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4泊5日のエーゲ海クルーズがとてもよかった話(前編)

名前間違いによる出国できるかどうかの顛末記を先に書きましたが、本当の目的だったアテネからの4泊5日のエーゲ海クルーズについてもまとめます。結論から言うと、大満足でした。クルーズは、Celestyal Cruisesという会社の Celestyal Discovery号でミコノス島、サントリーニ島などをめぐるコース。今回は、出発前後から港に帰ってくるまでのお話。前編と後編でお届けします。自己手配の方法についてまとめた記事はこちら


アテネ・ラブリオ港から13時出航。チェックインは12時まで!

出発の2週間前に届いたeチケット。てっきりアテネ市内のピレウス港から出るものと思っていたら、PORT(港)の欄に「Lavrion」て書いてある。「え?ピレウス港ちゃうの??Lavrionってどこ??」と焦る。調べると、アテネ中心部から東に30キロほど離れたところにあった。・・・どうやって行くん???と色々調べるが、どうやらタクシーしか手段はなさそう。路線バスもあるみたいだが、時間が読めないのですぐに除外。乗り遅れたら目も当てられない。

▲出発2週間前に送られてきたeチケット。出発時間は13時、ボーディングは9時から12時とある。そして一番の驚きは出発港が「Lavrion」!

前日の宿をアクロポリス近くにとっていたので、タクシーで行くにしてもどのルートで行くか迷う。流しのタクシーを拾って直接行くか、または空港まで電車で移動して、空港からタクシーで向かうか。後者の方が安く済みそうだが乗り換え分の時間ロスがあるのと、電車の本数が意外に少なかったので(20分に1本くらい)、お金よりも確実性を優先して直接タクシーで乗り込むことにした。
ネットで調べるとタクシーの所要時間はすいていれば1時間くらいとのこと。出航は13時だが、チェックインは9時から12時となっている。本当に12時までに済ませればよいのか不安なのでできるだけ早めに到着しておきたい。念には念を入れて7時20分にタクシーに迎えに来てもらうことにした。渋滞があっても9時頃には港に到着する計算だ。
タクシーはつかまるかどうか分からないので、ネットで調べてwelcomepickupsというサービスを使った。使ったことないけどUberみたいな感じで使えた。迎えに来てほしい場所と行きたい場所、日時を入力すると金額が提示される。€78(€1=165円なら約1万3000円)だったが、とにかく乗り遅れるわけにはいかなかったので、すぐに予約した。すると、「このドライバーが来ますよ」という連絡がすぐに送られてきた。なんとなく安心する。また、LINEのようなwechatというアプリをインストールしておくと、運転手と連絡が取りやすい、とあったので早速インストールしておいた。

当日朝、ラブリオ港へ!

朝6時半ごろ、ドライバーからwechatに「あと20分で到着する」とメッセージが届く。もう準備はできていたので「ホテルの前で待ってます」と返信し、ホテルを出た。ホテルは日中は人通りの激しいアドリアノウ通りにあったが、この時間はほとんど人もおらず静か。「タクシー入ってこれるのか?」と思っていたが、問題なくタクシーが現れた。車種とナンバーも事前に知らされていたのですぐにそれとわかった。実は一般の人の車が来るかと思っていたのだが、来たのはタクシーだった。逆に少し安心した。ここからは普通に荷物を載せてもらい、いよいよ出発!

▲ホテルの前の通り。昼間は車が入ってこれるイメージはない

アテネ市内は早朝だったからかほぼ渋滞もなく、まもなく高速に入る。ただ、前日から山火事が発生していて途中、視界が悪いエリアもあった。移動に問題なかったが、状況によっては通行止めとかもあったかもしれない。
途中でアテネ空港を通過。ほぼ中間地点だ。

▲途中、山火事で一面煙だらけ

予定通り1時間くらいでラブリオ港に到着。小さな港でまわりには何もない。本当にここでOK?と思ったが、ネットで見た受付の建物があったので間違いはなさそう。乗る予定のDiscovery号も停泊していた。気分が高まる!

▲ラブリオ港に到着。奥にはディスカバリー号が!
▲ネットで見たのと同じ受付の建物。こちらは正面で下船した人たちがバスなどを待っていた

チェックインから乗船まで

到着は8時半ごろだったがすでに20人くらいの乗船客がいた。やや風が強い屋外で待機することになったが、夏ということもあり苦痛ではない。屋根はある。チェックインは前情報どおり9時からの様子。ただ、よく分からないので、できるだけカウンター近くの見える場所で待機する。ちなみに、他の乗客はほとんどツアーのバスでここまで来ている様子。個人でここまで来るのは旅慣れていないと不安はあるだろう。
9時になるとチェックイン開始の声が掛かった。私たちは機内持ち込みサイズのみで旅しているので、預ける荷物はナシ。「先に荷物を預けてからチェックインするように」ということだったので、一番乗りでチェックインできた。クルーズ船のチェックインがどういうものか想像つかなかったが、飛行機よりもあっさり終わった。すぐに手荷物検査があり、こちらも飛行機より緩い印象。液体の確認もなかった。手荷物検査を抜けると、バスに乗っていよいよ乗船だ。距離的には数100メートルなので、歩いていこうとしたが、バスの運転手に「乗れ」と言われて徒歩は諦める。バスは一瞬で船の脇に到着した。

▲船の200メートルくらい手前でバスを降りて、そこからは徒歩

乗船から出航まで

乗船すると、「新聞」がもらえる。セレスティアルクルーズは日本語の新聞がきちんと用意されていて、その日の予定がわかりやすく記載されていた。日本語のスタッフもいたが、いわゆる舞台の裏方をされてる方とのことで、「最低限のご案内だけしてます」と。最初と最後だけ案内いただいたが、私たちには十分だった。
9時に乗船したが、キャビン(部屋)に入れるのは11時以降とのこと。レストランが開くのは11時半。ということで、船内見学で時間をつぶして、入室→ランチ→ミコノス島の下船整理券受け取り→避難訓練→ウエルカムミーティング というスケジュールを組んだ。

▲超お役立ちの日本語版の船内新聞。毎日部屋に届けられる

最初の寄港地、ミコノス島には18時に到着して23時に出航する。17時30分くらいには準備しておく必要がある。16時から17時までアフタヌーンティーもあり、なんだかんだで結構忙しい。あっという間にミコノス島に到着した。

▲夜はバーにもなるロビー。船内は広いが迷子になるほどではない
▲レストランのテラス。風がないときはよいが強風時の食事は修行
▲プールは小さめ。乗船開始直後なので誰もいない
▲キャビンは奮発してバルコニー付きを予約。それでも二人で$1838($1=156円だったので約29万円)だったので、窓なしの部屋との差額はそれほど大きくない。空いていたらぜったいにバルコニー付きがオススメ
▲バルコニーはこんな感じ
▲反対側からの景色。広くはないがキャビンとしては十分

後編につづく。



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