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【レース回顧と重大な近況報告】バークエム3走目~2023年1月8日3歳未勝利戦~

はじめに

みなさま、こんにちは。南ヴィグラスと申します。
年末年始にあげた出資馬3頭の回顧録を多くの方にご覧いただき、恥ずかしいやら嬉しいやら…。


さて、今回は出資馬の1頭【バークエム号】が3走目となる3歳未勝利戦に出走しましたので、その回顧と近況について記載したいと思います!
よければご覧になってください。

※本記事で記載している近況コメント等は、YGGオーナーズクラブ様より許可をいただいたうえで、クラブホームページ記載の近況報告より転載・転記しております。


レース回顧

~基本情報~

日付:2023年1月8日(日)
開催:第1回中山競馬場3日目
レース:第2レース3歳未勝利戦・牝馬限定戦
条件:ダート1800m
天候:晴れ
馬場:良
頭数:16頭
枠番:5枠9番

~出走前~

2023年1月8日(日)。
まだ正月ムードも冷めやらぬ週末に、バークエム号の出走レースである中山第2Rダート1800m牝馬限定戦がおこなわれました。

前走ダート1200m戦ではいかにも忙しすぎたという内容で、距離延長となった今回。新馬戦後に、当時の鞍上であった丹内騎手から「1800mのほうがいいかも」というコメントもあり、どのくらい走れるのかという期待感はありました。

ただ、最後の直線で伸びないということもあり、まだまだ勝ち切るまでのイメージはしづらいのが本音。今回で適性を見つけだし、今後の指標となるレースになればいいなというのが現実的な落としどころでしょうか。

今回の鞍上には、昨年のチャンピオンズCでGⅠジョッキーの仲間入りを果たした石川裕紀人騎手を迎え、枠番も5枠9番とそこまで悪くないゲートを確保。
今までの実績から人気はしないかな…と思ったのですが、出走馬の戦績も似たり寄ったりといったところで、なんだかんだ8番人気(24.1倍)くらいで落ち着きました(複勝もうちょっとついてくんねーかなとか言ってた記憶)

パドックでの歩様や様子から、そこまで良いという印象は抱きませんでしたが、前回より悪くなっているという感じでもない平行線といったところ。
本馬場入場時の走りっぷりは悪くなく、現時点での力は出せそうかなといったところでしょうか。

~レース~

ゲートをすんなり出て、3頭ほど前に行かせて好位をキープ。内には1番人気のニシノパプルブリリという展開。さすがに1200mのときのように苦しい追走という感じはなく、いい具合にレ―スを進めて向こう正面へ。
第3コーナー前くらいからニシノパプルブリリが外から進出を開始、これについていけず、騎手の腕もかなり動き始める。
それでも第4コーナー回ったところではまだ掲示板はあるかなという手ごたえだったのですが、残り250mあたりから一気に失速。
馬群に飲み込まれ、14着という結果になりました…。


~レース後回顧~

田島調教師からは「3、4コーナーで上がって行って、少なくとも掲示板はあるだろうという展開から最後は距離なのか完全に止まってしまいました。」というコメント。レース後にかなり息苦しそうだったとのことで、「重度ではないと思いますが、軽度というか多少喉の影響もあるような感じはします。」とも。
真面目な馬で、砂被りも気にしないので促せば進んでいくということで、ダート適正はありそうですが、現状は1800mが長いという印象のようです。
少し周りを気にする面もあるようで、次走はブリンカー等をつけてみるのもいいかもということでした。

個人的には、距離もそうですが、3戦すべて中山の坂で急失速している印象があり、あまりパワーのいるコースとの相性はよくないように見えます。
センスがあるレース運びはしていますし、坂がないローカル開催や、あるいは南関の交流で勝ち上がりを期待したいところ。

ひとまず放牧に出して、立て直しを図ったうえで次走を決めていくことになりました。


近況:手術へ…

本記事を書いている最中、1月12日(木)の近況更新にて。

田島師「今日内視鏡検査を行いました。喉頭片麻痺である事は間違いなさそうで、披裂軟骨があまり動いていないので、手術を検討しても良いんじゃないかという状態でした。グレードとしてはIIIくらいじゃないかとの獣医の診断でした。」

ということで、なんと手術を要するレベルの状況だということが判明しました…。
上述したように、あれだけ失速するのはパワー不足ではないかという推測でしたが、これだけ喉鳴りの症状がひどかったとなると話も変わってきます。

手術後の休養期間、復帰までにかかる期間は順調にいけば4カ月ほどということで、今からいけば5月中に復帰できるのではないかという見立て。
残されたタイムリミットや、不完全燃焼なレース内容も踏まえ、手術をして状態が上向く可能性が高いという判断のもと、喉頭形成術を行う事となりました。

デビュー前に喉鳴りが見られた時点で、手術に及ぶこともあるかなと思ってはいたのですが、思っていた以上に早かったですね…。
とはいえ、近況報告にもあるように、今までの失速が喉鳴りによる息苦しさからきていたのであれば、これが改善することで内容が改善される可能性は十分にあります。
中央の未勝利戦タイムリミットもありますが、ダートに適性がありそうであれば地方を経由する考えもありますし、決まった以上は腰を据えてじっくり回復に努めていただきたいなぁと思います!


最後に

今回、手術ということになり、驚かなかったかと言えば嘘になります。
ですが、下級クラスの馬は喉鳴りの手術をしないことも多いと聞きますし、このタイミングで手術に踏み切ってくれた判断に感謝したいというのが素直な感想です。
まだこの馬の可能性をクラブと調教師が信じてくれているということと思い、まずは手術が無事成功することを祈っております。

きっと最後の直線で苦しいだろうに、最後まで懸命に走ってくれるバークエム号。4か月後、目一杯息を吸い込んで直線を駆け抜ける貴女の姿を、一日千秋の思いで待ち続けます!