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コミュニティ放送 開局への散歩道☆彡⑰
コミュニティ放送 開局への散歩道☆彡
017〔識別信号〕
識別信号は、一般には、コールサイン(C/S)と呼ばれています。
コミュニティ放送局にも、放送する設備により識別信号があります。
識別信号の割当(付与)には、基準があり、なかなか希望の識別信号は、指定されないと考えてください。
そのためなのか、ステーション・ネーム(愛称)を付帯することがあります。
周波数にちなんだもの、地域の環境を表現したもの、放送局の目的や目標を表現したもの、いろいろです。
中には、地域の方が応募したステーション・マーク(キャラクター等)を募集して、採用しているところもあります。
話を戻しましょう。
識別信号は、総務大臣から免許を受けている放送する無線局の証です。
放送局の無線従事者としては、放送局の放送開始や放送の終了等、電波法令で決められた方法で、識別信号を放送しなければなりません。(法令規定放送)
放送管理部門(技術部門)では、放送の番組編成(放送番組の枠)において、法令規定放送を電波法令等に従って放送されるように番組を組み込まなければなりません。
また、放送利用部門(放送部門)では、法令規定放送が、放送時間中に指定された時刻に流れたかの確認、流れなかった場合は、その対応を行います。
〔識別信号の指定基準〕
識別信号は、呼出符号(標識符号を含む。)、呼出名称その他の総務省令で定める識別信号です。(電波法第8条第1項第3号)
コミュニティ放送を行う協会外基幹放送事業者等
・ 超短波放送(補完放送を行うものを含む)
(呼出符号)
符号列 JOZZ
構 成 JOZZ※AA ~ JOZZ※ZZの次に「FM」の文字を付したもの
※は、地方局別数字
北 海 道 1
東 北 2
関 東 3
信 越 4
北 陸 5
東 海 6
近 畿 7
中 国 8
四 国 9
九州・沖縄 0
(例) JOZZ3NA-FM
(呼出名称)
「申請者の名称」 または 「略称」
「設置場所の地名」(必要がある場合と認める場合に限る)
の次に
「エフエム」 または 「エフエムほうそう」
の文字を付したもの
ただし、申請者の名称に「エフエム」が使用されているときは、
「エフエム」 または 「えふえむほうそう」の文字を
省略することできる。
・ 超短波音声多重放送
(呼出符号)
設備を共用する超短波放送を行う地上基幹放送局の呼出符号から
「FM」の文字を除いたものの次に「FAM」の文字の間に
「ハイフン」を付す
(例) JOZZ3NA-FAM
(呼出名称)
「申請者の名称」 または 「略称」
「設置場所の地名」(必要がある場合と認める場合に限る)
の次に
「エフエムおんせいたじゅうほうそう」
の文字を付したもの
ただし、申請者の名称に「エフエム」が使用されているときは、
「エフエム」 または 「えふえむほうそう」の文字を
省略することできる。
・ 超短波文字多重放送
(呼出符号)
設備を共用する超短波放送を行う地上基幹放送局の呼出符号から
「FM」の文字を除いたものの次に「FCM」の文字の間に
「ハイフン」を付す
(例) JOZZ3NA-FCM
(呼出名称)
「申請者の名称」 または 「略称」
「設置場所の地名」(必要がある場合と認める場合に限る)
の次に
「エフエムもじたじゅうほうそう」
の文字を付したもの
ただし、申請者の名称に「エフエム」が使用されているときは、
「エフエム」 または 「えふえむほうそう」の文字を
省略することできる。
コミュニティ放送を行う地上基幹放送局の設備を共用して超短波多重放送を行う協会外基幹放送事業者等(コミュニティ放送を行う協会外基幹放送事業者等を除く)については、省略。
電波法関係審査基準 識別信号の指定基準より