EDGEMATRIXの挑戦と成長の軌跡
EDGEMATRIXは、屋外現場のカメラ映像を正確にAIで識別するための技術を提供しています。しかし、その道のりは決して平坦ではありませんでした。今回は、私たちが事業を軌道に乗せるために取り組んだことや注力したポイントについてお話しします。
挑戦と成長の軌跡
屋外現場のカメラ映像を正しくAIが識別するためには、その現場環境に最適化することが重要です。例えば、昼間は良くても夕方に西日が当たると対象物の映像が見えなくなり、AIが正しく判別できなくなることがあります。カメラの設置場所や画角によってAIの識別精度が大きく左右されるのです。
開発当初は、Edge AI Boxを販売するだけで良いと考えていましたが、私たちが目指す映像エッジAIを実現するためには、現地調査から設置工事までをトータルに提供できる体制が必要になることに気が付きました。そのため、EDGEMATRIX自身が設置工事を行えるよう、建設業免許を取得しました。
また、設置後も現場に行かなくとも遠隔からカメラの画角を調整したり、機器の状況をモニターしたり、ソフトウェアの更新や置換ができる遠隔管理運用サービスを開発し、提供を開始しました。さらに、屋外では盗難の恐れもあるため、仮に装置が盗まれてもハードディスクの内容が読み取れないよう高度に暗号化し、またハッキング等で悪用されないよう万全のセキュリティ対策を施しました。
まとめ
こういった製品の信頼性の高さが評価され、社会インフラの分野で多く採用されるようになり、創業以来、継続的に案件をいただけるようになりました。EDGEMATRIXは、これからもお客様のニーズに応え、さらなる技術革新を目指してまいります。