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2024年10月おから味噌ダイアリー

こんにちは、野菜と豆腐の料理家/江戸野陽子です。

10月に作成したおから味噌を解禁しました。味噌汁にしたところ、まろやかで甘みのあって、あーおいしい! みなさんのお味噌はいかがでしょうか。 

その一方で涼しいところで保管していたものはまだ色づきが淡く、もう少し長く熟成した方がよいと思われます。こればかりは個人差があるので、匂いや味を確認しながら食べごろを見極めてください。

それぞれの時期ごとの味噌を以下に掲載しますので、ぜひ参考にしてください。

そして12月から各地でおから味噌講座を開催します。日程と場所が決まり次第こちらで告知していきますのでよろしくお願いします。


作った時期が違うと味噌の熟成スピードはどう違うの?

こちらの写真は同じ材料で作ったおから味噌なのですが、仕込み時期が違います。
左から3月、2月、12月。それぞれ色合いの濃淡が少しだけ違うのと、麹の粒の溶け具合が違います。長く熟成させたものほど色が濃く、麹が溶けておからと一体化しています。

2023年12月に作成したおから味噌

◎エディオン倉敷本店で作った味噌(かじはらのおから)

既にいい色と香りになっているので、食べ始めております。いちいち袋から取り出すのは大変なので、空き味噌容器に入るだけ味噌を入れて料理に活用しています。
入りきらないものは袋のまま常温に。

袋に残った味噌も発酵が続くので、放置しておくとこのように空気で袋がパンパンになります。気づいたら空気を抜いてあげましょう。

◎創作カフェ遊で作った味噌(小幡豆腐のおから)

こちらの味噌もいい感じ。このくらいの色合いになっていましたら食べ始めてもOK。まだ色合いが淡い場合は引き続き熟成させてください。

2024年1月・2月に作った味噌

◎ショールームれすぱ/夢工房で作ったおから味噌

1月に水島ガスのショールームれすぱ、2月頭に夢工房にて作ったおから味噌は麹の粒がまだ目立つものの、しっかりと色づいております。涼しいところに置いてゆっくりと熟成させながら、食べ頃を待ちましょう。

◎2月:エディオン倉敷本店で作ったおから味噌

早瀬豆富さんのおからと豆乳で作った味噌がこちら。今回一番手のかかった子でしたが、おかげさまでこの通り。いい感じに熟成しました。
麹の粒もいい具合に溶け込んでいて満足な仕上がりです。

2024年3月に作成したおから味噌

◎エディオン倉敷本店クッキングスタジオの交流会

こちらも粒がまだ残っているもののいい具合に発酵しました。熟成期間が短い分、色味がまだ淡くて粒が残っているのでもう少し置いておくといい感じになると思います。

◎古民家カフェ陶(小幡豆腐のおから)

こちらもいい感じに熟成が進みました。ここまでしっかりと熟成すればカビとは無縁…と思っていたのですが今月の頭くらいに白いカビを発生させてしまいました。(写真の味噌は除去済み)
10月にしては暖かかったので、想定外のカビが広がってしまったのかもしれません。みなさんも気を付けてください。

以上、今月のおから味噌ダイアリーでした。12月の味噌講座の日程が出ているので興味がある方はぜひチェック!

おから味噌講座を開いてほしい方がいらっしゃいましたらご相談くださいませ! 都合と条件を合わせて出張講座に伺います。

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江戸野陽子/野菜と豆腐の料理家
野菜と豆腐の料理家 豆腐をきっかけに知っていただけたらありがたいかぎりです。