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「なぜ今縦型ショート動画なのか?」を改めて考える

こんにちは、EDIVAのSwiftです。
本日は「なぜ今縦型ショート動画なのか?」というテーマで記していこうと思います。
スマートフォンが日常生活に欠かせない存在となった今、企業や個人がマーケティングで無視できないのが「縦型ショート動画」です。TikTokを筆頭に、InstagramのリールやYouTubeショートなどのあらゆるプラットフォームがショート動画に注力しています。このトレンドには、一体どのような背景や理由があるのでしょうか?

今回は「なぜ今、縦型ショート動画が注目されているのか」を掘り下げ、ビジネスに活かすためのヒントをお伝えします。


動画広告市場の現況と未来

まずはこちらのグラフをご覧ください。

こちらはサイバーエージェントによる動画広告市場の推移や予測をグラフ化したものです。2023年の動画広告市場規模は、昨年対比112%となる6,253億円と順調な成長を遂げていることがわかります。スマートフォン向け動画広告需要は昨年対比109.7%の5,048億円となっており、成長率の面ではやや鈍化の傾向を感じさせますが、なんとすでに動画広告需要全体の81%を占めているのです。

縦型動画広告市場の現況と未来

つづいてはこちらのグラフをご覧ください。

こちらも同じくサイバーエージェントによる調査結果となります。2023年の縦型動画広告の市場規模は昨年対比156.3%の526億円に達しており、急激に成長していることがうかがえます。
スマホ動画広告市場が動画広告需要全体の81%を占めるという巨大な下支えがある中、縦型動画がいかに注目されているのか、これだけでもわかりますよね。

縦型ショート動画が主流となりつつある背景

1. スマートフォンの普及と利用習慣
大部分の人がスマートフォンを使っている現代、それに伴ってスマホ向けの動画広告市場も隆盛を極めていることは前述した通りです。デバイスを回転させる手間がない縦型動画は、視聴者の視聴体験にスムーズに入りこむことができるため離脱率が低くなったり、また従来の横型動画よりもエンゲージメントが高くなったりする傾向があるとも言われています。

2. SNSプラットフォームの進化
TikTokを皮切りに、各種SNSプラットフォームがショート動画を重視しています。アルゴリズムがショート動画を優先的に表示する設計となっている場合もあり、コンテンツの拡散力が非常に高いのが特徴です。たとえば、YouTubeショートやInstagramのリールは投稿者のフォロワー以外にもリーチしやすく、新規顧客の獲得に最適な場となっています。

3. 集中持続時間の短縮
人々の集中力の持続時間は年々短くなっていると言われています。2015年のマイクロソフトの発表によると、現代人の平均的な集中力の持続時間はなんと「8秒」だそうです。8秒ですよ?これは金魚の「9秒」より短いという結果なんだそうな……そんな現代人にたいして、効率的にアプローチするするためには、短い時間でメッセージを効果的に伝えられるショート動画が理想的だというのも頷けます。15~60秒の間で完結する縦型ショート動画は、現代にもっともマッチしたフォーマットだと言えるのかもしれません。

ビジネスで縦型ショート動画を活用するメリット

1. 高い視認性とエンゲージメント
縦型動画は、スマートフォン画面の大部分を占有するため、視聴者の注意を引きやすいのが特徴です。また、コメントや「いいね」などが手軽に行えるため、エンゲージメント率が向上しやすいといった特徴があります。

2. 制作コストが低い
ショート動画は尺が短いため、長編動画に比べて撮影や編集にかかる時間やコストが抑えられます。そのため、中小企業や個人事業主でも取り組みやすいフォーマットとなります。プロの動画制作会社に依頼したとしても、長尺動画よりははるかに底コストで済みます。ちなみに当社であれば「台本制作、撮影、編集」まですべて込みで1分以内のショート動画1本あたり20,000円(税別)でお受けしております。業界最安水準ですのでご参考までに。

3. 拡散力が抜群
縦型ショート動画は「シェアされやすい」ことも特徴のひとつです。特に、トレンドに合ったクリエイティブな動画は多くの人に共有され、バイラル効果(口コミなどで徐々に認知が広がっていくこと)を生むことも珍しくありません。ハッシュタグチャレンジや流行の音源の活用などによって、さらに多くの人に共鳴を促し、リーチすることができます。

縦型ショート動画の活用事例5選

縦型ショート動画ならではの臨場感や親しみやすさを活かしたオススメの事例をご紹介いたします。

1. 採用募集

  • 職場の雰囲気を伝える。
    「1日の仕事風景を1分で紹介」「オフィスツアーを縦型動画で」など、企業文化や日常の雰囲気を伝える動画を配信することで、求職者に親近感を持ってもらえます。

  • 社員インタビュー
    「実際に働いている社員の声」や「入社1年目社員の成長ストーリー」などを短くまとめて配信すると、応募者が具体的なイメージを持ちやすくなります

2. 物件紹介

  • 内見動画
    外観から間取りなどの物件の特長や魅力を短くまとめた動画を作成することで、実際に物件を見学しているような臨場感をあたえ、興味を持った人に内見予約を促す導線を作れます

  • 地域情報を加える
    物件紹介の際に「周辺のカフェやスーパー」「駅からの道順」なども映像で補足することで、よりリアルなイメージを伝えられます。

3. 専門的な知識のシェアや解説

  • 業界知識のシェア
    「3秒でわかる最新マーケティングトレンド」や「初心者向け動画制作のコツ」など、専門知識を分かりやすく短くまとめた動画を配信することで、フォロワーを増やし、信頼を得られます。

  • How-to動画
    「○○の使い方」「トラブルの解決方法」など、ユーザーの疑問や悩みを解決する動画を提供することで、エキスパートとしての地位を確立できます。

4.商品紹介

  • 商品の特徴を伝える
    商品が「どんな課題を解決するのか」「どんなメリットがあるのか」を短い時間で明確に伝えることで理解度が深まります。

  • 使用シーンを具体的に見せる
    商品の活用イメージを持たせることは、購入の動機付けに繋がります。日常の中で商品が「どう便利で」購入者の生活を「どう変えるのか」を簡潔に伝えましょう。

5.店舗紹介

  • 店内の雰囲気を伝える
    来店のハードルを下げるため、店内の様子やサービスの流れを分かりやすく伝えます。

  • スタッフ紹介を行う
    スタッフの顔や人柄を紹介することで、親近感や信頼感を持ってもらえます。

最後に

「縦型ショート動画」は、スマートフォン中心の現代において最も視聴者にリーチしやすいフォーマットです。SNSプラットフォームのトレンドやユーザーの利用習慣を踏まえれば、活用するメリットは十分にあると思います。短い時間で最大の効果を得るために、ぜひ事業のマーケティング戦略に縦型ショート動画を取り入れてみてはいかがでしょうか?

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。ではまた次回に。

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