【腐】はじめてのBL4選
腐女子エントリを書きたくてムラムラしてきたので書かせていただきます。そのうちファッションエントリとかも書きたいけど。
さて、世の中には今までBLを読んだことがない人も多いかと思いますが(むしろそっちのが大多数?)、最近はBL作品でも映像化、アニメ化など幅広く世に広まる作品も多数あるので、これを機にぜひデビューしてみてほしいものです。
ということで、個人的に初心者にオススメのBLコミックを勝手に4冊セレクトしました(笑)。
1冊目「同級生」中村明日美子・著
BL界の異端児、中村明日美子先生の代表作です。
BLはあまり読まないけど、このマンガは好き!という人がいるくらい人気作です。今春にはCVのじけんさん&神谷さんで劇場アニメ化される予定で、現在進行形で話題作でもあります。
男子校の同級生である草壁光と佐条利人。高校の合唱コンクールの練習をきっかけに縮まる二人の距離。高校2年生、同じクラス、青春、淡い恋心、すれ違い……。とにかく王道。
中村明日美子さんのガラスのように繊細な絵柄から、とにかく切なく甘酸っぱい空気感が醸し出されます。胸キュン必至です。
単純に恋愛もののコミックを好んで読む人なら、BLだからという偏見もなく切ない恋物語として読めるはず。
2冊目「宇田川町で待っててよ。」秀吉子・著
つい先日、黒羽麻璃央さんと横田龍儀さんで実写化されていたので、知っている人は知っているかも知れません。
元カノにおふざけで着せられた女性の服をきっかけに、女の子の格好をするのが趣味になってしまった八代と、暗くて無口でクラスでも音楽ばかり聴いている百瀬。クラスメイトの八代の女装姿を街中で偶然見かけて、それから八代のことが気になりだしてしまう百瀬の、童貞っぽい恋の始まり方がすごくいい。
ただの女装BLものではなく、「ありのままの自分を受け入れる」という命題についてもしっかり描かれているのがいい。
スクールカースト的には、八代は目立つグループで人気者、百瀬はただの暗い奴で孤立気味。でも、そんなの関係ないくらい、童貞百瀬が男らしくて、そういうところにどんどん八代が惹かれていっちゃうのがかわいいんですよ……。
秀吉子さんの作品は、行間から匂い立つジリジリ感、登場人物の表情の変化による心境の揺らぎ、そういうものからマンガの中の温度感がすごく伝わってくる作品が多いなぁと思います。結構泣けるBLだと思うので、BLデビューにオススメ。
3冊目「鮫島くんと笹原くん」腰乃・著
個人的に、BL界では人気作家さんの中の一人だと思う腰乃さん。
腰乃さんの作品はカジュアルな絵柄にもかかわらず、人物の内面描写が濃厚で、思わずキャラクターに感情移入して読んでしまいます。
同じコンビニでバイトしている鮫島くん(男)に告白された笹原くん(男)。無口で何を考えているかわからない鮫島くんから好きだと言われて困惑する笹原くんですが、二人はもともと仲の良い友だち同士。「友だちでいられなくなるのは嫌だ!」ということで、男同士のお付き合いについて真剣に考え始めます。
「恋人」と「友だち」の間で揺れる男同士の複雑な関係性を、腰乃さん独特のテンポでギャグも交えてまとめてあるので、結構サラっと読めるんですが、同時に「付き合うとは?」ということについていろいろ考えさせられます。
エロ描写もあるといえばあるのですが、個人的観点からは比較的抵抗なく読める部類なのでは、と思っています。エロBL初心者にもぜひチャレンジしてみて欲しい一冊。
4冊目「ミスターコンビニエンス」阿仁谷ユイジ・著
実は私が一番好きなBL作家さんである、阿仁谷ユイジさん。
この方は、とにかくエロ描写が秀逸な作家さん。肉感的な肉体描写、どエロい表情、アングルの巧さ……とにかくあらゆる点でエロシーンがずば抜けてうまいです。エロいBLに抵抗がない方には、ぜひオススメしたい!
田舎のコンビニ店長・北村と、そのコンビニでバイトする南原。ゲイである南原に告白されて戸惑う北村は彼女持ち。今までゲイなんて範疇外と思って生きてきたけど、南原の攻めの姿勢に押されてどんどんドツボにハマっていきます。
「ゲイだから」今までいろんなことを諦めてきた南原に、「俺はゲイじゃない」と思いながらどんどん惹かれていく北村の描写が、絶妙にじれったい。南原の献身的な愛情が、とにかく可愛い。しかも博多弁なのも超可愛い。ラスト結ばれる際の南原の幸せそうな笑顔の可愛さだけでも、ぜひ読んで確認して欲しい一冊。
ここまで書いて気付いたけど、4冊中2冊がコンビニ舞台もの、2冊が同級生ものですね……。私の嗜好がバレバレです。
個人的萌えをさらけ出そうというのが2016年のテーマなので、これからもどんどん嗜好をさらけ出して行こうと思います。
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