困ったら、助けを求めていい!
日本人は忍耐強いと言われますが、1人でやることを抱えてしまう人も多いと感じています。それで体を壊す場合もあるでしょう。がんを患い余命数か月だったある父親の興味深い実話があります。ある実践をしたことで、がんが消えて回復したのです。それが「助けを求めること」でした。
親しい先生がそのヒントをくれたのですが、先生曰く「お父さんのために、なるべく多くの人が出来る少しずつの困っていることを助けてあげるために、会いに来てください」と。その言葉から、息子さんは多くの友人に助けてを発信しました。みんなが、「自分は友人のお父さんのために、何ができるだろう」と考えました。美容師さんは、ちょっと髪をカットしてあげるために病院へ行きました。花屋さんは、お花を飾りました。別の友人は、爪を切ってあげたり、本を持って行ってあげたり、お茶をいれたり・・ベッドには入れ替わりで多くの友人が訪れました。そして不思議なことに、お父さんはだんだん回復していったのです。毎日「早く元気に良くなってくださいね」や「来てくれてありがとう」の言葉いっぱい。温かい心の交流の毎日です。
だれの心が元気に温かくなったと思いますか?がんだったお父さんの心、お見舞いに行って出来る小さなことをした友人達、そしてみんなに助けを求めた息子さん、み~~んなです。だから、助けてっていう事は申し訳ないと思わずに、声に出したほうがいいんです。人と人との嬉しい「つながり」が生まれます。そして、お世話になった人は「次は自分がその人のために何かしたい」と思うでしょう。助けを求められた時、10は無理でも今は3だけやろうもありだし、出来なくても「困った時に、自分を思ってくれてありがとう。お大事に」と声をかけて、それもOK。だから、出来る小さいことだったのでしょうね。
さてかく言う私は、仕事の会計さんと煮詰まってしまい、人生の先輩仲間に「助けて」と言って、教えてもらいました。ありがたいです。そんなことの経験1つ1つが、いい人間関係を育んでいきます。あなたはいかがですか?声を聞いてくれそうな人を3人あげるとしたら、誰ですか?今日もファイト