏内にはありませんでした。そこで国内インターという選択肢が出てきたのです。

それまでノーマークだったこともあり、帰国して国内インター校に入った方も知らない。手持ちの情報はほぼなしでネット調査開始。クチコミの批判的な激しい意見を見つければ心がザワザワ、クチコミゼロでもやっぱりザワザワ。一体何を信じれば良いのか。情報源がネットだけという不安。卒業生や現役生のご家庭からお話を聞けたらどんなに心強かっただろうと当時を思い出します。

再び海外子女教育振興財団さんの助けを借りつつ悩んだ挙げ句、最終的に当時通っていた学校と同じIB校の1つを提案すると、IBの学びが大好きな彼女は俄然前向きになり、オンライン受験であっという間に入学の権利を獲得しました。

 コロナで学校見学すらできないまま入学したインター校。のびのびした校風そのもの、広い校庭も魅力の一つ。

選択の行方

実際通いはじめてみてどうか。
一言で言うなら、とても気に入っています。

インター校の良くも悪くもいい加減(良い加減!)な感じもありつつ、何と言っても「日本語」の授業があること、これは安心感があります。行事を全力で楽しむ感じも好きです。また、コロナ対策では厳しい措置が取られましたが、科学的根拠に基づくもので納得感がありました。本当に良い学びをさせてもらえていて、自分が子供の頃にこんな勉強をしてみたかったと思うことがとても多いです。(同時にツッコミどころもあり…これはまた今度お話しできたら。)

教育は、成果が出るのに時間がかかりますし、教育の受け手の状況は千差万別、何が本当にその結果を導いたのか見えづらいです。
ある一時に不本意な状況になっても、長い目で見たらその時の状況がなければなり得なかった幸せな将来になっているかもしれません。

選択する時は様々な苦悩があり、悩むことにも意味があるけれど、置かれた場所を楽しい場所にしようという想いがあれば、何を選んでもハッピーになれる。学校を楽しんでいる次女を見ていると、悩み多きインター校の選択だったけれど、良い決断だったと思うことができています。