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社員インタビューを「成功させる」ポイント

こんにちは!エディマートの堀田です。

前回、社員インタビューの「質問案のつくり方」をテーマにノウハウをお伝えさせていただきました。今回は、「インタビューのコツ」にフォーカスして解説したいと思います。

インタビューは記事の品質を大きく左右する時間。ポイントを押さえながら事前準備を入念に、実りある場を演出できると良いですね。


1.インタビュー前には「どの程度」準備すれば良いのか

「インタビュー前の準備はどれくらいしたら良いですか?」

社内の新人さんからよく聞かれる質問です。準備は入念であるに越したことはないですが、限られた時間で効果的に進めておくことが鉄則。

そのためには自身の準備だけではなく、「インタビュー対象」にも準備してもらえるよう働きかけておくことも重要です。

質問はインタビュー対象者に事前に共有。回答も考えておいてもらう

インタビューの数日前には「質問シート」を対象者に共有しておきましょう。

その際に、「どんなことを話すか、ある程度考えてきてくださいね」と伝えておくと良いですね。また、可能であれば質問に対する回答を文章でもらえると、当日のインタビューがさらに充実した場になると思います。

難なく会話できる程度に、勉強をしておく

当たり前のことですが、インタビュー前に最低限の知識は勉強するようにしてください。ただ、社内のスタッフに話を聞くのであれば、それほど深く学ぶ必要はないとも感じます。

・インタビュー対象者の経歴
・現在はどんな仕事をしているのか
・話題の中心になりそうな実績
・仕事における力点(やりがい、実績、お金)はどこか

この程度を把握しておくと、インタビュー時の会話がスムーズになりそうですね。

注意点ですが、プロのライターとして他社の社員をインタビューする際はこれに当てはまりません。企業の歴史やビジネス領域、インタビュー対象者の深い経歴をしっかりと調べるようにしてください。「深く学ぶ必要がない」のは、あくまで自社の社員をインタビューする際の話です。

2.プロのライターがインタビューで意識するポイントは?

社員インタビューのハウツー記事ではよく、「緊張をほぐして〜」「リラックスした雰囲気を作って〜」など書かれているのをよく見ますが、実際はどうでしょうか?これをクリアするのって、実はプロのライターでもハードルが高いテクニックだと思います。

では、プロのライターは何を意識するのか。
それは話題を適切に「掘り下げる」ことです。新人ライターからもよく「どうしたら、インタビューで上手に話せますか?」と聞かれますが、決まって「“上手に話す”必要はないよ」と答えるようにしています。従って、無理に和気あいあいとした空気を作る必要もありません。

自身は言葉に詰まりながらでも構わないので、インタビュー対象が発した話題に対して「疑問」を見つけ、質問を重ねるように意識してみてください。きっと、「そうですね」「そうかもしれません」「それは違うかも…」というイエス・ノーの回答が減り、具体的なエピソードを引き出せるはずです。

ここまでのポイントをまとめると以下になります。

“上手に話す”必要はない。相手の話に傾聴することが大事
話題に対して疑問を持つ。「なぜそうしたか」「どうだったか」「どう感じたか」を聞く
「そうですね」「そうかもしれません」「それは違うかも…」の回答が続いたら要注意

3.仕事の雰囲気をイメージしてもらえる写真を撮影

社員インタビュー記事でよく見かけるのがこんな写真。


撮影するべきカットではありますが、こんな写真だけが差し込まれた記事はどうでしょうか?実際のとこを、興味深く読みたいとは思えません。
インタビュー当日にできる範囲で、話題に出てきた「お仕事シーン」の写真を撮ってみてはいかがでしょうか?

例えばこんな写真
打ち合わせをしているシーン(他のスタッフに協力してもらって)
営業で外回りをしているシーン
作業しているシーン(全体を写して)
作業している手元のシーン

これらは、事前に特別な準備をしていなくても、普段のお仕事の再現をするだけで撮影できるかと思います。読者に仕事の様子をイメージしてもらうために、写真撮影も工夫してみると良いでしょう。

4.エディマートとして「品質の高い」記事とは?

最後にプロによる編集、インタビュー、撮影を行った記事の例を紹介させていただきます。サンプルとして下記の記事をご覧ください。

文章では具体的なエピソードをふんだんに盛り込み、写真では複数のバリエーションカットから働く姿を想起できる演出をしています。見た目にも美しく、読んでいて飽きさせない記事だと感じませんか?

もしよろしけば、参考にしていただけますと幸いです。


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