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カナダ電子渡航認証eTA申請で偽サイトにひっかかった話

イエローナイフのオーロラ体験がとてもよかった記事を書きましたが、その裏でひとつ悔しい出来事がありました。カナダの電子渡航認証eTA(アメリカのESTAのカナダ版)を自分で申請した際、まんまと「大使館のサイト風」なサイトで手続きをしてしまい、約10倍の金額を取られました。調べると国民生活センターからも要注意の情報が出されているようです。今でも検索すると「スポンサー広告」として上位に表示されているので、自分でeTAを申請する人は注意してください。今回はお話を簡単にまとめます。


eTAとは

eTAとは、カナダへの電子渡航認証(ビザ)のことで、アメリカのESTAみたいなもの。旅行会社で手配してもらうことも可能だが、数千円の手数料がかかるため自分で手配する人も多い。インターネット上で申請でき、費用は1人7カナダドル(2024年9月時点の情報)。きちんと大使館のサイトから申し込めば全く問題ないが、「ETA申請」などのワードで検索すると、いかにもカナダ大使館風なサイトがいくつか上位表示される。間違って「非公式」サイトで登録すると約10倍の費用が請求されることに。私はまんまとひっかかってしまった。

▲いかにも公式サイトのようだが、非公式サイト。釣られないよう注意しましょう

偽公式サイトに要注意

▲上位表示されたURLをクリックすると表示される画面。公式サイトのようだが非公式のもの。URLもcanada-eta.jp とそれっぽいので注意

上記のトップページ画像は「偽」公式サイトのもの。楓マークが表示されているので、一見、公式サイトのよう。私は公式サイトだと思って手続きを進めてしまい、結果として約10倍の費用を取られた。手続きの最終段階で(10倍の)金額は表示されていたが、外貨表記だったこともあり、スルーして決済してしまった。通常は800円くらいのところ、8000円以上。支払いの際に「なんかおかしいな?」と思ったが、つい勢いで申請完了してしまい、後のまつりだった。

調べると、国民生活センターでも注意喚起がされている。やっかいなのは、「eTA申請代行サービス」としてeTA自体はきちんと発行されるので、サービス自体に問題はないということ。(とはいえ、かなりグレー)。よって、返金してもらうことは難しく、多くの人が泣き寝入りになっているようだ。
国民生活センターのサイト情報はこちら

公式サイトであることをしっかり確認しよう

▲カナダ大使館の公式サイトはこちら。URLがwww.canada.caとなっていて、楓マークだけでなく正式な国旗のマークとGovernment of Canadaの文字が表示されている

カナダ政府の申請サイトの画像は上に添付したもの。さすがに大使館のサイトの偽サイトは取り締まり対象なので、この画面にたどりつけば問題ない。URLをきちんと確認して手続きを開始しよう。念のため決済金額が1人「7ドル」であることも確認しましょう。

今回、2名分の申請をしたので、約15000円もの無駄なお金を使ってしまいました。取り戻すことはかなり難しいということだったので、クレームしませんでしたが、とても悔しい思いをしました。海外旅行に失敗はつきものなので、「授業料」と思うことにしていますが、みなさんはぜひ同じ失敗しないようお気を付けください。「カナダ政府の公式サイトかどうか」をしっかり確認しましょう!


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