単語#22:『SAR衛星』
『SAR(合成開口レーダー、Synthetic Aperture Radar)衛星』は、電磁波(マイクロ波)を地表に向けて照射し、はね返ってきた電磁波を受信・解析することで、地表の状態を映像化します。
一般的な人工衛星と違いカメラで映像を撮影するわけではないので、地表に太陽の光があたっていない夜間や悪天候下でも、24時間観測が可能になります。さらに観測対象の材質(人工物か、自然物か、水か)が識別可能で、常に同じ条件で太陽光の影響を受けずに定点観測を続けることが可能なため、対象物の細かな変化をとらえることができる、とされています。