使えば使うほど、買えば買うほど地球が本当によくなるものってないのか、と毎日悩み続ける日々の中で、今日は豊かさに溢れていた。
お金や資本主義経済が地球を悪化させ、私たちのウェルビーイングを損ないつづけていることについてずっとずっと考えていて
頭がおかしくなりそうな今日この頃です。
ポール・ホーケンが書いた「気候危機を今の世代で終わらせるリジェネレーション」には
再生の12の原則というものが書いてある。
その行動は、より多くの生命を生み出すのか、それとも減らすのか?
Does the action create more life or reduce it?
未来を癒すのか、それとも未来を奪うのか?
Does it heal the future or steal the future?人間のウェルビーイングを高めるのか、それとも損なうものなのか?
Does it enhance human well-being or diminish it?病気を防ぐのか、病気から利益を得るのか?
Does it prevent disease or profit from it?生計手段を生み出すのか、それともなくすのか?
Does it create livelihoods or eliminate them?土地を回復させるのか、劣化させるのか?
Does it restore land or degrade it?地球温暖化を進行させるのか、それとも減速させるのか?
Does it increase global warming or decrease it?人間のニーズを満たすものなのか、それとも人間の欲求を満たすものなのか?
Does it serve human needs or manufacture human wants?貧困を減らすのか、拡大させるのか?
Does it reduce poverty or expand it?基本的人権を擁護するのか、それとも否定するのか?
Does it promote fundamental human rights or deny them?労働者に尊厳を与えるものなのか、それとも労働者を貶(おとし)めるものなのか?
Does it provide workers with dignity or demean them?つまり、その行動は、搾取的なのか、それとも再生的なのか?
in short, is the activity extractive or regenerative?
この中で、一番最後の問い。それはつまり再生的なのか?については
真剣に問うと、頭がおかしくなるくらい
この世界は、自然やグローバルサウスからの搾取に溢れている。
あれもこれもどれも。
人類という種が生きるためをはるかに超えて
マネーゲームのために
過剰に消費されているといっても過言ではない。
先日久しぶりにアマゾンの先住民の映画をみていて
子どもを育てている女性が
「子どもが成長したら、わたしは満たされる」
と言っていて、ひとつの生命として
それは真理だと思った。
生命はただ生命を繫ぐようにできているから。
さて、そんな今日は保育者のためのエコカレッジぐうたら村にて
リジェネレーションの読書会5回目。
保育者のための、、、だが、保育に関わるすべての人のと言ってもよくて
地域の母メイン+たまに子ども+たまに父の集まり。
ぐうたら村で行われている、持続可能な社会デザインと管理人である小西さん夫妻のていねいな生命との関わり。そして
どうしたら本当に深い学びが起こるかという、日本の保育会を代表する方々の知恵の集積によってできている
とても居心地の良い場所の力を借りて
会を増すごとにみんなの発言がほんとうに深まっていく。
そして何より楽しい!
前回から、お米と野菜何か1種類を持ち寄って
アウトドアキッチンで料理をするだが、
雨上がりで冷え込んだ今日も、それぞれに火の番、食材の準備、味付けやら何やら
ゆるやかに進んで、時間通りにできあがる。
お汁を作りましょうということだったのに
終わったら、5品もできた。お持ち帰り付き。すごい。
太陽熱温水器の話や、畑で捨てられる余剰野菜の話。
屋上ソーラーに、バイオマス発電はエコか。
電気式のチェーンソーや、草刈機の基盤がダメになってその修理代のほうが本体より安いのは本当にいいのか、悩むとか。
子育ての話などでの盛り上がりも途中入りながら
豊かな時間が流れていく。
山々は初冠雪で白く、火のそばを離れると寒かったが
心は本当に楽しく満ち足りていた。
今日も善き時間!
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