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4歳児が0歳の妹を傷つけた濡れ衣を着せられた話

こんにちは。
猫川原えだまめです。

皆さんは自白強要と聞いて何を思い浮かべますか?
恐らく多くの人は冤罪事件の警察での尋問などでは無いでしょうか。
今回は私が4歳の時に、両親から自白を強要させられた時のことをお話します。

前回の記事で、母が再婚し継父をパパと呼ぶようになりました。
以下のリンクから読んでいただけます。。


今回は前回の続きで、4歳の時の話です。
よろしくお願いします。

妹が生まれ姉になる

母は再婚して早々、妹を身ごもってることを明かしました。恐らく『出来ちゃった再婚』だったのでしょう。

妹が出来ると聞いて私は大はしゃぎでした。
NHKのグーチョコランタンに出てくるアネムのキャラソン「お姉ちゃんになりたい」を毎日歌っていたくらいです。

その夏、めでたく妹が産まれ、私は「お姉ちゃん」になりました。
自分で言うのもなんですが、私はとても良い子でした。妹に対しても姉として世話を焼き大切にしていたと思います。

ただ、今現在は、妹とは別の件でほぼ絶縁状態になっています。しかし、それはまた別の記事で……。

とにかく私は産まれたばかりの妹を歓迎していました。私を「お姉ちゃん」という、より上位の存在にしてくれる産まれたばかりの妹。病院で対面し、抱っこをさせてもらった日を今でも薄ら記憶しています。その時は、純粋に妹のことが好きでした。

妹と留守番

母が退院し、家に帰ってきてすぐの話です。
私は母と継父に妹と2人お留守番をするように言われました。
今思い返すと0歳と4歳を2人で家に残すのは、おかしいのですが、私は多少利発だったので、信頼されていて、そういった事がしばしばありました。

そんなに長い時間ではなく、妹も特に泣いたりすることは無かったです。私は絵本を呼んだりして難なく留守番をこなしました。

しかし帰ってきた母は金切り声をあげました。
なんと妹の頬に引っかいたような細い切り傷ができていたのです。母と継父は私にこう言いました。

「お前がやったんだろ」

私は否定しました。しかし状況が悪かった。新生児の妹は自力で動くことが出来ず、意図的に傷を付けられるとしたら私しかいません。両親は私がやったと考え、責め立てました。

自白の強要

「やってないよ!」

私は一生懸命否定しました。しかし、罪を認めない私に両親は激昂し、こう言って自白を強要しました。

「お前以外にやる人はいない、やったと言いなさい」

嘘はダメだと私は教わっています。やっていないのに認めたら嘘になります。教育と矛盾した指示に私は抵抗を続けました。
しかし長い長い折檻のの最後には、「これで終わるなら」と泣きながら罪を認めてしまいました。

「私がやりました」

今でも、何故妹の頬に切り傷がついたのかわかりません。また、怒声と暴力があったはずですが、その事はほとんど覚えていません。覚えているのは、それが人生で初めてついた嘘で、誰も信じてくれなかった末の、とても不本意な物だったことだけです。


以上、4歳の時に両親に自白を強要され、初めて嘘をついた時の話を紹介しました。
この件とその後の妹との関係性には、直接的な繋がりはありません。私が関係ないと思っているだけで、実際は潜在意識レベルで悪影響があった可能性はありますけどね。

そもそも、両親が子供を置いてくのがおかしいのです。でも、あの状況で私を信じてくれなかったのは、しょうがないかなと思います。
でも、この出来事は私の心に深く染み付いていて、20年以上経った今も、精神的に不安定である一因であるのではないかと考えています。
あの時、信じて貰えなくて辛かったからこそ、私はどんなことを言ってる人でも一旦は信じてあげるようにして生きています。そのせいで仲良くなった友達が虚言癖だったり、友達になれたと思ったらWebビジネスの勧誘だったり、色々ありますが、人を自分のように傷つけるよりはマシかなと思ってます。

ひとつ、嫌な記憶が消化されました。
また来週更新しますので良かったら読んでください。

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