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教員採用試験小論文対策その2〜現状の否定はしない

教育に関しては、どの人にも一家言あるような気がします。教育を避けて生きていくことは不可能ですからね。学校とかでいろいろな人の家庭事情を聞いて、『へぇ、そんな家もあるのね…』みたいに感じたこと、ありますよね?

小論文のテーマにおいても、『そんな状況になっていること自体ありえない!』とか、『そんな甘っちょろい意識だから公立学校はだめなんだ!』みたいな厳しいご意見をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

結論から言うと、課題や現状に対しての否定はしないほうが無難です。その理由は、

聞きたいのはそこじゃない

これに尽きます。

私たち教育公務員は、共に働く、優秀な仲間を求めています。課題を共有し、方法は違えど解決に向けて行動する仲間たちを求めているわけです。

その人に、いきなり否定されたらどう感じるか?

否定が悪いとかでなく、未来志向で共に戦える人たちに来て欲しいのです。

逆の立場で考えてみましょう。あなたが一緒懸命に取り組んでいることに対して、バカにしたり否定したりする人たちと仲良くしたいですか?

『採用試験なんだから、そんなの関係ない、いい意見を書いたものが採用されるべき!』と感じるかもしれませんが、少なくとも教員採用試験におけるいい意見というのは、『未来を見据えたもの』であると思います。

どうしても否定したいのならば、一方的な否定でなく、せめてもう少しまろやかに伝えましょう。良い点も一緒に列挙するとか、よりよい改善策も提示するなど。

そもそも肯定も否定もしないのが一番です。前回の記事でも書きましたが、「課題に正対する」ことが第一ですよ。余計な否定は正対からズレますので。

え、正対したいけど、いい回答が思いつかない?

では、次回の記事で、思いつかないときの方法を一緒に考えましょう。

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