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子どもがプログラミング学習に挫折するのをどうすれば防げるか?(継続の失敗)


1.はじめに

こんにちは!子どもプログラミング教室エドグラの大村です。

子どもがプログラミング学習に興味を持った!あるいは学んでいる!という方へ。だからといって安心はできません。中には途中で学ぶのを挫折してしまう場合も多いからです。

パッと調べてみると、プログラミングを始める人の約90%以上が挫折してしまうそうです。まぁ、独学の人大人から始めた人も多くいるでしょう。

子どもの場合、どこで挫折してしまいやすいかをまず考えてみました。

2.挫折パターン(①~④)

①なんとなく「プログラミング的思考力」が身に付けばいいなと始めた場合

「プログラミング的思考力」とは、

  • 物事を分解する力

  • 物事を組み合わせる力

  • 物事をシミュレーションする力

  • 物事を抽象化する力

  • 物事を一般化する力

などのことですね。なんだかあいまいな力です。どこの教室で学ぶとしても、独学だとしても、身に付いたといえば身に付いたといえます。

そのため、たとえスクラッチ・マイクラでのゲーム作りのようなビジュアルプログラミング学習しかしていなくても、「自作ゲームを素早く作れるようになった」=「プログラミング的思考力を身に付けた」=「ゴール」となるため、次のステップである負荷・忍耐のいる本物のプログラミング学習へ進む必要がなくなるのです。

これでは長期的なプログラミング学習へのモチベーションが持てません。



②ビジュアルプログラミングからテキストプログラミングへの移行

継続的なプログラミング学習をお考えの方は、スクラッチなどのビジュアルプログラミングで基礎を学んだあと、次のステップとして、本物のプログラミングであるテキストプログラミングへ進むでしょう。

残念ながら、もともとモチベーションの高い子どももここでの挫折がありがちです。

以前私は次のようなツイートをしました。

要するに、
これまで簡単で楽しかったビジュアルプログラミングに慣れてしまうと、地道で忍耐のいるテキストプログラミングに移行したとき、その「ギャップ」を感じて挫折してしまう
という理由です。

なので個人的には、ビジュアルプログラミングばかりメインで教える子どもプログラミング教室に疑問を持っています。子ども達は楽しいしやりたがるしよいというのはわかりますが、長期的に見てどうなの?って思っています。



③部活動

これはイメージしやすいです。部活動は体力と時間を使うので、プログラミング学習を続けることが難しいと感じます。

④受験・進学

受験も体力と時間を使います。進学後は新たな生活が始まり、スケジュールや生活リズムや環境などさまざまなものが変化するので、他の事を手掛ける余裕がなくなってくるかもしれません。


3.それぞれの挫折の防ぎ方(①~④)

①なんとなく「プログラミング的思考力」が身に付けばいいなと始めた場合の挫折


ごめんなさい。このパターンはハッキリ言えば挫折を避けることはできません。あえて言えば、元々の認識を変えられない限り挫折します。

そもそも、本人からすると挫折ではありません。もうプログラミングで必要な教養は身に付いたと思っているからです。プログラミング学習はすでに「ゴール」したからです。

以前そのことを算数に例えたツイートを行いました。

それだけに、この挫折を防ぐ方法としては、ビジュアルプログラミングでのゲーム作りは「はじめの一歩」であり、その後で本当のプログラミングを学ぶための準備だと前もって理解しておくことです。



②ビジュアルプログラミングからテキストプログラミングへの移行時の挫折

移行時には「ギャップ」でストレスを感じ挫折をしてしまいます。
こちらは先ほどの①における心構えも必要である一方で、さらに大切なことがあります。

それは、
・ビジュアルプログラミングを「はじめの一歩」としてタップリではなく「ザックリ」学んで、なるべくスムーズにテキストプログラミングへ進む
という方法です。

子どもプログラミング教室エドグラでは、スクラッチを、あくまで「はじめの一歩」として少なすぎず・かといってさせすぎずの程よい内容を4段階のレベルに分けたレッスンを用意しており、クリアした人からどんどん次のステップであるテキストプログラミングへ進めるようなカリキュラムとなっています。


また、挑戦心がありがんばれる子どもであれば、はじめからテキストプログラミングを学ぶという方法もあります。

結局のところ、本当のプログラミングを学ぶのはなるべく間をあけない方が心理的ハードルや吸収力などメリットが多くなる可能性が高いです。




③④部活動・受験・進学時の挫折

③と④は挫折の原因と防ぎ方が似ているのでまとめました。

これらはどれも、プログラミング以外のことで時間やエネルギーが要り、忙しくてプログラミング学習ができなくなるという状況です。

まずはその状況で学習をあきらめかけている子どもと確認してほしいのは、
「本当に忙しくて無理なのか?」
ということです。

一緒に毎日の時間割を見直してみましょう。
継続的に学び続けるための時間が見つかるかもしれません。

学習に負荷を感じるなら、確実に成長につながる学習です。一方で、負荷を感じるものに対して人間の脳はやめる理由をいくらでも作り出します。

これから先も「忙しくて」何かをやめる理由はいくらでも出てきます。
プログラミング学習は、短期的にはしんどいけれど、長期的に自分のためになる学習であることを理解して取り組み続けることができれば伸びます。そうすれば90%には入りません。


ここでの挫折を防ぐためには、お子さんとの忍耐を持ったコミュニケーションが必要です。


4.さいごに

とはいえ、子どもがプログラミング学習を挫折しないよう防ぐ確実な方法はありません。

やってみたけど、どうしてもプログラミングを好きになれない子ども、本当に時間が取れないくらい別のことで頑張っている子どももいます。

ただし、プログラミング学習をする子どもに間違った学ばせ方をしたり、壁にぶつかったときのサポートが不適切であるなどは避けるにこしたことはありません。

子どもプログラミング教室エドグラでは、子ども達が長期的により良い学びを得られる学習の提供を常に意識しています。
まずはホームページより無料の体験会にお申込みいただき、エドグラで是非一緒に学びましょう!


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