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恥ずかしがっている場合じゃない❗️世界基準の性教育
こんにちは。
Edubalアンバサダーの泰真美です。
今日は、13年間、海外で男女二人の子育てをしてきて、感じたこと、考えたことをお伝えしたいと思い、このnoteを書いています。
最近、アメリカに入国しようとする若い女性の入国審査が厳しいとのニュースや、新宿/大久保の通りに立つ売春婦らしき若い女性のニュースを目にします。
また、日本は痴漢大国であることも、数年前には海外で報道されています。
件数は、諸外国に比べ少ないものの、凶悪な性的暴行や性犯罪のニュースは、日本でも絶えずあり、そういった事件を知ると、心臓が押し潰されるような苦しい思いになります。
性別問わず、自分の子供を、性被害の加害者にも、被害者にも、したくない。
これは、子供を持つ親なら誰もが思うことでは、ないでしょうか。
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子供を性被害から守るための様々な対応がインターでは、されていました。
また、同時に、正しい知識を教える姿勢も、しっかりありました。
欧米のご家庭の親からも、学ぶことが多くありました。
例えば、
◉スタートは、幼稚園から。
性教育のスタートは、幼稚園から始まります。
“水着を着た時に隠れているところは、パーソナルなところだから、人には見せない”と習います。
◉学校では、幼稚園から、Changing Roomがあり、着替えは、その部屋で。異性の先生は、入りません。
◉学校のトイレは、生徒専用と、大人用(先生や来校者)に分かれています。
◉学校内にも防犯カメラあり。
抑止力にもなり、また、何かあった場合には証拠になります。もちろん、入り口でのセキュリティチェックあり。先生を守るためにも、生徒を守るためにも、学校が予防線をはることを、しっかり意識的に行っている印象が強いです。学校の中は性善説な世界、ではありません。残念ながら、学校内でも、性犯罪だけでなく、あらゆる犯罪が起こり得ます。
外の世界と同じです。大切なのは、予防策を取る事と、対応策を子供に教えること。日本でも、地震の避難訓練と同じように、不審者侵入対応の訓練(lockdown drill)なども、必要かもしれません。
◉体育の授業の中に保健があります。
これは、日本と同じですね。内容は、栄養バランスの大切さから、メンタルヘルスのこと、身体の成長やホルモンバランス、性教育も。医学の基礎のようなイメージでしょうか。
◉年齢に応じて、必要なことを、しっかり伝える。
茶化したり、恥ずかしがる年齢の前に、真面目に授業で教えます。幼稚園、小学校、中学校、高校と、男女共に、同じことを学びます。
生理のことも、男子も、しっかり、学びます。
高校生は、避妊具の正しい装着の仕方も授業で学びます。望まない妊娠をしない為にも、男女共に学ぶことが大切です。
◉性的合意は、言葉で。
アメリカの大学では、新入生に向けてパンフレットを配り、性的合意は、必ずお互いに言葉で確認をするよう求めています。これは、男女共に、本当に大事なこと。
◉バースコントロールの主権は女性にある
避妊の為のピルやリングは、もちろん知られていますし、今や主流はインプラントピル。二の腕の内側あたりの皮膚下に入れます。一度入れると3年間効果が持続します。大学生になると、入れている子が多いです。月経困難症や月経過多の改善も期待できます。日本でも、少しずつ自費治療で受けられる病院も出てきましたが、早く認可されるといいなと思います。
◉HPVワクチンは、男女共に接種がスタンダード。
男性がワクチンを接種することで、中咽頭がん、肛門がん、尖圭コンジローマなどの原因と考えられているHPVへの感染予防が期待できます。 加えて、男性がワクチン接種による感染予防をすることで、性交渉によるHPV感染から女性を守り、子宮頸がんの予防にもつながります。
◉男女交際はオープンに。
中学生や高校生になると、学校にもカップルがちらほら。友達にはもちろん、親にもオープンです。
お互いの家に遊びに行ったり、家族と一緒にご飯を食べたり。親も様子がわかりますし、隠し事をされるより安心です。中学生くらいですと、各家庭でハウスルールがあったりします。デートは、リビングですること、部屋のドアは開けておくこと等。
◉親がしっかり伝える。
普段の人間関係で大切な事と、性的な事を切り離さずに、ちゃんと伝えます。
自分の身体を大切にすること。自分の気持ちを大切にすること。嫌な事は、イヤとはっきり言うこと。
自分の事を大切にするのと同じように、相手を尊重すること。
小さな時から、繰り返し、伝えていきます。
◉夫婦関係が、子供にとって一番身近な男女関係のサンプルであることを、心に留める。
これは、日本人の我々には、なかなかハードルが高いかもしれませんね。
でも、私たちの世代から変えていきましょう。背中を見られています。
◉学校外での防犯に気を配る
海外では、高校でもスクールバスです。車社会だと親の送迎も必須。送迎は大変ですが、防犯面からは、安心できます。
日本では、防犯ブザーやスプレーなどの所持が必要ですね。
“危ない地域に危ない時間帯に近づかない”は、もはや海外旅行の時の注意事項ではなく、日本国内でも、必要な事かもしれません。
私の感覚が、だいぶ日本人らしくなくなっているのかもしれませんが、日本への一時帰国の際に、街に溢れるセクシャルな広告などに、ちょっとビックリすることがあります。行き過ぎた一部の過激なLGBTの活動もしかり。
幼児や小学生などにも目につく場所、時間帯にも関わらず、セクシャルなものが目に入るのは、はっきり言って性虐待のレベルかも。
デジタルコンテンツも含め、もっと場所や内容や時間帯で、分けて欲しいものです。性的な面だけでなく、タバコやお酒、暴力シーンも。
犯罪率が低い安全な日本というイメージに隠れて、
子供を性犯罪や性虐待から守る意識が、低い印象を受けます。
世の中は、すぐには変わらないけれど、
せめて我が子だけは、守りたい。
性に関することに、蓋をするのではなく、放置するのでもなく、真摯に真面目に向き合う姿勢を親が見せていくことが、大切な性教育の一つだと思います。
先ずは、何でも話せるオープンな親子関係と仲良し夫婦関係からスタートですね。
大切なことを、しっかり伝えていきましょう。
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