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シネマニア倶楽部

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映画館で見た作品を中心に紹介や感想を書いています。単なる映画好きなので、間違いや解釈の偏りはご容赦くださいませ。一人でも多くの人が、映画を愉しみ、映画館に足を運ぶきっかけ作りにな…
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#映画は人生が詰まっている

007 ダニエル・クレイグ有終の美

15年間もの長い間、5度のボンド役を担ってきたD・クレイグの最後の007作品。 2021年10月に鑑賞。そして、昨日その前作、「007 スペクター」鑑賞。 観るに際して、年齢から来るアクションのキレの無さや外見の衰えにガッカリするかもしれない、と少々覚悟して劇場へ向かった。で、どうだったか? 衰えなど無いとは言えないけれど、渋さも十分でカッコよかった! 同シリーズの「スペクター」を改めて見ると、もちろん少し若いダニエルがいて、アクションも(スタントも使っているけれど)見応

1日で一生を終えるーそんな場所に閉じ込められたら?!

『オールド』 子どもほど成長が早く急速に大人に近づき、大人は少しずつ衰えていく。 時間の流れは同じでも、外見の変化は大きい。     どうやってこの地を発見したのか? どうやって発見した人はそこから脱出できたのか? 体は大人になっても、知性や知識は子どものままではないのか? などと突っ込みたくなる点は多い。   それでも、その場に居合わせた家族それぞれの抱える問題や葛藤を描き、単にスリラーになっていない。 9/12@大阪ステーションシネマ

何があっても未来を諦めない。その姿に心動かされ、展開も目が離せない!

『東京リベンジャーズ』   ヤンキー映画に特に興味はない・・・はずが! 行きつけの美容室のスタッフさんに教えてもらった源作漫画からの鑑賞。
以前その人から教えてもらった漫画もアニメ『呪術廻戦』が面白かったから選択眼を信じたら、また当たり!面白かった! 人は良いけど力では勝てない少年、北村匠海演じる花道くんが、好きな人・大事な人の未来を救うために次々と困難を打ち破っていく。その間、辛さも苦しさも味わいながら何があっても諦めず、成長していく姿が描かれる。
    花道くんを応援

期待値の低さが一気に上がる!

チラシの真ん中の男性は明らかに主役、タイトルのシャン・チー。とわかっていても、おじさん顔の20代若者が画面に現れたとき、本当に彼が主役なの?という疑問符が頭に浮かぶ。(シム・リウさん、ごめんなさい(^_^;)) というマイナスイメージが数分で崩れた! 期待値の低さからの素晴らしいスタートダッシュ!! 不思議だ。外見が変わったわけじゃない。素手で相手をいなしてしまうカンフーのしなやかさとスピーディーさが一気に、見え方を変えてしまった。この出だしだけで、作品が成功と言えるくら