the GazettE DEMONSTRATION EXPERIMENT- BLINDING HOPE 東京公演感想
初めてヴィジュアル系バンドのライブに行った。隣のお姉さんがライブの初めは後方彼女面、みたいな感じで腕組んで立ってたのに、途中、確か裏切る舌だったかな?が始まった時帽子をおもむろに取ってヘッドバンキングを始めたの。めっちゃかっこよかった。
あとライブを見てて、ライブって人が一番堂々と音楽に乗れる場所なんだなっていうのを感じた。わたしは部屋で音楽をイヤホンで聴きながら、人に極力見られないように体を動かしたりすることがあるんだけど。それをみんながやっていて、かつ私もそうだし周りの人も、それをやっても好奇の目で見られないのがすごいいいなぁ。私が普段音楽を聞いて乗っている空間をいろいろと上位互換させて、その上でいろんな意味を付けたのがライブなんだよ。そしてヘッドバンキングとか手扇子とかは(主に)ヴィジュアル系バンドのライブにおける音楽の乗り方としてのコード。そうじゃないとしてもgazetteのステージはそれを感じさせるライブだった。
でも、だからこそ、それに制約を付けないで欲しいなぁとも思った。例えば、ヘドバンしない人をノリ悪いとかって批判するとか、(おもにボーカルが)「首ー!!!」とかって煽ったりして、人がしたい音楽の乗り方を出来なくするようなのは、ライブのあり方として好きじゃないし、手段が目的化してる。
でも、みんなで同じ振りをすることで一体感を感じたいという気持ちもすごいわかるの、だってみんなと同じ動きをするのって気持ち良いじゃん。
そしてそんな中、gazetteのボーカル、RUKIさんはすごかったの!!!!RUKIさんは、決して強制することなく、自分でして欲しいのをさりげなく自分のうごき・しぐさで見せたり、観客に呼びかける時もめちゃくちゃアバウトな呼びかけ(ex.「手ぇ上げろー!!!」)をしてたの。いや、でももっと強制的なこと言ってたかも。でもほんとに、たとえgazetteが提示するライブのあり方が私の感じたライブのあり方と違ったとしても、私にそれを感じさせるくらいにgazetteのライブはすごかったの。
〜以下、細々としたやつ〜
・ライトがめちゃくちゃアルバムの世界観、というかジャケットの色になっててかっこよかった。
・4Fのバルコニー席だったからアリーナがよく見えたんだけど、バンドに手を伸ばす観客がすごい宗教っぽくて、仮面ライダーリバイスのデッドマンズを思い出した。確かにヴィジュアル系バンドのライブが宗教っぽいっていうのはよく言われることだけど、デッドマンズの場合は”○○っぽい”なら、それをそれにしちゃおうっていう感じがする。うまく文章で言えないけど、それっぽいならもうそれにしちゃおうよ感というか。
・CLEVER MONKEYとかABHOR GODとかの盛り上がる曲の時は曲が続いてるのに、THE PALEとかDRIPPING INSANITYとかの美メロ曲になると急に曲の間が空き始めるのはなんでなの?
・「付いてこいよトウキョウ!!!」とか「付いてこれてるか?」とか、”付いて着てる”ってどういうこと??????わからん??????
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?