映像エッジAIプラットフォームで安全なイベントを実現する大規模イベント施設の取り組み
年間を通してさまざまなイベントを開催する大規模イベント施設は、多くの人々に楽しんでもらえる人気のスポットです。しかし、新型コロナウイルスの影響で、来場者の感染症対策や混雑管理が課題となっています。そこで、EDGEMATRIXが提供する映像解析エッジAIプラットフォームを導入し、リアルタイムに来場者数や混雑状況を把握し、柔軟な入場制限や空席案内などの施策を実施することで、安全かつ快適なイベント運営を実現しました。本記事では、大規模イベント施設とEDGEMATRIXの担当者に、映像解析AIの活用方法や効果についてご紹介します。
映像解析AIとは
映像解析AIとは、カメラで撮影した映像をAIで分析し、人数や性別・年齢層などの属性、行動や感情などの特徴を抽出する技術です。EDGEMATRIXが提供する映像解析エッジAIプラットフォームは、クラウドではなく会場内の機材で分析処理を行うため、プライバシー保護やネットワーク負荷の軽減などのメリットがあります。また、さまざまな用途に応じたパッケージやカスタマイズが可能で、工事から分析までワンストップでサービスを提供しています。
大規模イベント施設での活用事例
大規模イベント施設において、映像解析エッジAIプラットフォームは多くののイベントで活用されています。その中でも最大規模だったのが、「横浜赤レンガ倉庫のクリスマスマーケット」です。このイベントでは、以下の3つのパッケージを採用しました。
- ラインクロスカウント：入口で指定したラインをまたいだ人数をカウントする
- 混雑案内パッケージ：会場内の人数や密度を分析し、Webサイトなどで公開する
- 施設防犯パッケージ：夜間に閉鎖する領域への侵入者を検知し、警備員にアラートする
これらのパッケージにより、大規模イベント施設は以下のような効果を得ることができました。
- 来場者数や混雑状況を正確かつリアルタイムに把握し、入場制限やチケット発券制限などの施策を柔軟に調整することができた
- WebサイトやSNSで混雑状況を公開し、来場者に事前に情報提供することができた
- 夜間の施設防犯を強化し、不審者の侵入を防止することができた
今後の展望
大規模イベント施設では、映像解析AIを今後もさまざまなイベントで活用していく予定です。特に飲食イベントでは、空席案内や注文受付などのサービスを提供することで、来場者の満足度を高めることができると考えています。また、来場者の属性や行動などの分析結果をもとに、効果的なマーケティング施策やイベント企画を行うことも可能です。
EDGEMATRIXでは、映像解析AIの技術や機能をさらに進化させ、大規模イベント施設のニーズに応えるサービスを提供していきます。大規模イベント施設で開催されるイベントは、映像解析AIが見守る安全かつ快適なものへと進化していくことでしょう。ぜひ大規模イベント施設へ足を運んで、AIが見守るイベントを体感してください。
このブログの参考にしたTech+の「AIが見守る大人気イベント ── 映像解析で混雑管理や施設防犯を実現」はこちらからご覧になれます。