映像エッジAIで防災を強化するEDGEMATRIXの事例
日本は自然災害が多い国です。地震や火山噴火、台風や大雨など、様々な災害に備える必要があります。しかし、災害は予測が難しく、発生したときには人間の目や手では対応しきれないことも多いです。そこで、映像エッジAIという技術が注目されています。
映像エッジAIとは、カメラで撮影された映像を現場(エッジ)でAIで処理する技術です。クラウドに送ることなく、リアルタイムで映像を分析し、異常や危険を検知したり、情報を提供したりすることができます。映像エッジAIは、防災において様々なメリットをもたらします。
通信ネットワークの負荷や遅延を軽減し、迅速な対応が可能
高精細な映像をそのまま解析し、精度の高い判断が可能
映像は現場にとどまり、プライバシーやセキュリティを保護
EDGEMATRIX株式会社は、映像エッジAIのプラットフォームを提供する会社です。EDGEMATRIXは、エッジAIデバイス「Edge AI Box」と、遠隔管理・制御するプラットフォームサービス「EDGEMATRIX Service」、さまざまなAIアプリを提供する仮想ストア「EDGEMATRIX Store」、カスタマイズされたAIアプリと実装プラットフォームを提供する「EDGEMATRIX Solution」の4つの製品・サービスを展開しています。
EDGEMATRIXは、防災においても多くの事例を持っています。ここでは、その中からいくつかを紹介します。
火災検知:EDGEMATRIXのEdge AI Boxであれば、屋外の監視カメラ映像からAIが煙や火災を検知し通報できます。屋内設置の煙感知器とは異なり、屋外でも利用できるので、森林火災や廃棄物の不法投棄による火災などの防止に役立ちます。
交通量計測:地震の影響で道路に穴があき、通行止めになったりした場合の交通量の復旧状況を人が数えるのではなく、カメラ映像からAIが交通量を計測することができます。これにより、交通管理や渋滞緩和のための効率的な対策が可能になります。
水位監視:台風や大雨などにより、水位が急激に増えた河川やため池の状況をカメラ映像からAIが判断し、スマホなどに警報を通知することができます。センサーによる検知と異なるのは、その現場に人がいかなくても、遠隔からカメラ映像で状況を監視できます。危険な場所に行くことで生じる事故といった人災を防ぐことにつながります。EDGEMATRIXサービスにはYouTube Live!に現場のカメラ映像を自動的に配信する機能もあるため、付近の住民が河川やため池の状態をライブで見ることもできます。
避難者数カウント:災害発生時に避難所に集まる人々の数をカメラ映像からAIがカウントすることができます。これにより、避難所の混雑状況や必要な物資の量などを把握し、適切な支援を行うことができます。
以上のように、EDGEMATRIXは映像エッジAIを防災に活用することで、災害の予防・対応・復旧に貢献できます。映像エッジAIは、災害に強い社会を実現するための有力な技術です。EDGEMATRIXは、映像エッジAIのパイオニアとして、さらに多くの防災ソリューションを提供していきます。
EDGEMATRIXの物語:映像エッジAIで社会と産業を変革する(前編)
EDGEMATRIX株式会社|エッジマトリクス
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